【劇】 抜け目のない未亡人 (シス・カンパニー)
18世紀のお話を、三谷幸喜が時代も、中身も翻案したお芝居。もともとは再婚を目指す未亡人と、彼女に求愛する欧州4カ国の男性の物語でしたが、これが三谷の手にかかると・・・。
「未亡人ロザーウラ(大竹しのぶ)は、高齢の夫を見送ったばかりの元女優で、再婚はもちろんですが、どうやら女優復帰も狙って、映画界のセレブが集う国際映画祭に乗り込んでくる、というもの。原作の4人の求婚者たちは、イタリア(段田安則)、フランス(岡本健一)、イギリス(中川晃教)、スペイン(高橋克実)の映画監督たちに姿を変え、水の都を見渡す高級ホテルを舞台に、ホテル支配人(八嶋智人)をメッセンジャーに、あの手この手のアプローチを仕掛け、彼女を巡っての駆け引きが繰り広げるという設定とのこと。その上、相手は「元女優」ですから「演技」はお手の物!果たして、どんな方法で望みを叶えるやら・・・。
また、美しい妹(木村佳乃)の幸せの行方は?」(劇団WEBサイトより)
まあ、難しいこと抜きにハチャメチャの楽しさとでも言いましょうか。冒頭の八嶋サンの登場からびっくりですわねぇ。
主演の大竹しのぶが五役(六役?)を可愛らしく演じているのは当然ながら、おいらには、狂言回しの八嶋サンのはじけっぷりが楽しかったですね。所狭しと舞台を縦横無尽に駆け回る様は、、真夏の世の夢のパックのようでもあり。また、高橋克実さんとのトリビアコンビとの絡みも面白かったですね。
最後にどんでん返しもあり、まあ、後に何にも残らない、おばかな楽しいお話・・・。
観劇日:2014年7月8日
小屋:新国立劇場 中劇場
木戸銭:9500円
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