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2013.04.11

【読】死神の精度 (伊坂幸太郎)

おいらが出演した「ゴールデンスランバー」原作者・伊坂幸太郎さんの本、久しぶり。
主人公は死神・千葉(死神の名字は「地名」ばかりだそうだ)。

死神は、決して長患いでの自然死や自殺する人のところには来ないのだそうな。事故や殺人など、突然の死を迎えることになっている人のところに死の1週間前にやってきて、予定通りでいいのか(「可」)、予定を変更して人生を永らえさせるか(「見送り」)かを見極めるのだ。

そんな、千葉の仕事ぶりを描く。第一話で「見送り」が出たので、期待して読み進めると、次々と「可」。ただ、多少の救いはある。途中で「重力ピエロ」の一場面を髣髴させる仙台の落書き男が出てきたり・・・。

第一話の「死神の精度」で「見送り」とされた藤木一恵が歌手となり、「恋愛で死神」で残された古川朝美が、最終話「死に神対老女」の新田という老女だ、って。伏線がきれいに拾われているところが伊坂作品。
楽しかったんだけど、たまたま、同僚のご家族が「突然亡くなる」ってことが続いて「死神が『可』としたのかな?」と思わざるを得ない状況でした。

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