【劇】 からまる法則 (劇団銅鑼)
今回主演の永井沙織さんとは、新高円寺駅前のとんかつやさんで出会いまして、いろいろお話させて頂いた訳で、4日公演の初日に駆けつけたわけです。
「企業弁護士として活躍する真理子のもとに、幼くして別れた父が病気だという知らせが届く。
かつて住んでいた家を訪ねてみると、そこはホームレス支援団体の拠点となっていた。
炊き出しに集まる人たち、保護されている人たち。
思ってもみなかった父の生き方に戸惑いをかくせない真理子。
そこに現れた一人の男。
・・・真理子の抵抗むなしく、どうしようもなくめんどくさいことになっていく・・・。」(劇団WEBサイトより)
1時間55分のお芝居なんだけど、思い返すと、最初の1時間くらい、もの凄く居心地が悪かったんですわ。
多分、その居心地の悪さは主人公の真理子(=主演の永井さん)に感情を移入し過ぎて、WEBあらすじにある「戸惑い」ってのを、おいらも感じちゃってたから、冷静に観客として芝居を観られなかったからなのかもしれない。
とにかく、出てくる人、出てくる人が、癖あり過ぎで、しかも現実っぽい。これが、現実離れしていれば、芝居のお約束・・・と割り切るんだけど。特に、ホームレス支援グループを立ち上げている女子大生が、おいら的には苦手なタイプの人間。真理子が可哀想になっちゃいましたよ。
そんな針のむしろのような前半が過ぎる。どこら辺からか、真理子がこの状況を不承不承、受けいてる状況になって、私も、ようやく落ち着いてみることができるようになってきたのですわ。
最後は、前2作同様、ハッピーエンドになって、この先どうなるかは判らないけど、まずは「誰も悪い人がいない」という終わり方なので、フラストレーションなく、観終わることができた。
うまいな、って思ったのは、対立していた支援団体と地元住民のどちらに軍配をあげるでもなく、「お互いをまずは理解して・・・」という半歩前進で物語が終わっていること。一歩前進させようとすると、どちらかに軍配を上げることになっちゃうので、「負けた人(=悪い人)」が出てきちゃう気がするんですよねぇ。
真理子がミッキーマウスのトレーナーを着る、ってのがすべてを象徴してました。真理子にも、スミタさん始めみんなにもちょっとだけ変化が表れ、「からまり」も怖くなくなったし。
多分、その居心地の悪さは主人公の真理子(=主演の永井さん)に感情を移入し過ぎて、WEBあらすじにある「戸惑い」ってのを、おいらも感じちゃってたから、冷静に観客として芝居を観られなかったからなのかもしれない。
とにかく、出てくる人、出てくる人が、癖あり過ぎで、しかも現実っぽい。これが、現実離れしていれば、芝居のお約束・・・と割り切るんだけど。特に、ホームレス支援グループを立ち上げている女子大生が、おいら的には苦手なタイプの人間。真理子が可哀想になっちゃいましたよ。
そんな針のむしろのような前半が過ぎる。どこら辺からか、真理子がこの状況を不承不承、受けいてる状況になって、私も、ようやく落ち着いてみることができるようになってきたのですわ。
最後は、前2作同様、ハッピーエンドになって、この先どうなるかは判らないけど、まずは「誰も悪い人がいない」という終わり方なので、フラストレーションなく、観終わることができた。
うまいな、って思ったのは、対立していた支援団体と地元住民のどちらに軍配をあげるでもなく、「お互いをまずは理解して・・・」という半歩前進で物語が終わっていること。一歩前進させようとすると、どちらかに軍配を上げることになっちゃうので、「負けた人(=悪い人)」が出てきちゃう気がするんですよねぇ。
真理子がミッキーマウスのトレーナーを着る、ってのがすべてを象徴してました。真理子にも、スミタさん始めみんなにもちょっとだけ変化が表れ、「からまり」も怖くなくなったし。
チラシのキャベツ、重要な役割を果たします(笑)
劇団銅鑼、安定の芝居ですわ。
劇団銅鑼、安定の芝居ですわ。
観劇日:2015年7月30日
小屋:六本木・俳優座劇場
木戸銭:5000円
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