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2016.02.18

【劇】 CANTARELLA カンタレラ2016~愛と裏切りの毒薬~ (OSK)

Cantarella2016_20160114_01 大阪・大丸で見て以来3年ぶりのOSK。
「舞台はルネサンス後期(15世紀末)のローマ。悪名高き法王の一族であるボルジア家の「チェーザレ」は、一族の誇りを守り、実妹の「ルクレツィア」を寵愛していたが、フィレンツェの修道司祭であり人の心の闇を引き出そうとする悪魔の化身「サヴォナローラ」はチェーザレの周囲の人々を唆して裏切りを誘っていた。絡みつく策略や愛憎の渦中、ルクレツィアを思うチェーザレの友人「ジョバンニ」を巻き込み、ボルジア家に伝わる毒薬「カンタレラ」が、定められた運命さえも狂わせていく。果たして、禁じられた兄弟愛は狂い続けるのか。」(劇団WEBサイトより。)

兄と弟の確執があったり、兄と妹がなさぬ仲のようだったり、よくもまあ・・・と思うくらいてんこ盛りの一族。

おなか一杯なお話だな・・・、って思ったのだけど、観劇後、登場人物のWIKIを読んでみたら、事実は小説より奇なり。当時のことだから、定かではないことも多いのだろうけど、もっとえげつないことがいろいろと書いてあった。すごいや。

いろいろな要素はあるけど、登場人物もそれほど多くなく、キャラもはっきりしていて、「夢の世界」に簡単に引き込まれちゃいます。

黒子が踊る演出。最初は「???」だったけど、これは心の中の「悪魔」なのか、と気づいたら、とっても判りやすくなりましたわ。
とにかく、チェーザレ役が出色ですね。3年前に見た舞台も、同じ役者さんが主役だった>桐生麻耶
とにかくかっこいいんですわ。顔も立ち居振る舞いも、そして、声も。
歌もこの日舞台に立った人の中で一番、聞き取りやすかった。(男役の歌は音が低すぎるのか、よく聞こえない時がときどき・・・。)

クライマックスシーン、えーーーーっ、と思わせる部分は予想通りの安定感。で、その後の意外な展開にはウルル。

脇役(というか、端役)だけど、チェーザレの腹心の兵士と、ルクレツィアの侍女が、美味しい役だったように思います。

とにかく、きれいで、わかりやすい舞台。下手ブロックではあったけど3列目だったので表情もよくわかり堪能! (となりのご婦人が、2時間半、ずっとコックリコックリして、何度もぶつかってくるのには閉口したが・・・)
ところで、弟・ホワンが兄・チェーザレを殺すようサヴォナローラに唆されて渡された短剣には、「パラジクロロベンゼン」という毒薬が塗られていたのだが・・・、これって、そう、防虫剤パラゾールの成分。

ところが、この「パラジクロロベンゼン」という言葉が、邪悪な心の象徴なのかどうか判らないけど、歌と踊りの中で、何度も何度も連呼されるの。その度に、パラゾールが思い出されて・・・(汗)

観劇日:2016年2月18日(木)ソワレ
小屋: 銀座・博品館劇場
木戸銭:6000円

(2016-07)

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