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2015.10.28

【劇】 配達されたい私たち (ティーズプロジェクト)

514kxnr5svlこの6日間でバド1日、ランニング1日で、芝居は3作目。ようやく「スポーツの秋」「芸術の秋」らしくなってきた。
 
このお芝居、キャッチコピーが「人の心にふれた時、あなたは生きる力を取り戻す。」
ジャーナリスト志望だった澤野は、ただひたすら、死ぬことを考えている。
ある日、死に場所として入った近所の廃屋で、偶然見つけた手紙の束。それは、過去に、郵便局員に破棄された手紙の束だった。
彼は思いつく。「オレが全部配達してやる。配達し終えたらそのご褒美として、ラクになろう・・・」
彼は死と、その痛みを先延ばしする口実を、朽ちた廃屋で見つけたのだった。
そして、届かなかった手紙が作ってしまった何年もの心や時間の溝。
そこに込められる出会いと別れの悲喜劇に遭遇した時、彼は心の揺らぎを感じ、それまでの、生きる事に対し持っていた漠然とした思いが塗り替えられてく・・・」(劇団WEBサイトより)

「生きる」とか「死に場所」とか物騒な文字が並ぶ。主人公・澤野はうつ病で1年引きこもっていた・・・、という設定である。
あらすじにあるように、7年間放置されていた7通の手紙をそれぞれの受取人のところに配達する。(7通のうちの1通は本人宛なので実際に配達はしていない)

手紙との関係はそれぞれ全く違う。この手紙が配達されず、自分の、或いは、他人の人生が変わってしまった人、この手紙をもっと早く読んでいたらと胸が張り裂ける思いをする人、そして、今初めてこの手紙を読み、この7年間の意味が変わった人・・・。

同じ舞台を観た人は、エピソードはもう少しコンパクトにできたのでは?という感想だったが、澤野が自分の鬱状態に「ピリオド」を打つには、これだけの段階が必要だったということだろう。
ただ、そうだとして、6つのエピソードに触れた澤野の「心の揺らぎ」や「思いが塗り替え」られていく様子が感じ取りにくい構成だったのがちょっと残念。(それぞれのエピソードが行き来するので、配達を始めてから、終わるまで・・・という流れになっていなかった。)
ちなみに、あるエピソードで、おいら落涙しました。泣き笑いかな・・・。

開演時、舞台中央に病院のベッドが置かれ、澤野が自殺未遂で植物状態になり10年経ったと言う設定に思えたのだがそうではなく、タイムトラベラーとして10年後を見た(実際には妄想した?)という、少々判りにくい展開。さらに前半の20分ほどは、各エピソードのさわりが入れ替わり立ち代わり。ラストへの伏線として必要なシーンもあるのだが、予習が必要だったかな。

上手、下手、そして舞台上からの紗幕による場面展開はスピーディで面白かった。

514kxnr5svl_2 実はこの作品の原作者は一色伸幸さん。
ご存じ、「私をスキーに連れてって」の脚本家さんなのだ。
ご自身の鬱体験から、この本を書かれたそうな。鎌倉出身の彼だからか、大船や江の島が出てきました。
ひょっとすると初日は原作者が・・・、と思い、足を運んだら、読み通り、ロビーにいらっしゃいました。終演後、失礼ながら、芝居の話はそっちのけで「25年来のわたスキファンです。」とお声をかけたところ、快く、ツーショットを撮らせて下さいました。

(なお、主人公・澤野を演じた一色洋平さんは実の息子さん。その妻まさみを演じたのはIOH「家族対向歌合戦」に出られた麻乃佳世さん。
観劇日:2015年10月28日(火)ソワレ
小屋:中野・ ザ・ポケット
木戸銭:5000円

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