【劇】 ZIPANG PUNK~五右衛門ロックⅢ (劇団☆新感線)
劇団☆新感線である。熱烈なファンを持つ劇団。オフ会が開かれることも多く、毎公演という訳ではないけど、観させて頂いている。オフ会があり、昨年の「シレンとラギ」に続いての観劇である。プラチナチケットを確保して下さった友人に感謝。
今回のオフ会は大阪・オリックス劇場。新感線はもともと大阪芸大の演劇サークルが母体らしく、こちらが地元。神戸市民となったら行かない訳にはいきませんな。ちなみに、古田新太さんはおいらが今住んでいる神戸市西区出身だそうで、出身高校(兵庫県立伊川谷高等学校)最寄りの「伊川谷」は毎日通過している駅である。
心斎橋のオリックス劇場に行くまでが一苦労。大阪では必ず迷子になるので、かなり時間に余裕を持って出たつもりが、まさかの「人身事故で新快速に遅れ」。駅の表示で遅れの時間が3分、5分、7分、8分と刻々と増えていくのを見て、駅のアナウンスを信じずに、先に来た東西線直通の各駅停車に飛び乗る(東西線は大阪駅に行かない)。結局、これが奏功して、尼崎で高槻行きの各駅(これは、大阪駅に行く)に時間ロスなく乗り継げて、結果、開演15分前に劇場に到着。「大阪で何かうまい昼飯を」の目論見はコンビニのおにぎりに化けたど、開演してから客席に入るよりはマシ。ありがたいこっちゃ。
さて、「五右衛門ロックⅢ」と銘打っている通り、シリーズものの第3弾だけど、前作の舞台はヨーロッパなので、お話の流れはなさそう。(とは言っても、南蛮人が多数出てくるのでつながりはあるんだけど。スクリーンには天海祐希のヨーロッパの女王も出てきて、五右衛門とのやりとりが面白い。)
毎回、豪華ゲストらしいが、今回のメインは三浦春馬と蒼井優の若い二人。三浦春馬って知らなかったけど、イケメンなのに三枚目っぽい演技もできて○。なるほど、客席の女性比率が凄いわけだ。(凄いと言えば、幕間の女性トイレが殺気立っていたらしい・・・。)
三浦春馬演ずる、心九郎が長台詞で説明する場面が何回かあり五右衛門がサボってる感ありありなのだが「若い者に見せ場を譲ってるのだ」という開き直りがかわいらしかった。
蒼井優は、どうしても「三井のリハウス」や「午後の紅茶」のイメージで見てしまうのだが、今回のニャンニャンの演技ははっちゃけてて可愛らしくてよかった。ダンスの切れもいいんだけど、歌っちゃうと「アニー」なんですねぇ・・・。ちょっと残念。
五右衛門の館にある「髪型御意見無用」の掛け軸は見た瞬間に大笑いしちゃった。
高橋由美子さん演じる尼さんの台詞で「ちっちゃいけど年齢のことは言わないで」って台詞。彼女の見た目で楽しむ台詞かと思ったら、最後の最後で、その謎が分かった。秀吉との関係も「なるほど・・・」
数あるナンバーの中では「派手好きが世界を救う」が好きかな。まさに、そのとおりなのでね。
終演後の呑み会でいろいろとお話を伺う。東京公演との違いとか、台詞や舞台の背景だとか。気づかなかったこと、知らなかったこと。たくさんの伏線がちゃんと回収されているのですよねぇ。
少々お高いチケット代、内容からも上演時間からも(笑)納得なんですが、もう少し安ければ、何度か見られるんだけどねぇ。
# そういや、知らなかったけど、麿赤兒って大森南朋のお父さんなんだって。大森と蒼井優はかつて交際してた訳で、共演は気まずくなかったのだろうか。
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