東京に戻って3ヶ月余り、前回、神戸の六甲全山縦走大会翌日の献血からも4ヶ月。年間1200mlの縛りも解けたので、献血してきました。
東京っていうと、新宿西口、有楽町、渋谷は経験済みだったので、池袋、秋葉原・・・を狙ったが、GWのカナダの前となると、少々難しい。
ってことで、新宿の東口に行ってきました。
【献血ルームへ】
新宿東口のルームの受付は18:30まで。仕事を定時で上がっても余裕ですわ。
丸の内線新宿駅を降りて、地下街を三丁目方面に歩いていくと、紀伊国屋の隣で「献血お願いします」の呼び込み。エレベータを上がると、そのビルの6階がルーム。

【受付】
都内で一番大きなルームらしいです。受付時間ギリギリ18:15くらいの入室。
受付の先客は、日本人男性2人、外国人女性(ラテン系?)1人のグループ。受付の人とちょいと揉めている風。
推測するに、「南アメリカ縛り」か何かかかってて、「使えない血液かどうか、採ってから調べればいいじゃないか。」的なことを言っているようだ。それじゃ、禁じられている「検査のための献血」と同じだよなぁ。
まず、睡眠時間と最後に食事をした時刻を聞かれる。通常通り6時間、食事(昼食)は12時半。
荷物をロッカーにしまって、自動血圧計で血圧測定。上が136と少々高め。少々急いだからかな。
プリントアウトされたものを持って、再度受付へ、暗証番号と身長、体重をキーパッドで入力したあと、タッチパネルで問診に回答。
全部終わって、申込書に印刷されて出てきたものをチェック。住所が神戸のままだったので変更、さらに、「海外から帰って1年しばり」の質問に去年のモンゴルを忘れて答えちゃいました。これも修正。ま、帰国後、11月に献血してるんだから問題ないとは思うけど。
【問診】
受付後、そのまま問診室前で待機。問診室は3部屋。平日だからかセンセイはひとりだけ。完全に扉が閉まるようになっていて、プライバシーには配慮されている。
若いオトコの先生。案の定、最高血圧が「ちょっと高めですね。」という指摘は受けたけど、許容範囲で、他の問診も異常なし。「今日も400mlお願いします。この後ろ(と先生の後ろの扉を開いて)の茶色い椅子でお待ちください。」

【検査】
問診OKで、すぐに血液検査。
検査用の採血場所は採血室の一角。3つほどブースがあったけど、ここも看護婦さん一人で、先客は若い女性(初めてらしい)が1名。
待つ間に、採血室の様子でも写真を撮ろうかと、森三中の大島似の看護婦さんに「人物は入れないので、こちら側(空いている採血ベッド)の写真を撮ってもいいですか?」と確認すると、「はぁー?? どういう意味ですか??」と端から戦闘モード。
で、採血室の入口にあった立て看板をわざわざこちらに向けて、「ここに書いてあるでしょ、撮影禁止です。」。
「あ、すいません、気付きませんでした。」 そりゃ見落としてたオイラが悪いんですけどねぇ・・・・・・・・・・・・。
よそじゃ、看護婦さんがシャッター押してくれるところもあるのにねぇ。「何よ、この変態」的な扱いを受けちゃって、意気阻喪。
で、手持無沙汰に数分。自分の番になる。左右の腕を見せて「左からだとすぐに採血できますから、検査は右から。」ってことに。
検査採血のカウンターの後ろに血液検査の器械。その場で結果がわかる。最初のスクリーニングに使う血液は2mlなのだそうな。あれで、何がわかるのかな。
比重を見るために硫酸銅溶液にポトリポトリと血を落としていた時代からは格段の進歩。、
で、検査結果がOKとなって「では、温かい飲み物を、できれば2杯呑んでから、あちらの青い椅子でお待ちください。」
昼食をとってから既に6時間ということもあったせいか、まずは水分を補給してこいとのことで、待合室に戻る。
ここの飲み物は3台のベンディング・マシーンで飲み放題。
いつもどおり「温かいコーンスープ」を呑もうと思ったら「温かいポテトスープ」ってのがあったので、これをいただきながら、煎餅を一枚つまむ。
煎餅系とビスケット系が籠に入っていていただき放題。
【採血】
で、さすがに2杯は飲めないので、1杯だけで、採血室に戻る。
検査待ちは茶色いベンチ、採血町は青いベンチと、分かりやすくなってる。
ここでも先客が一人だったけど、彼女は右腕を待っているらしく、「後の方、左腕なのでお先にね。」ということで、先に採血ベッドへ。
さっきの大島看護婦さんだったら気まずいな・・・と思ったけど、別の人でしたわ。そもそもベッドは10台以上空いているし、採血担当の看護婦さんも3人いたので、先客も待たせる必要はないと思うんですけどねぇ。
採血には、特段の変わったところはなし。おいらも(先のやりとりで意気阻喪したこともあって)、自然体でテレビを見てたら、いつもよりちょっと時間がかかって、6分ほど。
看護婦さんに訊いたら、通常7、8分で採血終了するそうなので、それよりは、2割ほど早いってことか。ちなみに15分過ぎると、針先で血が固まり始めちゃう恐れもあるので、採血中止にすることもあるそうな。
「400ml献血で始めて、200ml採血し終わったところで中止になったら、その血は200ml献血扱いになるんですか?」
「いえ、採血パックの中に薬品がが400ml用の量なので、200ml採れても輸血には使えないです。」
「じゃあ、捨てちゃうんですか・・・」
「いえ、血液製剤の材料とか・・・」(ちょっと、歯切れが悪かった)
【採血終了】
採血室ら待合室まで戻った時点で、入室から30分ほど。待ち時間はそれぞれのところでせいぜい2,3分なのに、思いのほか、時間がかかった。
ベンディングマシーンで、今度はコーンスープ。アイスクリームやドーナツなんかはないのねぇ。終わり時間に近いからかなぁ。渋谷のルームの方がその点は選べるな。
ちなみに、ビスケットや煎餅の入った駕籠は、待合室の各テーブルの上ではなく、受付カウンターの隣に一か所だけ置いてあった。「持ち帰りはご遠慮ください。」ってことだから、見えるところに置くんですかね。
カントリーマームを頂いて、朝刊を読んでいたら名前を呼ばれ、献血カードを返してもらいました。
90回目。「イギリス滞在縛り」の空白の5年間がなければ、とっくに100回達成していたんですなぁ。400ml全血にこだわってるので、年に3回しかできないから、あと3年かかっちゃいます。まだまだ、先が長いな。
と、武井咲ちゃんみたいな可愛らしいボランティアのおねーさんが「携帯メールクラブ会員になっていただけませんか?」
神戸や大阪で勧誘されたことないので、東京都だけのクラブかと思ったら、複数回献血クラブって全国的な取り組み(の、東京都での相性)なんですって。どうも、入会促進キャンペーン月間だったんだ。
どうせ複数回やるんだし、「いいですよ。」と答えると、お喜びで、専用のタッチパネルを持ってきて、その場で登録。
【処遇品】
で、処遇品。コインを1枚くれて、これで自販機にあるパンやらお菓子やらから一つ選べるのと、今回は「タニタからの寄贈品で、金芽米のご飯パック、さらに、複数回クラブに入ったので、パソコン用メガネと、献血ちゃんのハンドソープ・・・。
久々に、「売血感」タップリ・・・、とふと漏らしたら、おねーさんあわてて、「ホンのお礼です。」
