【劇】 路地裏物語 (劇団暴創族)
「ひとつの空間とふたつの時間」でお話は進む。
オムライスが絶品の洋食屋「路地裏」。その家族を巻き込んでの、1984年のある出来事と、それから四半世紀経った2010年の出来事。
劇団HPによれば、「時代は1984年(昭和59年)。とある路地にある洋食店「路地裏」の店主・栄吉は地域開発を理由に立ち退きを要求されていた。そんなある日、家出したの一人息子、栄太郎が彼女のみちを連れて帰ってきた。
時は流れて2010年(平成22年) 一昨年、「路地裏」店主の栄吉が亡くなり、店は空き家に。そこに栄太郎が、娘の栄子を連れて戻ってくる。栄太郎は「路地裏」をカフェにリニューアルしようと考えるが・・・」
この二つのときが、自在に入れ替わり、笑いの中にも家族の秘めた思いが明らかになっていく。
ダブルシチュエーションコメディというが、IOHの家族シリーズにも似た良作である。
冒頭2010年、娘にやり込められてばかりのダメ親父なのだが、26年前の出来事を知ると、「父ちゃん、かっこいい」になるんですよねぇ。
時は経っても、子どものころに食べた味は忘れない。
物語をハッピーエンドに導く鍵となったのは「オムライス」でした。
5日公演の初日でしたが、子役さんも含めて安定した演技でした。
客席には老人の姿が多かったです。これって、この劇団の特徴? それとも笹塚の土地柄??
観劇日:2014年4月16日(水)
小屋: 笹塚・笹塚ファクトリー
木戸銭:3500円
ってことで、家に帰ってから、有り合わせの材料でオムライスを作ったとさ(笑)
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