【劇】 女子穴 (東京マハロ)
2月に駅前劇場で「エリカな人々」を観た東京マハロの公演。
タイトルは「じょしあな」って読むんでしょうけど、別に女性アナウンサーが出てくる訳ではない。
「- この国の穴を喜びで埋めよう -」というサブタイトル。さらに判りにくいですよねぇ。実は不妊治療に励む男女達のお話。穴って??
舞台中央は不妊治療専門のクリニックの待合室、下手は診察室。ここのクリニックは夫婦で来院し、タイミング(排卵が行われている)がいいとそのまま別室で「性行為」をする・・・というシステム。実際の不妊治療がそうなのかは知りませんが・・・。
そして、来院者たちがみな顔見知り以上の会話をするのですよ。これって、どうなんだろう。同じ悩みを持つ夫婦達だから話はしやすいのでしょうが・・・。極めてデリケートなプライバシーが全く守られない病院なんですよ。
ようやく、受精したのに、出生前診断で陽性が出てしまって悩んでる・・・なんていう医者との会話が他の来院者に筒抜けになってたり。
まあ、妊娠すること、子どもを産むことがどれだけ大変なことは伝わってきたけど、おいらにはチョッと重過ぎる芝居でしたわ。
ひとつ気になったのが「嫁して三年子なきは去れ」というフレーズを役者さんが「としてさんねん・・・」と読んでる点。これは当然「かしてさんねん・・・」が正しのだけど、誰もおかしいと思わなかったのだろうか。アンケートに書こうと思って忘れてた・・・。
観劇日:2014年7月11日
小屋: 赤坂・赤坂RED/THEATER
木戸銭:4300円
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コメント
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いろいろ演劇の見方はありますが、あまりにもリアルな日常と比較されると楽しみ方がわからなくなるものですよ。
投稿: えのきん | 2016.02.18 10:23
ですねぇ、あくまでも演劇ですもんね。私が見る芝居の中では、「リアルな日常」に気せめて近い芝居に思えたもので、余計、そう感じたのかもしれません。
投稿: ぴな | 2016.02.19 01:29