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2013.07.30

初めての文楽

関西の芸能と言えば、上方落語、吉本新喜劇、新感線くらいしか思い浮かばなかったけど、人形浄瑠璃ってのも関西発祥の芸能。「国立文楽劇場」は大阪にあって、大阪市長が文楽協会への補助金がどうのこうの、って揉めてたのは記憶に新しい。

この週末、神戸在住の大叔父(亡くなった祖母の弟)に誘われて、「人生・初文楽」を楽しんできました。
そもそも文楽は、人形と人形使い、セリフとト書きを語る太夫、そして三味線が三位一体となった芸。
人形のうち、主役級は、3人一組。一番偉い人は、顔を出して首と右手を操り、左手の人や足の人は黒子姿。
右手と左手を違う人が操るので、両手を合わせて拝む所作なんてのは、よっぽど息が合ってないと変なことになっちゃう。

、セリフは、太夫さん一人が舞台上手で語っており、どの人形が喋っているかを判りやすくするためか、他の人形は殆ど動かない。また、どんなに人形が激しく動いても、操っている人形遣いサンは顔色一つ変えない。こりゃ、すごいわ。

この日は、竹本義太夫300回忌の夏休み文楽特別公演と銘打って、普段2部構成のところを短めに3部構成で少しお安く、さらに、演目も、第1部は「金太郎の大くも退治/瓜子姫とあまんじゃく」(親子劇場)、第2部「妹背山婦女庭訓」(名作劇場)、第3部「夏祭浪花鑑」(サマーレイトショー)と、それぞれ、幅広く、子どもからオトナまで愉しめる演目を揃えている。市長に言われたから、ということでもないのだろうけど。

おいらが見たのは第2部。歌舞伎でも有名な妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)。文楽好きの大叔父から予備知識を入れて貰い、プログラムを熟読し、イヤホンガイドを用意しての、臨戦態勢は完璧。
でも、そうでなくても愉しめたと思いますねぇ。「切場語り」の咲太夫さんの語りは、そりゃ、もう、凄いモンでしたよ。いやぁ、奥が深いぞ。(「奥」は、また別の意味があるんですが>文楽」)

とにかく、色男の「烏帽子折(淡海)」が、情けなく二股かけちゃう。そりゃ、大化の改新の頃だから、特に身分の高い人達はの男女関係は大らかだったのだろうが・・・。ちょっと前の芸能界でも二股かけた俳優さんが涙の謝罪会見をやってたけど、淡海さんは平気のへいざ。お三輪さんが、哀れで哀れで・・・。
にしても、文楽のストーリーって、どうして、こうも救いがないんだろう・・・。金太郎や瓜子姫以外はR指定だよな、きっと。

Teshima

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