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2014.08.21

幸せの国ブータン (その3)

【ウィンディ・フォダン~プナカ~ティンプー:8月11日】
ブータン入国2日目、この日のメインはプナカ観光である。

時差ボケもあって、早く目が覚めたので、朝食前に1時間ほどお散歩。
周囲には何もない・・・。牛や犬も散歩中。ちなみに、そこらじゅうで見る牛は飼い主がいて放し飼いにしているが、犬は殆どが野良犬だとか。ただ、人にいじめられることがないので、おっとりしたもの。犬同士はともかく、人間に攻撃的な犬は見なかった。

帰りがけは登校時間に当たっていたようで、ひとり、ふたりと、制服にリュック、右手にはお弁当のはいったバスケットを持って、歩いていく姿。笑いかけると戸惑いがちに笑い返してくれる。

散歩の途中で、砂防ダムっぽいものを見つけて、プチ興奮。

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軽くかいた汗を流し朝食。基本的に食事は朝昼晩、いずれもビュッフェ。朝はトースト、昼、夜は赤米中心のお米。料理はスパイスの効いた煮物やら炒め物。食材は野菜が中心で、肉は鶏肉がメイン、豚、牛は干し肉を戻したものがたまに出る程度。朝ごはんはバターを塗ったトーストがうまかった。パンもモチモチというよりはサクサク感があって、おいらは好きでしたね。

この日は早めにスタートできたので、予定に入っていないウィンディ・フォダンのゾンを見学。
「ゾン」とは、政治の中心(=役所、裁判所等)と宗教の中心(=お寺、仏教学校等)が1カ所にまとまった場所。
とはいっても、政教分離されているので、それぞれ独立した建物で、別々の人が働いたり学んだりしているのですわ。

残念ながらここのゾンは数年前に火災にあったそうで、今は「跡」として城壁のようなものを見るだけ。

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逆に、ここからの景色は抜群。ブータンでは、お寺は見晴らしのいいところに建てられるそうな。遠くからでも眺めてお参りできるように・・・という配慮だという。

役所とお寺が揃っているので、近隣に住めば便利。ここも周辺に家が増えてしまって「見晴らしが悪くなった(悪い空気がたまるようになった)から、移転するように」との命令が出て、強制集団移転をしたんだそうな。凄い国だ。

川と山に挟まれたわずかな農地。こんな眺望が残ってました。(リンチェンガンの棚田)

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傍らに小学校があり、すでに授業が始まっている時間。オイラたちを見つけて、大騒ぎ。3年生くらいだろうか。ちゃんと英語も話せるんですわ。写真を撮ってくれとうるさい、うるさい。

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その後、プナカへ、向かう。すれ違うほぼ全てのトラックのヘッドライトの上に目が書かれている。

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ブータンの流行かと思ったら、トラックの輸入先・インドの習慣だそうな。
こんな恐ろしげなトラックも、牛には勝てません。
インドでもよく目にする光景だけど、インドは牛限定、ブータンはおよそ生き物全てが優先です。

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そうこうしながら、プナカのゾンに到着。

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ゾンに入る際には、半袖、半ズボン、サンダルはもってのほかだし、帽子もダメ、雨が降っても傘もダメ。ブータン人は民族衣装でなければだめで、しかも、男性も女性も特別の布をまとわなければならないのだ。
ガイドのソナムさんも白い肩掛け(カムニ。身分等によって色が違うらしい。)を、様式に従って巻き付けてました。

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ポ・チュ(男の川)とモ・チュ(女の川)の合流点に作られたプナカゾン。
ガイドのソナムさんによれば、ブータンで2番目に大きく、一番美しいゾンだとのこと。ティンプーよりも低地で、機構が温暖なので、40年?ほど前までは冬の首都だったところです。

綺麗な橋(錦帯橋と同じに見える構造。「肘木橋」であってるかな?)を渡っていく。

1600年代の建立当初は城塞の機能を強く持っていたから、守りは完璧に見えるが、官兵衛が相手なら、水攻めにされそうだ。実際、1994年の洪水では、プナカゾンも浸水、孤立したそうな。
(ちなみに、この洪水は台風など雨のせいではなく、高地の氷河湖が決壊して発生した洪水。地球温暖化が進む中、危険度は高まっている。)

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中もきれいです。壁には、様々な宗教的、道徳的な絵が描かれている。

奥の金色に光る円筒形のものは「マニ車」。モンゴルにもあったが、中にお経が安置されていて、これを回すとお経を読んだのと同じご利益があるとか。お寺だけでなく、村の入り口や、商店、一般家庭にまでおかれている。
ちなみに、このマニ車は右手で上から見て時計回りになるように回す。お寺を参るときも、同じ向きに回る。
ついでに言うと、クルマは日本と同じ左側通行なので、ラウンドアバウトを回るときも同じ方向になる。

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この、ブレーメンの音楽隊みたいな絵は、ブータンではよく目にする。ソナムさんによれば「4人友達」という絵だそうな。
一番上の鳥が運んできた種を、2番目のウサギが掘った穴に植え、3番目のサルが見張りをし、4番目の象が水をやる・・・。4人が力を合わせて収穫するのだそうな。
いい話じゃまいか。

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基本的に、お寺の中は撮影禁止なので、外観だけの撮影。
役所側もお寺側も似たような作りで、「ゾン平面図」なんてものもないので分かりにくいけど、宗教施設は建物に赤い色で帯状に彩色されているので、それで区別ができるそうな。

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プナカゾンをあとにして、チミラカンに向かう。
ラカンは「寺」「仏間」の意味で、チは「犬」、ミは「いない」。つまり「犬のいないお寺」である。
このお寺を建立した高僧ドゥクパ・クンレが悪霊を犬の姿にして、封じ込めたとかなんとか。それなのに、周りは野良犬だらけ。

いや、実は突っ込みどころはそこじゃないんですわ。
参道の両脇には何やら怪しげなものが・・・。

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そう、男根ですよ、立派な。木彫りだけじゃありませんぜ、書いちゃってます、建物に。(この写真はティンプー)

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どうも、件の高僧はハチャメチャな人だったようで、自分の男根で娘たちを悟りに導いたのだとか。
まあ、相手がすがってくるのをいいことにウフフ・・・だったのでしょう。
が、そこはそんじょそこらのエセ宗教家と違うのは、ちゃんとご利益があったのでしょうな。
ってことで、ポーと呼ばれる男根は魔除けや子宝のお守りとなったのですわ。(あ、プナカゾンの男の川が「ポ・チュ」だった・・・)

ここのお寺にお参りすると、鉄でできた立派な男根様で頭を撫でてもらえます。
オイラ的には、何のご利益があったのだろう・・・・。

そして、この後、再び3150mの峠を越えて、ティンプーのお宿へと向かったのでありました。
ティンプーの宿は、繁華街(っても、日本の地方都市以下ですが)と川を挟んで反対側。これまた、周りには何もないところでした。

(その4に続く)

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