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2014.04.25

【劇】 公の園2 (ANN Company)

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ANN companyといったらテレ朝系の何か・・・?
これ、浅野温子、永野里美、野崎美子(演出)が立ち上げた企画集団のことなのだそうな。

「不幸な人の幸せを謳うスピリチュアルの会『公の園』が解散。創立メンバーのマリア(浅野温子)と喜美子(長野里美)も離れ離れとなる。
 数年後、喜美子は都内の中の公園でマリアを捜し回る。そしてベンチで聖書を読むマリアをやっと見つける。喜美子は元教祖マリアに『公の園』の再結成を迫る。もうこりごりだと逃げるマリア。

 その時、その高台の公園に、思い悩んだ青年、鳴海(大沢健)がやってくる。鳴海は大病院の臨床医で、自分のミスで元婚約者を死なせたことを悔いて身を投げようとする。しかしマリアと喜美子のピントの外れた説得で何とか思いとどまる。
 そこに、この公園で宣教する夜羽又三郎(小野了)が、ホームレスの姿で現れ舞台は騒然となる。又三郎は安息日に公園で聖書を読むマリアに恋心を抱いていた。ところが、その恋には愚かなからくりが。それに憤慨したマリアが喜美子ともう一度『公の園』の会を復活させようとするが…。 」
劇団HPより。)

サブタイトルは「~神様のいる公園~」。

冒頭、客室の入り口から入ってきたマリアは、無言で、場内を見渡し、舞台に上がり、柵の向こうの景色を一瞥してから、中央のベンチでおもむろに新約聖書を読み始める。ここまで数分間、無言のまま、客電もついたまま。

で、暗転してようやく始まる。
喜美子とマリアの会話。たぶん、敬虔なクリスチャンであるマリアと、髪なんてこれっぽっちも信じてないように見える喜美子の、かみ合ってるのかかみ合わないのかわからない会話がおもしろい。

「何人も人を殺した」という鳴海(大沢健は「梅ちゃん先生」のお姉さん(ミムラ)の旦那さん役だった人)を、あなたお医者さんね?と看破し、彼の自殺を訳のわからない理屈で思いとどまらせた(ように進行する。)。

実は、彼の身投げは、これまた怪しげな宗教家である夜羽(「ヨハネ」と読むのだ)の書いたシナリオだったのだが、『愚かなからくり』ってのが、何を指しているのかは、芝居を観た後でもピンとこない。
とにかく、ヨハネは自らの集会にマリアと喜美子を担ぎあげようとしていたのだ。

後半はその集会。またまた客電がつき、観客は皆、その集会に集まってきた信者。
声高らかにハレルヤ!と叫び、配られる「愛の神(紙)」に手を伸ばし、あまつさえ、献金箱にお札を入れる人まで・・・。

教祖風の浅野温子が、客席をまわり、客に問いかけたり、ハグしたり・・・。

前々日に観た「観客席」の無理やりな客いじり(包帯巻いたり、かつらをかぶらせたり・・・)とは違って、自然に話の中で自分たちも残りの半分になっているのはさすが。

終わってみれば、とにかく「自分を好きになれ」「神は、愛したものを倍返ししてくれる(だから、愚痴を言うと、愚痴が倍になって返ってくる)」といった、いいセリフもあるんだけど、あんまりにも面白すぎて記憶に残ってないのだ・・・。

浅野温子さん、自らのブログで毎日のように顔パックの画像をアップしているけど、ボディラインなんぞもきれいで、同い年とは思えませんわ・・・。

観劇日:2014年4月23日
小屋 :池袋・シアターグリーン
木戸銭:5800円

# 集会で配られた「愛の紙」、これで鼻をかめば花粉症もたちどころに治るそうな。


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