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2015.03.17

【劇】 誰も見たことのない場所2015 (ワンツーワークス)

2015_dare_chirasi_ob
「流れゆく庭」「毒舌と正義」に引き続き、三作目観劇の社会派・ワンツーワークスの再演作品。観ようか観まいか悩んだ末に、結局、雨の中、劇場に足を運んだ。
何しろ、テーマが「自殺」、しかも、実際に自殺に何らかの形でかかわった人へのインタビューをもとに作られた作品なのだ。

舞台にさまざまな人が現れては語り始める。すべて「自殺」にまつわる話だ。
身内を自殺で亡くした「遺された者」、自殺未遂の過去を持つ「サバイバー」、自殺の名所として名高い「青木ヶ原樹海」に関わる人々、自殺者に「振り回される者」、自殺を食い止めようと「立ち上がる者」、自殺に関わりの深い仕事に従事する「取り巻く者」……。
年齢も職業も環境もバラバラな人たちの「自殺」にまつわる体験談が積み重ねられていく。
それはインタビュー取材を通して得た、当事者でなければ語れない貴重な発言の数々。
人は、なぜ自ら命を絶ってしまうのか?
「自殺」を語ることは、なぜ、今なおタブー視されるのか?
人が自殺に追い込まれていく、その背景には何があるのか?
初演の2007年から8年。新たなインタビュー取材、時を経た再取材を通して浮き彫りになっていく2015年ニッポンの「自殺の現状」。
あれから自殺を取りまく状況は、何が変わり、何が変わっていないのだろうか?
これは、「自殺」を真正面から赤裸々に見据えた、日本で初めての「ドキュメンタリー演劇」――。
」(劇団WEBサイトより)

舞台上には白い樹が立ち並ぶ。青木ヶ原樹海をイメージしている。
それぞれの登場人物が、インタビューに答えるような感じで、自分の関わりを話していく。
当然のことながら「自殺に成功した人」は登場していないが、リストカットがやめられない少女のセリフは聴いていて気持ちが悪くなってきた。

トークショーで作家が語ったところによれば、初演時の登場人物や、新たなインタビューによって書き上げた人物もかなり削らざるを得なかったとのこと。その分、濃密かつ多角的な捉え方になっている。

芝居としては奇をてらった演出もなく(あ、舞台上での焼肉パーティは刺激的だった)、粛々と証言が繰り広げられていく感じ。
首つりをイメージしたダンスや飛び降りをイメージしたダンスは不気味で不安だった。

もう一度見るか?と言われたら、多分「NO」。だけど、「2023」が上演されれば、多分見るだろう。2007年の初演からわが国の自殺を取り巻く状況がだいぶ変わったそうだから、そのときに世の中が、そして自分がどうなっているのか・・・。

トークショー(「自殺」という本を書いた編集者さんと、劇団主催者の対談)のおかげで、多少なりとも明るい気持ちで、劇場を後にしました。


観劇日:2015年3月16日(月)ソワレ
小 屋:赤坂・赤坂RED/THEATER
木戸銭:4100円
(2015-7)

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