【劇】 こわくないこわくない (クロムモリブデン)
とっても硬い合金の名前のついた劇団。芝居仲間の観劇予定に入ってたので、一緒にみることに。
「子供のできない夫婦が、隣の空き家で謎の子供を見つける。年齢不詳、不自由な言語、ポテチ大好き。子供の後をつけて行くと、やがてネグレクト(育児放棄)された子供たちが集められて生活を送っている地下室に辿り着く。彼らには世間からの情報を遮断されて育ったために、「他人を思いやる」という特殊な能力が備わっていた。何とか地下から子供を連れ出した夫婦だったが、「鉾先のわからない踊り」という集団にさらわれる…」(劇団WEBサイトより)
「『他人を思いやる』という特殊な能力」っていう時点で、何ともシニカルな舞台を想像してしまうのだが、その実はそんな大層なものじゃなくて、まあハチャメチャですわ。
とにかく登場人物が多い。捨てられ、世間から隔離されて育てられた3人の少女、彼女たちを捨てた夫婦と育てる元ベビーシッター、主人公の夫婦、夫の不倫相手と知り合いのバーテンダー、娘をひき逃げ事故で亡くした母親とその使用人たち、児童ポルノの発信元とそれにハマる警察官、謎の殺処分男・・・。
この一見、関係なさそうな、ありそうな人々が実はつながっていくのですわ。
その辺りの無理なつくりはいい感じ(笑)でした。
子を捨てた母親、子を亡くした母親、子を授からなかった母親・・・。
それぞれの身勝手な思いが、ひとつにつながり、さて、どうするのか、と思ったら、みんなFREEZE・・・。アナ雪じゃあるまいし。
途中は面白いんだけど、なんかよく判らない芝居でした。(常連さんに言わせると「今回は、ストーリー性もあって、分かり易かった。」だそうなのだけど・・・。オイラ、まだまだ修行が足りません。)
終演後、劇場前の中華料理屋で呑んでたら、役者さんたちが次々に。常連さんに連れられて、ご挨拶に行ったら、わざわざ席を立って、ご挨拶頂きましたわ。好感度120%増し(当社費)
# 前の座席の若い男の子が、身体を乗り出したり、役者の動きに合わせてやたらと左右に動くので芝居に集中できなかったのが残念。
観劇日:2014年9月1日
小屋: 赤坂・REDTHEATER
木戸銭:3000円
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