【劇】 メアリー・スチュアート (エイコーン)
あらすじを神戸演鑑のHPから拝借。
「粗暴な夫ダーンリーを殺害し、血筋を同じくするイングランド女王エリザベスのもとに逃れたスコットランド女王メアリーは、そのエリザベスによって幽閉され、19年の歳月が流れる。そして、この日、メアリーがエリザベス暗殺の陰謀に関係したとして、議会に意思で裁判が行われ、死刑の判決が下される。一方で、エリザベスは死刑執行命令の署名をためらっていた。
エリザベスの腹心でひそかにメアリーに心を寄せるレスター伯爵の計らいで、エリザベスとメアリーの対面が実現する…。」
メアリーを栗原小巻さんが、エリザベスを樫山文枝さんが演じるんです。豪華。小巻さん67歳、樫山さん71歳。すごいなぁ、とてもそうは見せなかった。
上記あらすじだとストーリーは簡単なのだが、ここに君側の奸とでも言うべき輩が跋扈し、さらにはせっかく実現したエリザベスとメアリーの対話で、メアリーは恭順の意を示すどころか、エリザベスを「私生児!」とののしってしまう。
それでも、まだエリザベスは彼女を処刑することに躊躇いを見せるのだが、その彼女の逡巡に気づかない意、「ダメな役人」のおかげで、刑は執行されてしまうのですわ。
前半は、膨大な説明調・翻訳調のセリフが流れて「こりゃダメだ。」 でも、途中からぐいぐい引き込まれるのはやはり二人の女優の演技の凄さだと思う。
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