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2014年11月の記事

2014.11.30

【劇】 トーキョー・スラム・エンジェルス (テアトル・ド・アナール)

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青山円形劇場。こどもの城が取り壊しってことで、来年1月で閉鎖されちゃうそうです。ア・ラ・カルトはじめ、いろいろ観にきたけど、寂しいですねぇ。「円形」って演ずるほうも難しかったろうな。これが最後の観劇になるのかな。(ア・ラ・カルトがとれるかな?)

芝居が始まる前に、落語家風の若者が舞台に。前説? いや、劇場の前説はちゃんとアナウンスが入る。そのアナウンスと掛け合い。何じゃ? お前は誰??  彼が狂言回しだったんですわ。

今より少し先の日本。2020年東京オリンピックをピークに、景気の波は引き始め、日本の「ほころび」が顕わになり出した。
人口は1億1000万人まで減少し、その1/3が高齢者。そのほころびは周辺からじわじわと、しかし確実に中心にも侵食しつつある。生活苦にあえぐ民衆は格差是正を求めるデモ活動を展開し始めた。
人口減の煽りを受けて空き家率は増加の一途を辿り、東京都内にもシャッターを下ろした商店街、無人のまま放置された空き家の集まる地区が生まれつつある。そこには失業者や浮浪者、不法滞在外国人などが集まり、独自のコミュニティを形成していた。
ある小説家は皮肉を込めて、その地域をこう呼んだ。「トーキョー・スラム」──。
成功した証券ウーマン・オガタ(=南果歩)は、別れた夫・ヤマネ(=山本亨)との間に生まれた一人息子がしばしばトーキョー・スラムに出入りしていることを知り、20年振りにヤマネの営むラーメン屋を訪れる。しかしそこに、店はもうなかった……。
資本主義の未来は一体どうなる? お金って一体、何? 日本はこの先、どうなるの?
」(公演WEBより)

を簡単に言っちゃうと「母と子の仲直り」なんだけど、そこに経済的なモノをちりばめて、小難しく作ってる。
で、後からチラシ観て気づいたんですが、一人二役が3組あるんだけど、それぞれ、「証券会社」と「スラム」での立ち位置みたいのがパラレルになってるのね。それにもっと早く気づいてれば、より舞台を楽しめたのではないかと、ちょっと残念な気がしましたわ。

南果歩、多分、芝居では初めて観たけど、いい感じでしたわ、イメージのホンワカした感じでない、凛とした感じで。
話舞台上で作られる屋台のラーメンはおいしそうでしたね。

観劇日:2014年11月23日
小屋:  青山・青山円形劇場
木戸銭:5800円

2014.11.26

Before After (都連評議員会議事録)

都連の評議員会。議長を務めると、その日だけで仕事は終わりません。
というのも、議事録を作るのが議長の仕事なんです。
評議員会運営規則には次のように定められています。

(議事録)
第15条 評議員会の議事については、法令に定めるところにより書面又は電磁的記録により次に掲げる事項を記載した議事録を作成しなければならない。
(1)~(6)略
(7)議事録の作成に係る職務を行つた者の氏名
2 議事録は、会長が保管するものとする。

(議事録の配付)
第16条 議長は役員及び評議員に対して、議事録の写し及び資料を配付して議事の経過及びその結果を遅滞なく報告するものとする。

第15条第1項第7号を読めば、「誰かが作成すればいい」のですが、結局、議長は議事録の写しを遅滞なく報告しなければならないので、責任者になる訳です。
で、議長は会議の場で、「書記」(=総務の専門員)1名と「議事録署名人」(=評議員)2名を指名します。

会議から1週間ほどで事務局から原案が出てきました。それがこれ。

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「うーーん。」とうなっちゃいます。
〇 「ですます調」と「である調」が混在している。
〇 会長の挨拶は話し言葉で詳しくて、質疑の内容は書かれずに発言者の氏名だけ。
例えば議案5の補正予算に関するオイラの発言なんて「質問」の一言で片づけられてる。確かに口調は「〇〇については、××ですか?」と訊いてる形だけど、その本質は「質問」じゃなくて「誤りの指摘」であって、これには「間違えなので修正する」っていう回答を引き出しているのに、それが書かれていない。
〇 議事に関係ない団体表彰について書かれてて、出席した、って書いてるのに「(欠席)」と書かれている。
〇 記述が尻切れトンボの項目もある。

会社でこんなレポート出したら怒られそう。
まあ、みんながボランティアだから仕方がないっちゃあ、仕方がないんだけど、形式的にもおかしいし、内容ももう少し肉付けしないとそのままでは使えない・・・。

で、議長のお仕事が始まるわけです。

質疑の項目を簡潔に記して、理事会側の説明や回答で今後につながる部分(「言質」)については明記する・・・、というのが大方針。あとは、細かい表現も含めて(評議員の名前は、初出はフルネーム、2回目以降は姓のみ等)統一し、出来る限り、公用文の用字用語に合わせる

今回は、役員選任があり、登記に議事録が必要とのことで、事務局を通じて、司法書士の意見も聴取。
「議案書の順ではなく、時系列に記すべき」「何故、役員選任したのかを明記せよ」「決議の際の欠席評議員の名前が必要」「議事録作成に関わった者の名前が必要」等。ご意見はくれるけど、修正案はあんまり出てこない。ってんで、出入りした評議員名を確認したり、他の法人の議事録を探して参照したりと、あれやこれや。

副議長さんや議事録署名人さん、そして、評議員会のご意見番さんには、逐次メールでご相談。
ようやく出来上がったのがこれ。

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評議員会で、評議員は何に関心を持ち、どのような発言をしたか(平たく言えば「サボってない」)ってことや、理事会の宿題は何であるかってことはお判りいただけるかと。
詳細は速記録をお読みいただくっということだけど。(あれ? 一般会員は閲覧できるんだっけ>速記録)

ぎりぎり、会議からひと月以内に作業完了で事務局に送付。
明日には事務局で署名捺印して、何とか初すべりまでには関係者に行きわたるかな。

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2014.11.23

【劇】 304 (ウォーキング・スタッフ)

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IOH時代には足しげく通った下北沢711。久しぶりだな、って思って調べたら、実に2012年10月以来の2年ぶり。時間もあったので、自宅から歩いてみたら1時間弱で着いた。電車に乗っても30分はかかるから、悪くない。

タイトルの304ってのは、アパートの部屋番号。

東京、池袋北口から5分 古びたビル等が何軒か窮屈そうに立っている
―赤松ビル三〇四号 ドアを開ければそこに、蓬莱ワールド
」(チラシより)

おいら、304号室って縁がある。社会人になって最初の合宿研修でひと月弱泊り込んだのが304号室。当時の同室の仲間は、今でも同期の中でも仲良し。その後、30代の前半に借りていた湯島のアパートが304号室、その後の後楽園のマンションが確か隣の303号室で、神戸で住んでいたのも隣の305号室。だから、という訳でもないけど、どんなお芝居なのかドキドキ。

舞台中央に304号室の扉。凄く邪魔。
いきなり、客席の後ろから役者さんが現れる。プロローグが凄く怖い。BGM大音響。これから一体何が起こるのかとドキドキ。
芝居が始まる。さすがに邪魔な扉はなくなってる。
登場人物がバラバラ。みんな、それぞれが空気が読めてない。誰一人まともなヤツがいない。見てて、居心地悪い。
一人出てこないマツザキっていうのが、どんなヤツなのか想像が膨らむ。ようやく出てきたマツザキは予想通り。ところが、話が急展開。もう一人の登場で、舞台の雰囲気がガラリと変わる。何が起こるんだろう。怖い、もうだめ・・・。

プロローグと繋がってからがこの芝居の醍醐味。前半はひたすら我慢するべし。最後に予想外の結末が・・・。

役者さんの力量が半端じゃないです。暴力的なシーンが怖くて怖くて・・・。とくに、シイナをやった鈴木綜馬さんの不気味な迫力、凄かったです。

終演後、席でアンケートを書いていたら「ロビーでお願いします。」って追い出されました。711のロビーって・・・(笑)

観劇日:2014年11月22日
小屋: 下北沢・711
木戸銭:4000円


NEW減量日記95

食欲の秋、芸術の秋、スポーツの秋・・・。
ところが、食欲は今までどおり、芸術ってことで芝居見物すると遅い時間から飲み食い、しかもスポーツは何も・・・。当然太りますわな。昨年の今頃は神戸マラソンに出て、六甲縦走もしたから、2キロほど軽かったのだ。
これまで、地方勤務で太って、東京で戻す・・・、ってことだったのに、今回は逆。

【2014年10月19日(日)~2014年10月25日(土)】
(平均67.18kg 18.33%)
?kg(?%)→67.2kg(19.3%)→67.4kg(18.7%)→67.5kg(17.7%)
→66.4kg(18.9%)→67.6kg(18.4%)→67.0kg(18.1%)
休肝日は1日だけ。ナゴヤOB会、SAT勉強会、高校の後輩とさし飲み、この3回は仕方がない。ととや1回、ごち魂1回。何もないのに飲んじゃうんですよ、それがいかんのです。

【2014年10月26日(日)~2014年11月1日(土)】
(平均67.30kg 18.29%)
68.0kg(18.2%)→67.8kg(18.7%)→67.5kg(18.4%)→66.8kg(18.8%)
→66.7kg(17.7%)→67.0kg(17.9%)→67.3kg(18.3%)
反動で休肝日3日。野菜タップリの鍋。そうすると66キロ台も続くんですけどねぇ。週の後半は何もなくても飲んじゃいました、味わい酒場と一休。

【2014年11月2日(日)~2014年11月8日(土)】
(平均66.96kg 18.79%)
66.8kg(18.2%)→67.6kg(18.7%)→66.7kg(19.8%)→66.2kg(18.8%)
→67.4kg(18.5%)→67.3kg(18.3%)→66.7kg(19.2%)
週前半に休肝日2日、ところが残りの日は割りと遅くまで飲んじゃう。もちろん運動はゼロ。

【2014年11月9日(日)~2014年11月15日(土)】
(平均67.45kg 18.92%)
67.7kg(19.4%)→67.4kg(19.4%)→67.5kg(19.5%)→67.2kg(19.2%)
→67.4kg(17.6%)→?kg(?%)→67.5kg(18.4%)
この週も前半に休肝日2日。後半は予定通りの飲み会4連発。ま、これは仕方がない?

【2014年11月16日(日)~2014年11月22日(土)】
(平均67.40kg 18.37%)
67.6kg(20.1%)→?kg(?%)→67.5kg(18.5%)→67.8kg(18.8%)
→67.4kg(18.7%)→67.4kg(17.5%)→66.7kg(16.6%)
丸の内線トラップってのがありまして、職場最寄駅に最初に来たやつが、荻窪行きではない、っていうの。これ危険です。どうせ・・・、とついつい途中下車しちゃうんです。いや、それよりも、いろんなところにボトル置き過ぎ。
職場から自宅までの動線上に4本置いてあるんですから・・・。
何とか、66キロ台前半でスキーシーズン入りしたいものです。

2014.11.22

【劇】 COLORS (高嶋ちさ子 12人のヴァイオリニスト)

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趣を変えてクラシックのコンサート。高嶋ちさ子のバイオリンです。サントリーホールは初めてかもしれません。
舞台を4方から客席が囲んでるのですな。パイプオルガンもすごいや。当日入手したチケットは舞台真横の2階席。

2006年の自身デビュー10周年時に企画・プロデュースし「12人のヴァイオリニスト」を立ち上げた。
“観ても、聴いても、美しく、楽しいヴァイオリンアンサンブル”というコンセプトでクラシックの敷居の高さを払拭し、クラシック音楽やヴァイオリンをより身近に感じてもらえるように活動を行っている。2006年の初コンサート以来、高嶋ちさ子 12人のヴァイオリニスト名義で現在までに198本25万人規模のコンサートを開催し各地で好評を博す。
」(高嶋ちさ子WEBサイトより)

まずは高嶋さんが登場。ホルストのジュピターを演奏。と、曲の途中で遅れて入ってくる客。しかも堂々と・・・。え? クラシックのコンサートって、演劇よりも厳しいんだと思ってたのに。と思ったら、残りのメンバーが演奏しながら入ってきたんですな。びっくり・・・。

「女子十二楽坊」を真似して12人なんだそうです。「高嶋ちさ子と12人のヴァイオリニスト」ではないんですね。「そうすると13人になって、悪い数字なので」ってことだそうです。12人組のうち一人は今日は出てないんですね、誰だろう。ちなみに、12人のヴァイオリニスト、入れ替えがあるそうで、9年前からの初期メンバーは2人だけ。最新はこの夏にはいったばかりだそうです。

まさに楽しいコンサート。トークもあるし、アイリッシュダンス風の動きもあったり。
11人の自己紹介。婚活中だったり、活舌が悪かったり、熊本弁が抜けなかったりと個性豊か。口々に高嶋の独裁ぶりを訴える。笑うなぁ。そして、ビブラート、ピチカート、トレモロ、トリル、フルタメント・・・といったヴァイオリンの奏法を解説したあと、それを使いながら、ミッキーマウスのマーチを11人がメドレー。

曲もおなじみのものばかり。
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曲だけじゃなくて、見ても楽しいですね。ちなみに、アンコールは、アメイジンググレイス、天国と地獄、そして、高嶋作曲のオーシャンブルー。

サントリーホールはちと高かったけど、日本中のツアーで安いところでは2000円台で聴けるんだから、素晴らしいですね。

観劇日:2014年11月21日
小屋  :赤坂・サントリーホール
木戸銭:5500円

2014.11.17

【劇】 郭夜公隅田白波 (駒塚由衣)

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駒塚さんのひとり語りシリーズ。「薮の中」、「妲妃のお百」と人殺しが続いて、次は「良い男がでますよ」、ってことでしたが、今度は泥棒です。しかも、盗んだのは「おじょうさん、ヤツはあなたの心を・・・」ですわ。
巾着切りが、掛茶屋の看板娘に惚れて、糸屋の若旦那を装って近づいていき、そして夫婦の契りを交わす・・・ってお話。ストーリーはまあ、そんなに変わった感じではないです。

十役ばかりを演じ分けてるのは素晴らしいですね。

観劇日:2014年11月15日
小屋:  アトリエ鶏由宇
木戸銭:2800円

2014.11.16

【劇】 赤毛のアン (NGO国連クラシックライブ協会)

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音楽劇です。「生命のコンサート」と銘打って、国連の何かと関係があるらしいです。

プリンスエドワード島のグリーンゲイブルズに住むマシュウとマリラの兄妹のもとに、11歳の少女「赤毛のアン」が、孤児院から引き取られてくるところから、物語は始まります。
アンを囲む人々の心温まる愛、そしてその愛に育まれ、美人ではないけれど、勇気と知恵を持って賢く元気に美しく成長していく、主人公アンの姿が、様々なエピソードを中心に“心と心のふれあい、優しさ、思いやり、そして夢”を描いた愛の物語のなかですすんでいきます。
そしてグリーンゲイブルズの日常の楽しげな生活と、一生懸命生きる平凡な人たちがユーモアを持って語られていきます。
」(公演WEBサイトより)

とにかく舞台上に、大勢人が出てきました。出演者はオーディションで選ばれたそうです。

主役(アン ダイアナ ギルバート)
友人役(プリシー ミニー ジェーン ルビー ガーディー フレッド チャーリー トム)
 以上の役は、それぞれ、大人(20歳以上)、少年少女(15歳前後)、子役(10歳前後)を募集。

アンやその友達は子役、少女役、大人の役と3倍だからよけいにそう感じるんですね。

男性:フレデリック(物売り)、ベル先生 郵便屋 牧師さん
貴婦人たち:ブリューエツト夫人、ブリューエツト氏、スペンサー夫人、スペンサー氏、マダムシャローン

アンサンブルA:街の人たち、学校の友達、歌って踊る人 20名
年齢20歳から紳士淑女まで 少々台詞有

アンサンブルB:合唱のみ・ダンスのみの人         30名
年齢16歳から紳士淑女まで  第一次オーディションのみ。 

バレリーナ                            8名

子役のアンちゃんがはきはきしてて可愛らしかったですわ。
マシュウ役は浜畑健吉さん、そして、洋服屋ルシーラ役はなんと池田理代子センセイ。「ベルサイユのなんちゃら」なんていうセリフもありましたわ。

観劇日:2014年11月15日
小屋: 有楽町・東京国際フォーラム ホールC
木戸銭:4000円


2014.11.12

本日の手作り弁当(11/12)

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サバ塩、なすの生姜焼き、大根のピリ辛、かぼちゃと玉ねぎ、ミニトマト

 

前夜、芝居を観て、繁華街をうろついて、でも呑まずに自宅最寄駅までたどり着いたので、自宅近くの居酒屋に捕まらないように、スーパーでお買い物。ナスと大根が「おつとめ」価格になってたので購入。無事、直帰しました。

 

サバは冷凍してあったもの。冷蔵庫で解凍して、クレージーソルトを両面にすり込んで、魚焼きグリルで焼きました。美味。

 

ナスは、1センチほどに切って、水にさらし、レンジで1分加熱してから、これまた魚焼きグリルで焼いて、生姜醤油で和えてみました。

 

大根も厚さ2センチほどの銀杏に切って、シリコンスチーマー使ってレンジで3分加熱。昆布茶と一味唐辛子をまぶして一晩おいた。ふろふきでもなければ、一夜漬けでもない、なんか不思議な食べ物。ヘルシーだとは思うけど、もう一工夫必要だな。

 

煮過ぎた前日のかぼちゃ、実の部分がドロドロになったので、一品つくることに。玉ねぎをザクザクッと切って、レンジで1分加熱、どろどろのペーストになったかぼちゃと混ぜて、卵白とカレー粉、塩を足して、一晩寝かせる。少々水分出てきたのでフライパンで水分をとばして完成。名前の付けようのない代物だけど、玉ねぎ丸ごとひとつ食べられる(笑)

 

ってことで、今日は名前のない料理ふた品!!

 

 

 

2014.11.11

【劇】 巨人伝説 (俳優座)

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11月11日。鮭の日、もやしの日、ポッキーの日、立ち飲みの日、そして光棍節(中国の独身者の日)。
そんなこととは関係なく行ってきたのが、久しぶりの俳優座劇場。「わたスキ」ファンなら、傘をさして、ここの前で矢野君を待つ優ちゃんの姿を覚えているはず。

開演10分前ほどに入ったので、まっすぐ席に向かったが、時間があれば、ロビーに隣接(併設?)しているパブでバスペールエールの一杯もひっかけたいところ。

さて、安部公房である。きっと難解であるに違いない。

終戦から15年経ったとある東北の村が舞台。
さびれた簡易食堂を営む女主人の元に大貫という元巡査の男が姿を現す。
二人は戦時中、闇商売と役得とで持ちつ持たれつの関係だった。
女の息子が戦死したら一緒になる手筈だった。
息子が戦死して帰って来なければ万事上手くいく。
生きていくためとは言え、母親としてあってはならない考えに怯える女。
そんな女を、大貫は奇妙な「ダイダラ法師のまじない」を使い誘導する。
そのように約束を交わした二人であったが、当時起きたある事件によって事態は一転する。大貫は村を追われる身となり、計画は打ち砕かれる事となる。
時が過ぎ、再び女の前に現れた大貫は言う。
「昔のつづき、はずめるべぇと思うでよ」―――
」(俳優座WEBサイトより)

54年ぶりの再演だそうな。とすると、初演はオイラが生まれた年。そうか、まだ終戦から15年しか経ってないときに生まれたんだなおいら、ってか、当時はリアルタイムの芝居だったんだ。

あらすじで詳しく語られていない「ある事件」とは、出征していた大貫の息子が耐寒訓練に耐えかねて逃げ返ってきた事件。脱走兵は死刑になる重罪。「皆に(自分に)迷惑がかかるから自首しろ」と諭すが、結果的に息子は鉄道自殺(大貫が突き落としたともとれる)。
一方、女の息子・ケイイチは、玉砕が報じられた南方から奇跡的に帰還したが、失明し、左足も不自由になっている。
そんなところに大貫が帰って、ケイイチは再び邪魔になる・・・。

いやぁ、怖い話ですよ。おいらが生まれたころは、まだ、そんな時代なんですな。子供の頃、街には「傷痍軍人」さんがいたよな。

女は、母であり、同時にオンナでもある。どっちも欲しいが「二者択一」を迫られる。でも、決められない。
大貫とケイイチが二人、「話を付けよう」と外に出る。盲目のケイイチの方が闇夜では有利。
女はケイイチ一人が帰ってくると確信したのだが、案に相違して、大貫が姿を現す。泣き叫び、大貫を拒絶する女。なら、最初からケイイチを選べばいいのに・・・。

この男女・母子の三角関係を軸に、村人たちの「戦中→戦後の変貌ぶり」も描いている。変わってないのは猟師のゲンさんくらいか。

劇団のWEBサイトにはこうも書かれていた。「戦中、戦後の日本を圧倒的俯瞰で直視し、民衆が持つ「無責任の倫理」を訴えるべく書き下ろした作品を、俳優座が54年振りに上演します。
新憲法に謳われた民主主義。形だけが入り込み、消化不良のまま・・・。54年前がそうだったのは判るが、「あれから日本人はどれくらい変わることができたのでしょうか。(同)」と改めて考えさせられた。
タイムリーな作品。

15分の休憩をはさんで2時間45分のお芝居。俳優座、観客のマナーがいいですわ。
神戸演鑑で招いたら、時間も内容もピッタリの演目だなと思ったら、来年9月は俳優座の「春、忍び難きを」を上演するそうな。これも、似たような時代背景の芝居みたい。

村長の選挙運動のシーン、客席入口から候補者が入ってきた。通路際にいたオイラに手を差し出すので、思わず握り返しました。後で選挙ビラも拾ってきた(笑)


観劇日:2014年11月11日
小屋:六本木・俳優座劇場
木戸銭:5400円

本日の手作り弁当(11/11)

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卵黄の味噌漬け、豚肉の生姜焼き、かにかまの卵白焼き、かぼちゃ煮、山ちゃんふりかけ、はんごろし

おいら的に、今日のメインは卵黄の味噌漬け。冷凍した生卵を自然解凍して、まん丸のままつまめるくらいになった卵黄を、ガーゼにくるんで味噌に漬ける。丁度1週間。透明にきれいに出来上がりましたね。味は想像通り。

キャベツはざくざく大胆に切って、ニンジンはいろどり程度に薄切りにして、レンジで1分半加熱。豚肉と一緒にフライパンで蒸し焼き、味付けは、生姜を漬けてある醤油だけ、生姜そのものは入れない。こういうのも「生姜焼き」と称して、大丈夫なのかな? 「生姜焼き風」とか「生姜風味焼き」とか言うんだろうか?

それにしても、生姜って、使い切ることなくて、気が付くと冷蔵庫の中で干からびてる。こうやって醤油漬けにしておくと、干からびることも、カビが生えることも、腐ることもない(多分)だから、これからは主目的に使い終わったら、漬けておこうっと。

卵黄を使った残り、つまり卵白を使って真っ白な卵焼き。おめでたく、かにかまを具にして紅白に。卵焼き器に薄く敷いた卵白に、指で押して拡げたかにかまを載せて、久々に登場の昆布茶を振って、包み込むように焼きあげました。淡白な卵白にほんのり昆布茶の味、見た目も良い感じです。

かぼちゃは圧力鍋。レンジで1分半加熱して切り易くしてから一口大。みりん、塩、黒糖と水で2センチほどの煮汁を作って、かぼちゃは半分くらい浸る程度。5分加熱したら、やわらかくなり過ぎ。レンジ加熱分を考慮に入れなかった。皮が下のやつはいいんだけど、身が下のかぼちゃは、ほとんど原形をとどめない。ってことで、煮汁に溶かして、かぼちゃのかぼちゃあんかけ風に(笑)

【劇】 つぶつぶ (げんこつ団)

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ずっと、それこそ、10年以上気になっていた劇団「げんこつ団」。女性ばかりのナンセンス集団らしい・・・。
今回は、青年座の志賀廣太郎さんが劇団史上初めて男性として出演するとか。

平日に観ようと思っていたら、その日に限ってマチネのみ(涙) あきらめていたんだけど、当日券もでるそうで、日曜日のきゃりーのコンサートとのダブルヘッダーという荒業でよううやく初観劇。

3つのゾーンにより、無駄に立体的に展開!
最高に悲劇的、且つ、最高に馬鹿馬鹿しく、“今”の”此処”を映し出す、唯一無二の、ナンセンス喜劇。
変幻自在のメンバーと多彩なゲストでお送りします。乞うご期待!!
」(劇団WEBサイトより)

いや、まあ、何というか、小ネタのてんこ盛りですよ。
いきなり、臨月の妊婦がピストル強盗、「この子を産むためのお金をよこせ」・・・、お、貧困ゆえの少子化がテーマなのか? 社会派だな。
と、世の中全てに「レッテルを貼る師匠が出てきて、客も含めてレッテルを貼っていく。「尻軽女」のレッテルを貼られると、いつの間にか家族からも尻軽、ビッチ呼ばわり。

手術中のお父さんを待つ家族、手術中の表示がいつのまにか、放送中になり、そして外出中に・・・。
外出した外科医は家で晩御飯・・・。

私、資格取ったの、官房長官の資格。私も合衆国大統領の資格をとったの、通信教育の「ユーキャン」で。
いつの間にか大統領選挙、キャッチフレーズは「Yes、ユーキャン。」

取調べの可視化と思ったら、映画化→演劇化→ミュージカル化と飛躍。
みんなニコニコ、残業もいとわない、上下もフレンドリーな株式会社フレンズ、でも、残業すれども残業代はおろか、給料も出ないブラック企業。

エネルギー問題を解決すべく、日本全土を巨大なソーラーパネルで覆う。そこの打ち上げ花火テロ、
逃げるヒロイン、追うストーカー、さらにそれを追う公安。ミュージカル化で踊る踊る。

可視化なのに、白杖を持った視覚障害者が行ったり来たり。でも、ソーラーパネルが壊れて真っ暗な日本では却って有利・・・。北朝鮮から亡命? プーチンの影武者?? 
ガリガリくんが外国に武者修行。しかし志半ばで帰ってきた彼を温かく迎える金鳥。日本の夏はこうでなくっちゃ。

太陽光発電が直るまで、魅力発電、迫力発電、知力発電・・・、ことごとくダメ。希望が持てそうなのは「ロバ力(ろばりょく)発電」。ところが、ロバの鳴き声なんて誰も知らない。検索かけても、出てくるのは俳優「驢馬大輔」(これが、志賀さん)ばっかり・・・。(志賀さん、映像でとっても嬉しそう!)

はい、結局、何がなんだかわからないまま、楽しい楽しい2時間が過ぎていったのでした。
出演者は全て女性。宝塚と同じく、見ているうちにそんなこと、全然気にならなくなったのでした。

観劇日:2014年11月9日
小屋:下北沢:駅前劇場
木戸銭:3800円


2014.11.10

【劇】 からふるぱにっく TOY BOX (きゃりーぱみゅぱみゅ)

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ついに、こっちの世界に足を踏み入れちゃいました。きゃりーぱみゅぱみゅのコンサートに行ってきましたよ。
スキークラブの先輩のクルマで千シーズン毎回かかってたのがこの子のCD。志賀や菅平の往復でずっと聞いていて、最後は「何となく、Perfumeに似てますよね。」「あ、作ってる人同じだから。」「あ、なるほど。」ってな程度だったのですが。
CMで観てても、とっても可愛らしいし、いいな、と思ってた。でもねぇ、さすがに一人でチケットとって・・・。

と、デビュー以前?からのファンである友人が「チケットが余った」ってなつぶやきがあり、「おっさんでもよければ・・・。」と手を挙げて、連れて行ってもらった次第。事前に、ようつべ等で予習もしていきましたわ。

初のアリーナツアーとなる2014 JAPAN ARENA TOUR の最終日。国立代々木競技場第一体育館。前に来たのは何のときだったろう。
会場前ではグッズ販売。周りには、きゃりーみたいな子が大勢。大人から子供まで。さすがに、おっさんは少数派だけど、いないわけじゃない。開場14時。
入るとき「カメラをお持ちですか?」「あります。」「では、ここでお預かりします。」で、スマホを差し出すと「あ、それは結構です。」 まあ、全員のスマホを預かってたら、大変だもんな。

席は、前から6列目の一番下手。アリーナ席の前半分を囲んで花道がグルっとあるので、真横が花道。さすが、筋金入りのファンクラブ。
時間があったので、会場をぐるり。生花がたくさんあったけ。「高木ブー」からのもあったけど、何故? ブーさんもファンなのだろうか?? 客席にはキャリー風のメークの子、オフィシャルのTシャツの人、とにかく老若男女。

「録音、撮影は禁止です。見つけたら、フィルム、テープは没収、データは削除したうえ、お客様には退場して頂きます。」「携帯電話の仕様がご遠慮ください。マナーモードではなく電源を切ってください。」
開場の係員が、皆さんスーツ姿(男性はネクタイまでしてる)。普通、この手のスタッフって、そろいのTシャツ化ジャンパーなのにな、って思ったら、どうやら体育館の人らしい。

15時開演、5分前には上記の花道が作られ、アリーナの前ブロックには入れなくなるはずなのに、それから悠々と入ってくるお客さん多し。何故?
メインの舞台には色とりどりの箱。ツアー名のとおりおもちゃ箱。

5分過ぎくらい。アリーナ中央の花道上のステージで、三体の着ぐるみ(ミツバチ、猫? ゴリラ?)が積み木遊びを始める。彼らもきっとおもちゃ箱から抜け出したお人形なんだろうな・・・。

待つこと15分、ステージ中央で吊り上げられたおもちゃ箱が降りてくると、箱が左右に割れて、桃太郎のように「きゃりーさん」(by友人)登場。と、アリーナ席総立ち。
一曲目はおいらでもわかる「もったいないらんど」。いやぁ、最初っからテンションあがります。

前の若い男の子二人、極太ペンライト?を両手に持ち、振付完コピ。しかも、キャリーよりもずっとオーバーアクション。「いつ殴られるか?」ってヒヤヒヤしてました(笑)

知ってる曲と知らない曲が入り乱れてました。曲目リストは、
01.もったいないとらんど
02.きゃりー ANAN
03.メドレー
– チェリーボンボン
– スキすぎてキレそう
– jelly
04.Super Scooter Happy
05.キミに100パーセント
06.PONPONPON
07.Ring a Bell
08.つけまつける
09.さいごのアイスクリーム
10.おやすみ
11.シリアスひとみ
12.ファッションモンスター (extended mix)
13.スローモ
14.にんじゃりばんばん
15.インベーダーインベーダー
16.み
17.きらきらキラー
18.みんなのうた
19.トーキョーハイウェイ
20.こいこいこい
21.エクスプローラー
(アンコール)
22.CANDY CANDY
23.ちゃんちゃかちゃんちゃん

(さる方のtwitterから頂いてきたのですが、既にそちらはリンク切れ・・・)

「3年間やってきて、原点回帰です!」、「タイトルのとおり、おもちゃ箱」「そして、パニック。」が今回のテーマなんだそうです。

知ってる曲はもちろんのこと、知らない曲でも身体が動きましたが、まあ、前の二人組が激しいので、その分、ちょっと冷めた(醒めた)感じに思えちゃうのが、ちょいと残念でしたねぇ。

ふと気づくと、一階席・二階席では座ったままでじっくりと観て、聞いてる人たちも大勢いました。いろんな楽しみ方があって○。オイラ、連れてってくれた友達が「ダンサー(キャリーキッズ)に注目」って言ってたので、そっちも結構見てましたわ。みんないいですねぇ。

途中「みんなも一緒にやってくれるかな?」と振り付けを教えてくれたのが、「Ring a Bell」「にんじゃりばんばん」「みんなのうた」。
こどもたちもいるからか、優しく教えてくれました。そのときは、アカペラで歌ってたから、生歌ですね。(基本、口パクと聴いてましたが、生歌も一緒ですね。)
やりましたよ。このうち、「みんなのうた」はゲレンデ往復のクルマの中で予習済みです(笑)

そうそう、今回は途中でイリュージョンの早着替え。箱に入って出てきたり、スモークに隠れたり、紙ふぶきが待って来たり・・・ってタイミングで気づいたら衣装が変わってるの。目の前で見てたけど、全く仕組みが判らなかった。
(あとで、「今日は全部成功した。」って言ってたから、失敗したときもあるんでしょうね。それはそれで観てみたい気もするけど。)

舞台上にセットされたトランポリンで、飛んだり跳ねたりの二人組、どこかで見た感じだな…って思ったら「ちょっと、シルクドソレイユ感を出してみました。」だって。なるほど(笑)

「今日はwowwowさんが入ってまーす! みんな、無駄に盛り上がっていきましょう!!」でした。
12/21(日)よる9:00だそうです。アリーナ席前から6列目の一番左で気分は盛り上がってるのに体が付いていってないオッサンが映ってたら私です。

カーテンコールのときのMC。アリーナツアーの千秋楽で緊張がとれたのか、或いは、いろいろな思いが込み上げてきたのか、目を潤ませて、絶句する場面。記事にあるような「号泣」ではないのだけど・・・。友人も「こういう発言は珍しい・・・」ってことでした。
「ガンバレ、きゃりーーーーーーー!」って、野太い、無駄にいい声で叫んじゃいましたよ。


観劇日: 2014年11月9日
小屋: 国立代々木競技場 第一体育館
木戸銭:6500円

2014.11.08

【劇】 THE NEWSPAPER LIVE 2014 (THE NEWSPAPER)

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久しぶりのニュースペーパー。っても、最後がいつだったか。確か、まだ社会文化会館があったときだったと思うので、10年以上前かなぁ。
豊島公会堂、「みらい座いけぶくろ」なんていうかっこいい名前がついてるけど、見るからに古い建物。1950年完成というから、築64年。再来年2月には閉館して、建て替えられるそうな。これもネタになっていました。

「アベマリア」が流れる中、安倍総理登場。まずは、昨今の政治情勢について講演。
いや、これが、「多分、安倍さんの本音だろうな。」って思わせるような毒を吐き続ける。メモを取れば良かったけど、メモを取るようなものでもないだろうしな。「マフラーはダメ、ストールはだめ、スカーフはOK。まあ、これくらいで首にするほどのことでもないとは思ったのですが。どれも首にするものですけど・・・」ってのが、ツボに入って、一人で笑ってました。)

続いて、官邸の一日。忙しい総理。小渕優子(「姉の作ったネクタイです。」を手土産に)やら松島みどりが謝りに来たり、なぜか野々村県議がやってきたり。
さらには、プーチンもオバマも。早速、中間選挙結果もネタになってるし、)。

小泉さんが、相変わらず、何か勘違いしたスピーチを続けようとするし、かつらを取ったらそのまま舛添さんになって、都議会のヤジを思い違いしてるし。

(ここで、ひとつ何かネタがあったようだけど、意識が飛んでる・・・)

新聞社のデスクの情景。メディアの本音。

中学の授業。憲法を学ぶ(前文を一気に暗誦したのはすごかった。ボケ防止とネタも兼ねて、おいらもやってみるか。

そして、さるやんごとなきご家族・・・。空気の読めない長男。高橋大輔、羽生ゆづる・・・。

笑っているうちに、あっという間の2時間。
「あの人なら言いそう。」っていう形態模写が、前日のこと(フィギュアのグランプリシリーズ)までとり入れられている臨場感。
DVDも売ってたけど、ライブじゃなきゃ、面白さは伝わらないんだろうな。

観劇日:2014年11月8日
小屋: 豊島公会堂
木戸銭:4800円


2014.11.07

【劇】 梅沢富美男劇団全国公演 (梅沢富美男劇団)

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言わずと知れた大衆演劇です。「下町の玉三郎」と言われた梅沢富美男。女形のイメージが強いけど、芝居では男の三枚目が多くて、踊りが女形、ってことのようです。お兄さんの武生さんが体調が思わしくないため、座長を引き継いだそうです。(お兄さんは「後見人」として特別出演)

ってことで、梅沢劇団、初見。住吉のティアラこうとう。江東区と梅沢劇団はゆかりがあるそうな。(兄弟の父親が、かつて小屋を作ったのが江東区だとか。) さすがに、客席は年配の人が目立つ。おいらが若いくらいか。

第一部:明朗人情時代劇 (50分)
(10分休憩)
第二部:梅沢富美男オンステージ (30分)
(20分(ってことだったけど、実際には30分近く)休憩)
第三部:華の舞踊絵巻バラエティショー (30分)

の三部構成。(時間はおおよそ。)

第一部は、大店のわがまま娘が、父から預かった五両を片思いの寺子屋の先生に貸してしまい、女中に盗みの濡れ衣を着せる。女中の兄(富美男)が妹をかばって罪をかぶる。
大店の主人、身寄りのなくなり我が子同然の育てた旧友の兄妹がそんなことをする訳は、と疑いつつも、娘の讒言に「1年で五両を作ってくれば汚名を晴らしてやる。」との条件を出す。
そして、一年後・・・。まあ、なんとも分かり易いお話。最後は一人も悪い人はいなくなるのがいいところ。
富美男、定職にも就かずばくち三昧の役から、1年、佐渡金山で働いて真人間になって戻ってくる、でもどこか抜けてる三の線をおおらかに演じてました。

第二部。「夢芝居」から始まる歌とトークの30分。
1曲終わったら、最前列中央の女性のお客さんが仁王立ち。「あれ? 何だ?? ヤバい人か???」とドキドキ。下手からは黒子もササッと出てくる。と、富美男、慌てず騒がず、件の女性に近づく・・・、と、プレゼントが手渡される。次から次へと、舞台下に駆け寄る贔屓筋。受け取ったプレゼントは黒子が袖へ(笑)

多少、政治の話なんかもして「あんなのだったら、私の方がよっぽど役に立つ」みたいな発言もあったけど「すわっ、富美男、政界進出か?」にならないのは人柄なんでしょうな。

リリースしたばかりの「白神恋歌」。「2番まで歌います。何故、二番かと言うと、そこまでしか覚えていないので。」

バンドが始まり、歌うのか、と思うと、演奏ストップ。最前列で、ペンライト(のもっと派手な奴)を振る3人。「ありがとうございます。でも、この広い会場に三本だけ?」 気を取り直して、TAKE2、また演奏ストップ。後ろの方で2本増えてる。「あそこでも・・・。出すんなら、最初から出しなさい。」

既にオリジナル曲178曲もあるんだそうです。その中から「秋蛍」、「昼顔」、「劇場」。おいらは、最後の劇場って歌が気に入りました。
最後は黒子さんと富美男グッズのお知らせ。「これからの時間はトイレタイムじゃないですよ。お土産買ってってね。」

第三部。華やかな花魁道中からの舞踊ショー。あの還暦過ぎたおっさんが、妖艶な傾城に。第一幕の三枚目と、この姿のギャップが受けるんでしょうね、富美男さん。舞踊ショーなので少々気を抜いて観ていたら「花魁、そりゃあ、ちっと、そでなかろうぜ・・・」のせりふ。そうか、「籠釣瓶花街酔醒」だったか。その後、バッタバッタと切り結び・・・。
舞台は一転、真っ白。「昭和枯れすすき」に合わせて、武生と富美男の心中もの。覚悟を決め、手を合わせる富美男に心で詫びて刃を向ける武生、でも切れない・・・・。いや、うかつにもウルっと来ちゃいました。

いやぁ、人気の訳も分かりますわ。

観劇日:2014年11月7日
小屋  :住吉・ティアラこうとう
木戸銭:6000円


本日の手作り弁当(11/7)

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豚野菜炒め、かにかまと玉ねぎのサラダ、ピーマン・にんじんの卵焼き、栗ご飯、山菜の佃煮

弁当づいてます。ランチパスポートのお蔭もあって、最近、麹町方面に繰り出してませんわ。

野菜は、セ○ンイレ○ン11の野菜炒めミックス。ニラ、ニンジン、もやし、マイタケ。何種類かあって、微妙に野菜やキノコの種類が違ってるんですね。芸が細かいですねぇ>○ブン○レブ○
そんな芸の細かい野菜を使って、全く芸のない炒め物・ガッテン流。味付けは味覇のみ。胡椒振るのも忘れちゃいました。今朝は気持ちに余裕がなくて。
それにしても、ガッテン流を覚えてから、中華鍋の出番の少ないこと、少ないこと。かつては、おたまでカンカンやりながら炒めるのが朝のストレス解消(朝から、ストレスあったんかい?>ぢぶん)だったのが様変わり。ちょっとくらい目を離しても大丈夫だし(いや、ダメだろ>ぢぶん)、部屋に匂いもこもりにくいのもいいし、鍋の後始末も楽。

かにかまも某コンビニ(伏せる必要あるのか(笑))。ほぐして、スライスオニオンと一緒にマヨネーズで敢えて、胡椒を少々。一晩おいてしんなりさせて、ミニトマトを加える。スライスオニオンって、ずっとスライサーを使ってたんだけど、切れ味が悪くなって、却って面倒になったので、つねさの大将の真似をして包丁で作るようになった。スライサーよりは微妙に厚いけど、それくらいの方が「玉ねぎ食べてる!」実感があってよろしい。

卵焼きの具は定番のピーマンに加えて、ニンジンのみじん切り。特に意味はないです。野菜炒めに入っていたのだから、敢えてニンジンを入れる必要もなかったけど、何となく。そんなことをやっていたら、溶き卵に味付けするのを忘れてました。仕方がないので、慌てず騒がず、ケチャップを載せましたとさ。(それなら、形も少し変えてオムレツにすればよかったんだけど、気づいたのが遅かった。)

栗ご飯は冷凍しておいた最後の1パック。おいしゅうございました。


2014.11.05

本日の手作り弁当(11/5)

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ぶなしめじと玉ねぎのバター炒め、夏炒め、ニンジンしりしり、ほうれん草胡麻和え、ミニトマト、つぶ貝ご飯

冷凍庫にずっと残っていたぶなしめじをどうしようか迷いに迷う。結局、玉ねぎと一緒にシンプルにバター炒め。味付けは、クレイジーソルト。

これ以外の、ニンジンしりしり・夏炒め・ほうれん草胡麻和え・ミニトマトは全て昨日の弁当と同じもの。

作り終わり(否、詰め終わり)、家を出るときに、はたと気づいた。「炒め物ばっかりじゃん・・・。
失敗しましたわ。胡麻和え、ミニトマトはともかく、炒め物ふた品は、冷凍して、「お助けのひと品」にすればよかった。しかも、冷凍焼売やら、出来合いの玉こんにゃくが待機していたし、ご飯が炊き込みなので塩味少な目でよかったのに・・・。頭の中が「しめじ対策で占領されてましたわ。

つぶ貝ご飯は、お土産で頂いた、つぶ貝の煮物を薄切りにして、煮汁と一緒に炊き込みました。美味。

2014.11.04

本日の手作り弁当(11/4)

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にんじんしりしり、豚・茄子・ピーマンの味噌炒め、ほうれん草胡麻和え、ミニトマト、卵黄醤油漬け
ほぼ地元で過ごした三連休。今まで通らなかった商店街で見つけた八百屋さんの野菜が安かったこともあり、先週に引き続き弁当作り。

ニンジンしりしりは久しぶりに作りました。しりしり器でしりしりしたニンジンを炒め、ほんだしをパラっとひとふり、シーチキンを入れて、塩味。冷蔵庫に大量にあった(笑)卵白を入れて、色が変わるまで火を通し、最後に竹富島のぴーやし(島胡椒)をふりかける。いつもの胡椒よりも、味わいがいい。これからニンジンしりしりにはぴーやしだな。

本来「夏炒め」なのだけど、クールビズも終わった11月に入ってから。秋茄子もおいしいですね。青唐辛子を漬けておいた味噌をみりんで溶いたもので味付け。美味しゅうございました。

卵黄の醤油漬け。たまり醤油にほんだしを入れたものに卵黄を落としただけ。冷蔵庫で3日。水分が抜けて、箸でつまめるようになり透明感が出てきました。たまり醤油のせいか、粕漬けに近い味わい。ご飯のおかずと言うよりは、やっぱ、酒のつまみかな。

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