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2014.02.28

【劇】 サニーサイドアップ (M&Oplaysプロデュース )

Bb941029
3日連続平日観劇、しかも下北沢2日連続です。
芝居って、一度乱すと、見に行くたびにチラシをもらって・・・、っていうサイクルが出来上がるから連続するんだけど、そもそも、これだけの芝居が毎日上演されている、ってのが神戸や仙台から思うと、夢みたいですからねぇ。

ちょうど下北沢演劇祭をやってるので、まあ、「ちょいと、覗いてみるか。」といった作品が続いているのも確か。たぶんチラシも、普段以上に多数作ってるから目につくんでしょうね。

で、今回のお芝居の主演は、荒川良々。昔から気になってる役者さんで、あまちゃんの、副駅長の吉田さん。だからっていって、もともと、大人計画だから、そんな生っちょろい芝居なわけがない。(大人計画と言えば、火曜日に見た、もっと泣いてよフラッパーに松尾スズキ(喫茶アイドルのマスター)が出てたな。)

ってなことで、雨の中下北沢まで見に行ってきました。
ロビーには、駅長さん(杉本哲太)や弥生さん(渡辺えり)から花が届けられていました。

幕があくと、コンクリートの壁と壁の隙間に嵐山タイ(荒川)が挟まってる。よく、ビルとビルの隙間に落っこちる話があるけど、それよりももっと間抜けな感じで・・・。
実際の時間と同じ時間が挟まっている彼には流れるのだけど、たぶん、その間の追想と妄想で、彼の過去と未来が劇中劇として演じられる。

壁に挟まることになった直前の出来事、その7年前、付き人と出会ったころ、さらに10数年前、東京に出てきたころ、挟まって数年後、人気者になったころ、ハリウッドに進出して歌まで歌ったころ。4万年前、100年後・・・。

その場面場面は面白いですねぇ、あるとすれば、タイくんと彼を撮ります人々(先輩、同級生、付き人、父親、運転手、ひいきの洋服屋、通りすがりのバイク野郎)の生きざまを描く。舞台上を左右に移動する2枚(だったよな)の板(「ブレヒト幕」っていうんだろうか?)が、次々時間と空間を作り上げていく。

メッセージとすれば、隙間に挟まってるタイ君を、どんどん隙間がなくなって、窮屈になってきた世の中を暗示しているのでしょうか。

お話は荒川良々の人生を描いているともいうことなのだけど、彼の実人生を全然知らないし、お母さんの早世の話、お父さんとの確執、面倒くさい先輩、手癖の悪い付き人等、どこからどこまでが本当でどこからどこまでが嘘なのかわからない。(実際、タイくんは鹿児島出身ということになっていたけど、荒川は佐賀の出身らしいし。少しずつ変えているんだろうね。)

いつもは丸刈りで気付かないけど、実は薄毛で、将来は「ヅラ俳優」・・・なんていう設定もあって、一味もふた味も違う、荒川さんを見ることができました。

観劇日:2014年2月27日
小屋: 下北沢・本多劇場
木戸銭:4800円

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