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2014.03.07

【劇】 流れゆく庭 -あるいは方舟- (ワンツーワークス)

Chirasi_naga_ob
今週の3夜連続観劇は何故か災害シリーズ。
火曜日が「ニッポンの河川」なる劇団(内容は別だったけど)。水曜日のドン・キホーテがそこはかとなく福島原発事故。そして今日はそのものずばり「市役所の災害対策本部と記者クラブが舞台」の芝居。
こりゃ、観なきゃいけないですわなぁ。

舞台上、デスクが5,6台とパソコン、応接。何故か大木がででんと部屋の真ん中。
開演。暗転せずに役者さんが入ってくる。冒頭は群集劇。口々に「5日間の降水量は826ミリ」「三之宮川が氾濫すれば24500世帯が床上床下浸水」などと、彼らが置かれている状況を説明。と、小さな方舟を持った男が部屋をスローモーションで回り、他の10人ほどの人たちもスローモーションで追いかける。うーん、のっけから面倒くさい。

で、芝居が始まる。
デスクが置かれた部屋は、あるときは記者クラブに、あるときは災害対策本部になる。

物語は、「決断をしない市長はじめ市役所幹部、ことなかれ主義の役人」vs「何か起これ、犠牲者の一人も出なきゃ記事にならない願う記者たち」のステレオタイプで進んでいく。ストーリーに目新しさはない。

多少なりとも災害対応の現場にもいたし、記者クラブにも足を運んだことがある身としては、さすがに若干の違和感を感じながら話が進んでいくのを観ているのだが、途中から、どんどん登場人物が実在の人物に見えてくる。
そして、観ている自分も登場人物の誰かに感情移入し、一緒に仕事しているような気になってくる・・・。
「(避難指示)空振りで良かった、と思うように・・・」なんてセリフには喝采ですね。

メディアからいろんな事故・災害の情報が流れてきても「自分は大丈夫」って思うでしょ? だから、毎年毎年、増水している川を見に行って流されちゃう人がいる。
それを芝居で観せても「ああ、あるある。」って思って終わっちゃう。でも、この芝居は「ひょっとすると、ひょっとするかな・・・」って思わせるパワーがある。脚本だけでない、演技力だけでもない、演出力っていうのかなぁ。
「本水」を使ったリアリティがそうさせたに違いない。いくら拍手が鳴り続いても、カーテンコールに役者さんが出て来れないのは、見て納得。
3月11日を思い出させるメッセージですが、初演が2008年・・・というのも驚き。

うまくまとまらないけど、災害対策に携わる人、マスコミにいる人はもちろん、全国の市町村長、そして、全ての一般の人に見てもらいたいお芝居でした。かつて、リバーヘッドというお役所推薦のミュージカルもあったけど、是非、このお芝居もいろんな人に観てもらいたいと心の底から思いましたわ。

観劇日:2014年3月6日
小屋 :赤坂・赤坂RED/THEATER
木戸銭:4000円

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