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2015.04.27

【劇】 陽春大歌舞伎 (平成中村座) 

01

入手困難なプラチナチケット、NIFTY時代からの演劇フォーラムのオフ会で、幹事さんがチケットを用意して下さったので、初・中村座。
3年前のコクーン歌舞伎(「天日坊」)以来の歌舞伎、奇しくも勘九郎・七之助兄弟の出し物でしたわ。
サブタイトルが「十八世中村勘三郎を偲んで」とは泣かせるじゃありませんか。
日曜の午前中、浅草界隈は大勢の人出。中国からの観光客らしいです。さすがに、仲見世を歩けず、アーケード街を通って、浅草寺裏の小屋へ。

幕の内弁当、イヤホンガイドを調達して、お席へ。前から8列目の桟敷席。とても見やすいお席。

11時からの昼の部の見どころを公演WEBサイトから拝借。

昼の部の幕開きは、『双蝶々曲輪日記』より、貫禄たっぷりの関取と素人角力出身の小兵、ふたりの好対照が魅力の「角力場」。
続いて主人義経を必死に守る弁慶とその思いに動かされた富樫との胸を打つドラマ、歌舞伎十八番の中でも屈指の人気演目『勧進帳』。
そして活き活きとした江戸の庶民を描いた河竹黙阿弥の傑作『魚屋宗五郎』は、江戸情緒が色濃く残る浅草の地によく似合います。

演目はそれぞれ次のとおり。

1.双蝶々曲輪日記   角力場

濡髪長五郎  坂東 彌十郎
藤屋吾妻          坂東 新 悟
山崎屋与五郎/放駒長吉 中村 獅 童
どこかで聞いた演目。場が違うのかもしれないけど、見てますね、きっと。
獅童さんが、素人力士となよっとした若旦那を二役。客席に本当のお相撲さんがいたから、それはそれはやりにくかったでしょうねぇ。(お友達に紹介されて、もう一人の力士役の彌十郎さんとお話ししたけど、やりにくかったって。)
若旦那が、茶屋の主人から贔屓の関取を褒められて、お駄賃→財布→煙草入れ、と持ってるものをどんどん挙げちゃい、最後には来てるものまであげちゃう、ってのが滑稽でしたわ。

ここで幕間が30分。丁度お昼時だったので、幕の内弁当と缶ビールでお昼!!
いやぁ、客席で飲食ができるのって、歌舞伎や寄席ならではですねぇ。楽しい!!

トイレに行ったら、何故か「消臭力」がデデンと鎮座してました。なんでかな?って思ったら大人の事情でした(笑)

2.歌舞伎十八番の内   勧進帳
武蔵坊弁慶 中村 橋之助
源義経         中村 七之助
亀井六郎         中村 国 生
片岡八郎         中村 宗 生
駿河次郎         中村 鶴 松
常陸坊海尊 片岡 亀 蔵
富樫左衛門 中村 勘九郎
言わずと知れた歌舞伎十八番。でも、ちゃんと観たのは初めてだと思いますわ。
橋之助さんの弁慶、力が入ってて凄いです。緊張感あふれる山伏問答から、酒を飲んでいい気持ちになっちゃうところまでの幅がいいですね。舞も素敵。
でも、ただ座ってるだけの富樫に泣かされましたよ。イヤホンガイドで「後で切腹をして、責任を取るつもり・・・」なんて聴いてから、もうダメでしたね。ただ座っているだけなのに・・・。最後、弁慶を見送るシーン、泣きましたね。
そして、弁慶がすべてを承知で万感の思いを込めた飛び六方。落涙しました。
(ただ、陸上の三段跳びの助走じゃないんだから、観客が手拍子を打つのはやめてほしいな。橋之助も、一旦それを鎮めてから飛んだ感じでしたが・・・)

歌舞伎を観て、泣くなんて
予想だにしませんでした。

ここでも幕間が30分。体を伸ばしがてら、幹事さんのお席「桜」へ。松竹梅の次に桜、舞台の真横なんですわ。幕が閉まってても舞台が見えるのです。大道具さんがトンテンカンやってるのが見られました。撮影禁止でした。
小屋の中の一切を仕切るのがお茶子さん。前説(携帯電話の注意)、筋書き等グッズの販売、ごみの回収のほか、トイレの誘導なんぞもやってくれます。例によって、女性用トイレは長蛇の列。二階まで列ができてるのだけど、それをお茶子さんがテキパキと誘導するんですわ。すばらしい、群衆誘導ですね。その中に、ひときわ元気のいい、面白いお茶子さんがいて(名物らしい)、さながら、DJポリスのようでしたね。

動線が交差するところでは「はい、ここでX攻撃で(3,4パターンあるみたい)」とか、「洗面台が混雑します。手を洗うだけにして頂き、お化粧直しは、中村座名物なんちゃってミラーで。」「ご自分が女性と思われる方は、白線を踏んでいただいて、通路の真ん中は帰ってくる方にお開け下さい。」「少々早いご案内ですが、始まりますとしばらくお席にご案内できませんので、どうぞ、お席にお戻りください」等素晴らしいです。

桜の席やらお大尽席(35000円/人。)をチラッとみたり、そして「勘三郎を探せ」をやったりで、30分はあっという間でした。(キョロキョロ、ウロウロしていたら、新橋の飲み仲間や職場の大先輩にお会いしました。)

3.新皿屋舗月雨暈   魚屋宗五郎
魚屋宗五郎 中村 勘九郎
女房おはま 中村 七之助
召使おなぎ 中村 児太郎
茶屋娘おしげ 坂東 新 悟
鳶吉五郎         中村 国 生
太兵衛         片岡 亀 蔵
磯部主計之助 中村 獅 童
浦戸十左衛門 坂東 彌十郎
こいつは、ちょいとオドロオドロシイお話なんだけど、断酒していた宗五郎が、妹の死の真相を知って「これじゃ飲まずにいられない」ってんで、一杯のつもりが、2杯3杯、次には片口で、さいごには樽から直接・・・と2升酒。もともとが酒乱で・・・、っていうお話。
そこを勘九郎がキッチリと演じてましたわ。酔っぱらったシーンなんぞは、お父さんを思い出させましたね。

酔うにつれ、はだけた胸の肌がほんのり赤くなっていくのも演技なのかしら。顔はすぐに赤くできるけど、胸なんてできるのかなぁ。

ラストシーン。すべては、主計之助の軽挙から始まってるのに「悪いのは、オイラに讒言した奴らだもんねぇ。あいつらを成敗するから許してねぇ。」ってのは、そりゃないだろ・・・、って思うんだけど。お話の世界では「良い殿様」ってことになるのですね。

浅草を歩いて小屋に行き、幕の内弁当を食べて、小屋中を歩いて勘三郎を探し、勧進帳の富樫に涙し・・・。いやぁ、安くはないけど、楽しめました。年に一度くらいはこういう贅沢なのもアリです。

観劇日:2015年4月26日マチネ
小屋: 浅草・平成中村座
木戸銭:14,500円
(2015-17)

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