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2014.06.12

【劇】 小さんひとり千一夜 (柳家小さん)

~五代目・柳家小さん十三回忌 追善公演 【夏編】 「短気で強情な夏」~」という長い長いサブタイトル。
永谷園のお吸い物の五代目小さんの息子・六代目小さんの独演会。実物は初めて見ました。

雨が中ありがとうございます、から始まったのはいいが、この後、雨が強くなるようですから、今夜は早くやめようか・・・なんていわれてもねぇ。

まくらのはじめは、5月の新宿末廣亭の中席「小さんまつり」(追善興行)のお話。
小さんの十八番だった「ちはやふる」を日替わり10人で演じてもらったとか。「2人は初めて、6人は久しぶり、2人は時々ってことだったけど」「みなさんベテランだったけど、力がはいったのか、出来は良くなかった」・・・。自分の先代(&親)の追善興行に集まってくれた落語家さんには感謝こそあれ、「出来が良くない」とはどういうこと?

おいら、落研時代の持ちネタのひとつが、この「ちはやふる」なので、誰がどの部分をどのように演じ分けたのかな?って興味があったんだけど、中身には一切触れず・・・。この時点で、いやーーな気持ち」でしたわ。

その後も、ダラダラと歯切れが悪く、取り留めナシ。(いや、これがこの人の味で、先代の歯切れの良さなんてのとは別物なんでしょうが。)

一席目は「一席二噺」と称して、『強情灸』と『長短』。やせ我慢でお灸をすえて、蝦蟇の油を塗ってヒィヒィ言ってるところに、幼馴染の気の長いやつがやってくる。で、特につなぎもなく、長短を普通に演じて終わり。
例えば、袖が焦げちゃったときもやせ我慢で「てやんでぇ、袖に灸をすえてやったのよ」と強がったり、焼け焦げに触って「アッチち、じゃなくて、もの凄く冷たい。」くらいのサゲにすれば、二つの噺をいちどきにやる意味も出てこようというものだが、全くひねりなし。唖然としたけど、プロとしては、勝手に古典をいじれないんですかねぇ。
せめて、「今日は、腕に袖に、よく燃えるお話でございました。」くらいのことは言ってほしかった。

中入り後の二席目めは『千両みかん』、番頭さんの気持ちがよく判ります。舞台は江戸なんだけど、千両吹っかける辺りは、上方落語の流れで演じてました。
まくらで「たちきり」をほうふつさせる線香の話にも触れてたんだけど、結局林家いっ平を茶化す方に持って行ってしまい広がりなし。
まあ、真面目な芸風なんですかねぇ。上手なんだろうけど、心に響いてくるものはなかったですわ。

観劇日:2014年6月11日
小屋:渋谷・渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール
木戸銭:3000円

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