フォト

リンク集

無料ブログはココログ

« 2016年12月 | トップページ | 2017年2月 »

2017年1月の記事

2017.01.30

疾風ロンド (エキストラ出演)

昨年11月公開の映画「疾風ロンド」。野沢温泉スキー場を舞台にした映画にエキストラ出演しました。
エキストラ募集を耳にしたのは昨年2月。まだ、作品名も出演者も公表されていない段階。
地元・野沢温泉では、エキストラ募集されているとの情報があり、サイトを探して応募、いろいろと日程調整等ありましたが、結局3回、エキストラに参加しました。

2016年3月5日(土):バスのシーン
シーズン券を持っていたこともあり、3月の第1週、第2週は野沢で滑ることに決めていたので、そのタイミングなら「エキストラ可」と登録したところ、2日ほど前に「5日にバスの乗客の撮影があるがよいか?」とのこと。スキー映画なのに、スキーのシーンではないことの確認でした。

そりゃ、スキーシーンの方がいいけど、参加できるなら贅沢は言えないのでOKの返事。
集合時間8:45には、同行予定の仲間のクルマでは間に合わず、新幹線でもダメ。そこで得意の夜行バス。(当日、集合時間は遅くなり、新幹線でも仲間のクルマでも間に合ったが、まあ、そこは仕方がない。できた余裕で、スカイラインを一本滑ってから、撮影に参加。)

集合時間変更の連絡と一緒に、「スキーケースやスキーバッグがあったら持ってきてほしい。」とのメール。
スキーバッグはあるけど、スキーケースはなかったので、宿にお願いして、泊まってる学生さんのスキーケースをお借りする。バッグは中身を全部出して、これまた、宿の座布団をお借りして、体裁を整える。

スキーケースと、スキーバッグを持って、スキー帰りの客の恰好で、集合場所の新田のバス駐車場ルへ。撮影開始は9:45。

019

最初のシーンは、ゲレンデのパトさん役の関ジャニの大倉くんが、ぬいぐるみを持っている親子を探して、バスターミナルにやってくるところ。30人ほどのエキストラはバスターミナルの客。半分くらいは村の人、半分くらいはマイクロバスでやってきたので、村外からの参加のようです。

いろいろと配置されて、歩く中、パトさんが駆けつけてきて・・・、というシーン。オイラは駐車場の外から歩いてきて、時刻表をのぞき込むパトさんを追い抜いていくタイミング。
何度か撮り直して、さて、どのタイミングが採用されているか。うまくいけば、真横を通っているはず・・・。

駐車場のシーンが終わると、バスに乗って、村役場の下の方へ。そこでロケ弁を頂く。

024

午後からの撮影は、急行バスをパトさんが停めて、乗り込んできて、親子を探す・・・というもの。まずは、普通に、バスの中のシーンを何カットか撮り、続いて、停められたバスにパトさんが乗り込んでくるシーン。

運よく、件の親子(堀部圭亮さんがお父さん)の後ろの席だったので、期待が持てそうですわ。このシーンでは、いろいろと小芝居もやりました。

027

何度もバスを往復させて、いろいろなパターンを撮り、終わったのは夕方。翌週水曜日の撮影にエントリーしました。

さすがに滑り足りなかったので、この日は、珍しくナイターへ。そして、夕食後は日陰で松明滑走!




3月9日(水):ゲレンデのシーン

平日の撮影。この日はゲレンデのシーンということで、休暇を取って、前夜の最終新幹線で野沢入り。エキストラの鑑ですな。

8時半、日影ゴンドラ乗り場集合。8時半だと、遊ロードが動いてないし、長坂の連絡リフトもないしなぁ・・・と思い、念のため、野沢会社に連絡したら、遊ロードは早めに動いているとのこと。さすが、村を挙げての応援体制。

1日券を渡されて、ゴンドラで上へ。シーズン券を持っているのだけど、まだチケット売り場が開いていないので、もったいないことをした。

「撮影は上ノ平」と言われるも、実際はパラダイスゲレンデの一番上。どうやら、「ゴンドラの上ノ平駅の周り」ということで、上ノ平と言っているようである。

この日のシーンは、阿部寛扮する栗林が、息子(濱田龍臣)とゲレンデに来て、物語のカギを握る少女と出会うシーン。

雪が降ってて、とにかく、寒いんだけど、少しでも映りたいので、ヘルメットではなくて、ニット帽にサングラスで撮影に臨む。

Dsc05350

「体力に自信ある人?」と言われて、つい手を上げちゃったら、ずっと下の方で滑ってる役。ほかの人よりもたくさん滑れたけど、さて、果たして映ってることやら。

平日のため、村民の参加も多く、中尾の民宿のオヤジさんと仲良しになりました。

撮影は12時半頃終了。予め、「撮影が、午後に食い込むかもしれないので・・・」と、食事券1000円分が配られていたので、それを持って、目の前の白銀へ。

Img00588

軽く一杯やったあと、午後は滑走。
上ノ平フォーリフト脇の林の中で、撮影してました。
きっと、あのあたりにテディベアが隠されていたのに違いないんだけど、何故、子どもが二人??

Img00625



12日(土)ゲレンデの撮影

早朝7時、日影ゴンドラ乗り場集合。この日も、撮影のために、遊ロードは早くから動いている。Img00687
さすがに、この時間は撮影関係者以外いません。
ゴンドラで上がった上ノ平駅が最初の撮影場所。

Img00688
最初のシーンは、駅の真ん前。パトロール小屋から飛び出してきたパトさん(大倉くん)とボーダー(大島優子)が、スノーモービルに乗ってゲレンデに向かうシーン。
エキストラは、上から滑ってきたり、駅から出てきたり。

いろいろ配置が換わって、最初は、駅舎から板を担いで出てくるスキーヤー、その後は、隣のゲレ食から移動してくるスキーヤー。

シーンを変える度に、スノーモービルにふるいを使って雪を振りかけている。エンジンの熱で解けちゃうので、毎回雪を載せてるんだって。すごいな。

駅舎前のシーンを撮り終って、しばし休憩。駅舎の待合室で大島優子がくつろいでた。ごくごく普通のボーダーさんだった。

その後、上ノ平フォーリフトを使って、スノーボーダーがもの凄い勢いで滑り降りてくる横を普通に滑ってる一般スキーヤー。リフトが長くて遅いので、4グループに分かれて、リフトでピストン。ボーダー役のスタントさんとカメラマンはスノーモービルで上げて効率よく撮影。
カメラを担いで滑るのは凄いですわ。

昼を回ったところで、撮影終了。
3回にわたった、「疾風ロンド」エキストラも終了・・・。


2016年11月27日(日)
公開2日目に、なんばの映画館に観にいきました。
結果的に3シーンでチラっと映ってました。
①バス停で、板を担ぎながら、パトさん(大倉くん)の横を通り過ぎる黒いコートのスキー客
②高速バスの中で、不自然な動きを見せる、ミハルちゃん一家の後ろの席のモスグリーンのニット帽の客(3カットほど)
③パトさんとボーダー(大島優子)が、スノーモービルで飛び出そうとする前をヨチヨチと滑るサロットウェアのスキーヤー

1日目と3日目の撮影が使われてました(2日目のシーンも、劇場では確認できなかったので、DVDが出たらチェックします。)

「カッコウの卵は誰のもの」(WOWOW)に続き、東野圭吾作品2度目の出演となりました!!



2017.01.29

闘う減量日記022

年明けの減量生活。
「新年賀詞交換会」なんて言う立食パーティが、ほぼ毎晩のようにあって、あまり食べられないので、ついつい終わった後に飲みに行ってしまった日が多かったですわ。
その分、朝、昼を少なめにしました。おかげで、新年、スキーシーズン入りにしては、あまり増えずに済んでます。
【2017年1月8日(日)~1月14日(土)】 (平均70.88kg 21.28%)
?kg(?%)→?kg(?%)→71.4kg(19.7%)→71.2kg(21.7%)
→70.4kg(21.8%)→70.3kg(21.9%)→?kg(?%)

土日と実家に帰ってたので、体重多めから始まりました。金曜日は休暇をとって朝ジョギングして、午後から歩き回ったおかげで、少し戻りました。

【2017年1月15日(日)~1月21日(土)】 (平均71.56kg 20.84%)
?kg(?%)→71.0kg(20.2%)→71.4kg(20.6%)→71.5kg(20.3%)
→71.5kg(21.5%)→72.4kg(21.6%)→?kg(?%)

土日は野沢温泉で滑りましたが、一人だったので、それほど、体重が増えることもなく・・・
【2017年1月22日(日)~1月28日(土)】 (平均71.05kg 20.68%)
?kg(?%)→70.7kg(18.9%)→71.4kg(21.5%)→71.4kg(21.4%)
→70.7kg(21.1%)→71.4kg(20.5%)→70.7kg(20.7%)

71キロを行ったり来たりしてますが、71キロを切った日の前日は、5キロのジョギングをしたり、飲んだ後6キロほど歩いて帰宅したり。一過性のものですが、2月11日目指して、体重を落とさないと。

わたスキ名セリフ集

1987年11月に公開された映画「私をスキーに連れてって」。

ときはバブルの始まり、しがないサラリーマンが大きなガレージを持っていたり、ロッジを借り切ってパーティしたり・・・。その頃の自分を思い出せば、タキシードに身を包み、六本木をウロウロしてたっけ(汗)

 

この「わたスキ」、今観ればツッコミどころ満載だけど、その後のスキーシーンに影響を与え、空前のスキーブームの火付け役だったことは間違いない。

そんな、スキーヤーのバイブルとも言うべき映画の中から、公開から四半世紀経っても輝きを失わないセリフを抜き出しました(ストーリー順)。

 

 

映画をご覧になった方は懐かしんで下さい。未見の方は覚えて、そしてゲレンデやゲレ食で使ってみて下さい。きっと反応するスキーヤーがいる筈。
その瞬間から、その人とあなたは25年来のわたスキ仲間になれるのです!!

 

2015年11月20日発行の「skier2016 復活号」(山と渓谷社)のspecial企画「『私をスキーに連れてって』とはなんだったのか?」の座談会に当ページの管理人ぴなが参加しました。
名セリフを暑苦しく語っています! 
似顔絵と後姿の写真も載ってます!!


WEBサイトもご覧ください→http://pina.world.coocan.jp/ski/wtsk/wtsk.htm

 

お好きなセリフを投票して下さい 

 

 

(2003.2.5ver1 2003.4.30ver2 2005.5.8ver3 2006.12.3ver4 2007.10.18ver5 2009.1.9ver6 2012.1.26ver7 2015.10.16ver8  
新規項目・改訂項目は斜体にしています。)



できました

わたスキ、最初のセリフ。

総合商社「安宅物産株式会社」軽金属部の矢野文男(三上博史)が書類を作成し終えたときに発する。
小学生が漢字のドリルをやってるんじゃないんだから、自席で声をあげることもなかろうに。
仲間は既に志賀に行ってるのに自分は残業中。気持ちが焦ってたんだろう。
課長(小坂一也「庶務のOL孕ませた」っていう設定が、この方の私生活を連想させた)に書類を渡すと「検算はしたんだろうな?」っていう言葉も聞かずにそそくさと退社してしまう。
実は。その書類には検算どころではない大チョンボがあったのだが、そのお陰でこのお話はハッピーエンドに向かうのだ。



メリット5

「めりっと・ファイブ」と読む。

矢野から「メリットありますか。」という無線連絡を受けた小杉正明(沖田浩之)「メリット5。現在地をどうぞ。」と応じる。

#  小杉正明という名前はエンドロールにも見える。スタッフの実名らしい。


「聞こえますか?」「はい、よく聞こえます!」って言えば足りるのだが、こっち方が、何となく格好いい。
メリット」とは「了解度」(聞こえやすさ)で5段階で表す。メリット5は「雑音が全くなく、非常に明快な通話ができる状態」。
 
携帯電話が普及するまではアマチュア無線や小電力のトランシーバーが山の中でのほぼ唯一の通信手段だったから、みんながこぞってアマ無線免許を取った。特に、無線従事者免許は一生モノなので、恥ずかしい写真だと困る。

映画から遅れること10年、オイラが1997年に東京で免許を取ったとき、局免は7M4★★★だったが、3年後に名古屋に転居したら、あっさりJコール(JQ2★★★)が割り当てられた。

# さらに東京に戻って変更申請したら、何と「JA1★★★」が割り当てられた。もう転居しない!!



『学習』って言葉、知らねぇんじゃないの

志賀の宿の屋根の上で、毎年同じ手に引っかかる矢野を、友人で外科医の泉和彦(布施博)が評した言葉。ミミズだって学習するのに・・・。追い打ちをかけるように小杉が「経験を活かさないから今だに『独り』」と笑い飛ばす。活かされていない経験が何だったかは、真理子のセリフから知ることができる。



冬の間、恋人にするなら最高ね

皆の笑いものになっている矢野を佐藤真理子(原田貴和子)が評したセリフ。矢野の場合、最高なのに期間限定ってのが残念。 これに限らず、真理子は矢野を評価するセリフが多い。その訳は・・・。



取りあえず

 



小杉は、防水仕様のカメラ(Canonアクティブ)を持ってて、何かあると、とにかく「取りあえず」シャッターを押す。当時、「チーズ」よりも「取りあえず」で写真を撮るのが流行った。この映画の中では5回出てくると思う。

今でも、ゲレンデでよそのグループのシャッターを押すときに「チーズ!」とか「1+1は?」ではなく、「取りあえず」を使うと意外な反応があるかも。ただし、被写体の世代は選ぶ必要がある。

小杉はバイクショップの若旦那風だが、防水カメラの他にも、スキー場の新アイテムをいろいろ持ってる。有名なのが背負う形のカタツムリの目のようなライト。皆が欲しがったが売ってるのを見たことがない。映画の中でも、真理子が「さすが、小杉君」と言ってるので、自作だろうか。このほか、斜面を「直登行」できる剣山風のアタッチメントも実際に見たことがない。


滑りに来たの? 転びに来たの?

ナンパされようとわざと悲鳴を上げて転んだ恭世(鳥越マリ)に対して、池上優(原田知世)が問いかけるセリフ。
ホントに下手くそで転んだのであれば、このような言葉をかけることはない(かけたらイジメに近い)から、泰世は本当は相当滑れるのだろう。


聞くだけ野暮

上の優の問いに応えた泰世のセリフ。最近では「野暮(やぼ)」って言う単語を耳にすることもなくなった。無粋な様子をさすのだが、今どき「ダサい」ですまされちゃいそうだ。(いや、ダサいもすでに死語か?)  野暮はこの映画ではもう1カ所使われている。時代を感じさせる言葉だ。


イブに女2人なんて泥沼よ

ロッジでは泉達がクリスマス気分なので、クリスマス直前の週末、1987年12月のカレンダーによれば19日(土)か。このゲレンデでボーイフレンドを見つけて5日後のイブにムフフを期待するということか。いずれにせよ、かなり焦っていることは確か。


なお、この日は24日(木)のイブ当日という意見もある。平日なら、課長が矢野に「また、スキーに行っただろ、この暮れの忙しいときに。」とイヤミを言うのもうなずける。しかし、25日(金)に帰京して、26日(土)~28日(月)の3日間で「嘘の番号」→「常務の呼び出し・聖心のユミちゃん」→「あーら、矢野様」をやるとなると、土日も休まない会社になってしまうし、 「聖心のユミちゃん」の日は「出発まであと1週間」なのでこれとも矛盾してしまう。

 

ところで二人は、年末は泰世のクルマ、この週末は西武の夜行スキーバスなのはどうしてだろうか? 

 

#  読者の方から「お持ち帰り説」や「ツアー出会い期待説」を頂いた。当時の志賀行きは高速も全通しておらず女性2人の週末運転はキツかった(年末年始は、日程もゆったりで、サブドライバーも確保できた)という解釈もあるが、実際には製作にあたっての「オトナの事情」であろう。 


バーン

 



恭世に「優ちゃんも早くしないと、いい男みーんな取られちゃうから」とそそのかされてゲレンデでターゲットを捜す優。
どれもこれもパッとしないところに、颯爽と滑ってきた矢野。彼に向け、指で作ったピストルで「バーン」。前のめりに転ぶ矢野。矢野の腕前から行けば、転ぶような場所じゃないから、ゲレンデの神様の粋な計らい(というか、映画のお約束)だ。


優の視線に気づいて、恥ずかしそうにする矢野のもとに集まってくる仲間。例によって小杉は優に向かって「取りあえず」とシャッターを切り、「ステキぃ!」と声をかける。この順序が「取りあえず」の真骨頂である。


ゲレンデでも、街でも使えるが、指使いをちょいと間違えるとフレミングの法則になる。

なお、「バーン」はこの後、4回出てくる。

# 「出会いのリフト」、「デート途中のスキーショップ」、「すっぽかされた電話口」、そしてこの映画最後のセリフでもある「発表会の壇上(右写真)」だ。ちなみに、リフト上だけが左手であり、自分に向けた電話口のバーンは一瞬左でやりそうになり、右でやり直している。 


サロット

 


SALLOT。
如何にもありそうな架空のブランド。サロモンとスコットを足して2で割ったような語感である。

もともとブーツのメーカーだが、ロシニョールから板、フェニックスからウェアの提供を受けて自社ブランド名をつけて売り出すことに、ブランドの存続を賭けている。「統一カラーコーディネート、世界初ってことだな」なんだそうだ。

このブランドを扱っているのが矢野の勤める安宅物産のスポーツ部であり、この企画に軽金属部の矢野が何故か首を突っ込んでいるのである。

#  安宅物産の玄関のシーンは、大手町の三井物産だそうだ。


初心者か相当のミーハー

統一カラーコーディネートって、聞こえはいいが、一式揃えないと意味がない訳である。
一般スキーヤーにとって、板とブーツ、更に言えばウェアの買換えシーズンは、財布の都合でズラすもので、これが一気に来てしまうとかなり苦しい。
このことを一瞬にして看破し、「一から揃える初心者」か「金に糸目をつけないミーハー」にしか売れないから「先は見えてるな」と言ったのが泉。外科医にしておくには惜しいマーケティングのセンスである。


後半の横手山を滑るシーンで、矢野と優はウェアはお揃いだが、ブーツは矢野が黄色、優が白で、全然統一じゃないと思っていたら、読者の方から「ウェアにはロゴの部分に白、マークに黄色が使われており、コーディネートされている」との指摘を頂いた。



了解、メニューを送れ

真理子がレストランから「席、確保したよ。」と無線で連絡してきたのを受けて小杉が返した言葉。今なら、メニューを写メで送るのだろうが、当時は読み上げろということ。


それに応えて真理子は「えー、サントリー缶ビール250ミリリットル、あと、350、500、1リットル。で、生が350と500。あと、バドワイザーが350、カールスバーグが350。で、つまみは、フライドチキンとフライドポテト。」と、実在のブランド名を延々と読み上げる。
これは、サントリーがこの映画に『協力』しているからだろうが、おかげで、NHKでわたスキを放送するときは、微妙にカットされているらしい。

スキーブームのとき、昼食の座席確保は大変だった。終わりそうな団体がいると、そのテーブルの周りをとり囲んだものである。(これをWaiterと言い、食べ終わるのを待たずに「空きますか?」って催促するのをWaitlessと言った(嘘))


プリンス系のレストランは、入り口で一列に並び順番に入れていくので不公平感はなかった。このときは、代表が並んで、他のメンバーは滑っていればよく、席がとれたら無線で呼ぶ。あらかじめメニューも連絡し、オーダーを決めておくと効率が良かった。



ビール周辺しか見えないのかなぁ


レストランからの真理子の無線への泉のひと言。
前項に書いた通り、真理子はビールの種類とつまみしか連絡しなかったため、「いやだぁ、ビールとつまみしかないの?」とむくれるゆり江(飛田ゆき乃)に対して、このセリフとなった。『周辺』という言葉に泉のセンスが光っている。

 

○○周辺しか見えないのかなぁ。」は、かなり応用が利くフレーズである。



みんなカップル、プラス1万

ゆり江と矢野をくっつける(正確には矢野をその気にさせる)っていう賭けをしてることがバレちゃうセリフ。中学の時も、泉と小杉は同じような賭けをしていたらしい。



ターンのときね、内足持ち上げて引きつけてるだろ?

「あの癖やめた方がいいよ。こうやって足持ち上げて引きつけると腰が後ろに下がっちゃって、ポジションも後ろに行っちゃって、スピードが出たときにコントロールできなくなっちゃうんだ。」と続く。

 



オトコ探し(今でいう逆ナン)に夢中の恭世に置いてきぼりの優。滑らずにはしゃいでる泉達を残してゲレンデに出た矢野。
この2人が偶然ペアリフトで隣り合わせになる。当時は西武系ゲレンデくらいでしか目にしなかった「1人乗車口」があったため、ごく自然に相乗りとなるのである。


先に矢野に気づいた優は「バーン」とアプローチする。結構、積極的。それなのに矢野はいきなり滑りのアドバイスを始めちゃう。

普通、「どこからきたの?」「よく来るの?」「ひとり??」「一緒に滑ろうか?」「あなたは神を信じますか?」ってな手順を踏むものだ(違)

案の定、優ちゃんは「脈なし」と思ったか、つまらんヤツと思ったか、ドン引きして、リフト降り場に着くと「ありがとうございました。」と、さっさと行ってしまう。

 

リフト上で女性に声をかけるときは「ようやく2人っきりになれましたね。」と声をかけるか、「お茶しませんか?」と言ってポケットから缶コーヒーを取り出すのが効果的だ(大嘘)


このリフト、乗り場は第4ロマンスであるが、リフト上のやりとりの背景は第3ロマンスと思われる。



人間のクズ

矢野のために、木が斜めに立っている急斜面(笑)をショートカットして優を誘いにきたしたヒロコ(高橋ひとみ)が、男ども3人を評して言う。「あの人達、人間のクズだけど、スキーだけはうまいから。教わりがい、あるわよ。」 100%褒めないところが、詐欺のテクニックに通ずるものがある。

 

# 近年「クールビズ」の季節に出没する「ビールクズ」という呼び方に応用されている(違) 


行こうよ

女性には奥手の矢野の精一杯のセリフ。真理子とヒロコが優を誘ったのだが、ためらう優。泉は「急がないとゆり江、怒ってるぞ。」などと邪魔をする。そこで矢野が勇気を振り絞って言うセリフ。


このあと「恋人がサンタクロース」をBGMにゲレンデの見栄テクニックが繰り広げられる。

内足ターン、ヘリコプター、クランマーターン、3人スプレッドイーグル、トレーン、板を前後逆につけて後ろ滑り、トレーンでコブジャンプ、ストックとテールを突いて方向転換、変なキックターン、並んでプロペラターン(左から二人目、リズム無茶苦茶)、リフト上の雪合戦、坂を登れる剣山、フォーメーション、板のベッド、片足滑りの追いかけっこ、股くぐり、スノーモービルで雪上スキー、ムカデ、様々な板の脱ぎ方等々。
スキー宿で「わたスキ」をみた翌日は、この中から2,3種目はやってみたくなる。


読者の方から、変なキックターンは「アンクルターン」という、というコメントを頂いた。ネットでは見当たらないのですが・・・?


そうよぉ、わたし、ブッキーなんだからぁ

優と仲良く練習している矢野。それを邪魔しようと泉がゆり江を連れてきて「ゆり江も内足の付け方教えて欲しいってよ。」と横やりを入れる。そのときに、ゆり江が発した言葉。
ブッキー=不器用」なのだろうが、ゆり江の表情、低い声も相俟って「ブッキー=不気味」にしか聞こえなくなる。


牧場のさかな

逆ナンに失敗した恭世のセリフ。一緒に滑ってた男を「あの人は?」と優に問われて「ああ、あれ? 大バツ。スキー場で下手なヤツって牧場のさかなよ。」と切り捨てる。「水を得た魚」からの発想だろうが、大バツとともに応用の利くセリフである。なお、愛媛県南予の「おさかな牧場」とは全く無関係と思われる。


【誤った用例】「ハイジの金魚なんて『牧場のさかな』だよ。」当たり前である、ってか、金魚なんて飼ってないと思う。


何だぁ、オンナいる訳、残念

優が一緒に滑ってたスキーがうまい男・矢野が女性(ゆり江)と一緒にリフトに乗ってるのを見て泰世が思わず言うセリフ。彼女の頭の中は、そのことしかないようである。
全編これで一貫しており、そこまで徹底してれば立派である。



アプローチされて嬉しくない女の子なんていないよ

真理子とヒロコが優の電話番号を聞くように矢野をたきつけてるときのセリフ。これが女性のホンネなんだろうか。それだったら、もっと違う青春を送るべきだった(悔)>おいら


会いたいんだ東京で。だって、写真渡さなきゃいけないし・・・

意を決して優に電話番号を訊く矢野が、その理由として挙げた。単に、「会いたい」だけでもよかったのだが・・・。
当時は、旅先での出会いの後は「写真交換会」と称して、もう一度会うのが通例で、「一粒で二度おいしい」アーモンドグリコのようであった。
今なら、メールで送って・・・ってことになり再会はないし、写真を送った途端に受信拒否なんていうオチになりそうだ。


スーパーマンだって普段はサラリーマンやってるんだから

優たちと別れてロッジでのパーティ。ひとりほくそ笑む矢野に、男性陣は「あれは堅いぞ、手強いよ」「東京のお前って、スキー場とは別人だぞ」と水を差す。これに対し、真理子が矢野を励ますセリフ。
これを聞いて矢野は「そっかな? そーだよねぇ。ほらぁ。」と、すっかりその気になり、ひとり暖炉の前で、電話番号のメモを見ながらニヤニヤするのだが・・・。



光栄じゃない・・・。嘘かぁ・・・、ザンコク

矢野に嘘の電話番号を教えたと優に聞かされた泰世のセリフ。ゆり江という「恋人」がいるのに電話番号を聞かれるのは「光栄」で、嘘の番号を教えた優の方が「残酷」なんだそうな。全男性の味方というか、全女性の敵というか。とにかく泰世の思考は終始一貫している。

上記の通り、携帯電話の時代では、その場で番号もメアドもチェックできるので、嘘の番号を教えるには「携帯忘れちゃって・・・」「電池、切れてて・・・」と、嘘に嘘を重ねることになる。



26歳にして、立つ!

志賀から戻った、たまり場のZephyr-Inn(ゼファーイン)
優の電話番号を手に入れた矢野を冷やかして泉が常連客に叫ぶ。出典は論語の「三十にして立つ(而立)」である。泉は理系なのにしゃれた言い回しをするし、物知りでいいセリフが多い。「トリビアの泉」(古っ)。

ゼファーインは、東京・代々木に実在したパブである。マンションの取り壊しに伴い、既に存在していない。実際に行った人によれば、とても狭く、映画はカメラワークのなせる技だそうな。

 


逢いたい、会いたい、あいたい、アイタイ・・・


優から聞き出した番号をダイヤルする矢野と、それを冷やかす泉。当時流行ったサンプリング機能付きのキーボードに「あいたい」と入れて、それを様々な音程で鳴らしながら、矢野の周りを回る。

何度かけても「おかけになった電話番号は・・・」となるのを聴き、矢野のテンションと同様、音程は低くなり、最後は普通の人間では出せないような声になっていく。


聖心が俺に惚れるか?

スキー前に「できました!」とうわの空で作った見積書で大チョンボ。
課長と一緒に常務に謝りに行こうとしたときに泉から電話。聖心の女の子を紹介すると言われて発したセリフ。なかなかよく判ってるじゃないか、君はゲレンデ限定・・・。その後に「俺、もう一生独身で通すわ。」と電話を切り、常務の部屋に行くのだが・・・



FOBなんかで計算してどうする、何の意味があるんだ?

 



見積書のチョンボで、課長と矢野を呼び出した常務のセリフ。
FOBはFree On Boardの略で、輸送費、保険料の入っていない製品そのものの価格。シフはCIF(Cost, Insurance and Freight)で、運賃・保険料込み条件のことだそうな。顧客への見積もりなのだから、これらのコストを加えないと持ち出しになってしまう。おっしゃるまでもなく「基本中の基本」らしい。


それにしても、この会社、社内の人間にもお茶を出すんですねぇ。

 


# それがないと、優と矢野は出会えなかったのだけど、そもそも常務の部屋に行くときには秘書に一声かけるのではないか?



わたし、ブタじゃん・・・


志賀での自分の写真を見ながらヒロコが残念そうにひと言、さらに「あ、真理子もブタ!」となる。鼻の穴が見えていたか、顔がまん丸になってるのか。
今どきのデジカメと違い、その場で写真の確認ができず、プリントして初めてわかるので、えーーーっ・・・ってなることも多かったですね。時代を感じます。



これ以上傷つけたら、ヤツ出家しちゃうぜ

 



例によってZephyr Innに集まり、小杉が撮りまくった志賀の写真を見る悪友4人。その中の優と矢野のツーショット写真に一同沈黙、泉が「ちょっと、これまずいんじゃない?」と泉が言ったセリフ。

実は、この日(最速で22日(火)。この後、暮れのスキーの「出発までに一週間しかないんだぞ。」ってセリフがあるので、24日までのはずである。)の昼、謝りに行った常務の部屋で矢野は優と偶然にも再会したのだ。



皆さん、聖心のユミちゃん

優に嘘の番号を教えられ、落ち込む矢野に泉が紹介しようとした女性が聖心のユミちゃん。現れたタイミングが、矢野が優に偶然再会したことをみんなが知ったとき。そのため、急遽、鳩首会談となるのだ。

昨日の今日で、泉はどうして後から後から女性を連れてこられるんだろう。やはり外科医ってもてるのかな。


盛り上がる方、優先だ!

優チャンが矢野の同僚と知り、「聖心のユミちゃん」か「秘書課の優ちゃん」のどっちを矢野とくっつけるかを相談する4人の悪友達。
  「どっちにする?」「訊くまでもないでしょ。」「盛り上がる方、優先だ!」

とにかく、成功の可能性や矢野本人の幸せなんて二の次。自分たちが楽しければいい・・・。実にはっきりした判断基準である。
おいらのスキー仲間「サロットクラブ」の行動規範もまさにこれ。ゲレンデで、どちらのコースに行くか、なんてときに仕える。


「ハーイ!」「ヨロレイホー!」

矢野に紹介する筈だった聖心のユミちゃん。ところが、矢野と優の話を進めるためには邪魔・・・。
ってことで、泉とヒロコで、たまたま独りで店にいたオタクっぽい男の子(長谷川君)に「ハーイ!」と声をかけ、強引に引き合わせてしまうのだった。



「いいなぁ。ぴったり。最高っ、最高だろ? 最高だよ。じゃあね。」


邪魔になった聖心のユミちゃんと、店に独りでいた長谷川クンをくっつけるため、彼のテーブルに(早廻しで)クロスを敷き、キャンドルに火を灯し、それらしくセットしながら、無理矢理、泉が言い聞かせるセリフ。

あれからあの2人はどうしたんだろう。ユミちゃんと、長谷川君は、こんなチョイ役なのに役名があるくらいだから、どこか別の場面で手でも繋いで歩いてたらタマらないのだが。彼らのテーブルから離れるときヒロコは盛り上げるように「フゥーール」と文字にしにくい音を出してくるりと一回転する。

 

馬券買わないで競馬見たって、ただの家畜のかけっこだからな

矢野と優がうまくいくかどうかって話で賭けを始めたのを呆れられて小杉が吐いたセリフ。
結局、泉と小杉はダメな方、真理子とヒロコはくっつく方に1万円ずつ賭けた。この言葉は珠玉のフレーズである。

【応用例】「投票しないで開票速報見たって、ただの『万歳』中継だからな。」



運命感じるなぁ

くっつく方に賭けた真理子は「女の子って『偶然』に弱いんだから。ばったり再会なんて最高のシチュエーションよ。運命感じるなぁ。」と応援する。


この後の会社の秘書課前のシーンで、矢野が自分たちと同じ会社だと知った泰世が「同じ会社だったなんて、運命感じちゃう。」とウットリ言うのに対し、ヒロコが「アンタはイイの」という目線で応じるのが秀逸。



嘘の番号教えるなんてな、性格ブスもいいとこだぞ

一方、ダメな方に賭けた小杉たちは、とにかく矢野のテンションを下げようとする。
「性格ブス」ってな言い方は当時流行りましたねぇ。見た目がきれいな人は正確が悪いってのが通説でした。このセリフに矢野は「そんなことないよ!!」と、思いっきり反論して、みんなドン引き・・・。


俺の幸せは、俺が考えるよ

二人をその気にさせる作戦の第一弾
保険の外交員に扮したヒロコが安宅物産に乗り込んできて、優と矢野を引き合わせようとする。それを知った矢野に「何、考えてんだよ。」と問われ、「私どもはお客様の幸せを第一に考えております。」と保険のおばちゃん口上で切り返すヒロコ。それに対し、矢野が放ったセリフがこれ。
そうは言っても、彼自身は何も考える気がないのだから、困りものだ。

矢野のデスクの卓上カレンダーは「28日」(月曜日)となっている。賭けが成立したのは上記(「これ以上傷つけたら、ヤツ出家しちゃう」の項)の通り、遅くとも24日なので、さすがのヒロコも乗り込むのに少なくとも4日(うち2日は土日)は間があいたということになる。

# 卓上カレンダーの件は、読者の方にご指摘頂いた。感謝。


悪魔・・・

折角オフィスに乗り込んだのに、取り合おうとしない矢野に業を煮やしたヒロコは課長にちょっかいを出そうとする。あわてて、引き戻す矢野がヒロコにひと言、言い放ったセリフ。聞き逃しがちだが、かなり焦ってる様子が判るセリフだ。



いやぁ、服代、助かっちゃった・・・

中学の頃、女の子から手編みのセーターをもらったときに矢野が相手に言ったセリフ。
二人をその気にさせる作戦の第2弾。会社帰りの優を真理子がクルマに乗せ、矢野に会わせようとしたが、優から「矢野さんってどんな人なんですか?」と訊かれて昔話をしてしまう。要は「野暮」ということらしい。(野暮というよりは失礼だと思うが(笑))

「今夜、みんなと会うんだ。矢野君、喜ぶよ。」ということになっていたが、悪口で盛り上がって、結局は引き合わせていない。何やってんだか(笑)

この日はヒロコが会社に乗り込んだのと同じ日のようである。(優のスーツが同じに見える。)


罪滅ぼしに、3万上乗せする

 



バブルがどんどん膨れ上がってる。女性陣は矢野と優がくっつく方、男性陣はダメな方に賭けてる。
女性陣はあの手この手で応援しようとするが、なかなかうまくいかず、「罪滅ぼしに」と掛け金を上乗せしていく。
この賭け、一体誰がどのように仕切って、それで何がどう上乗せなんだろうか? 
1987年当時、26歳の男女にとっての1万円ってのはかなり大きな額だった。



お百度踏みなさい、お百度

掛け金が10万円に跳ね上がったことを聞いた手術中の泉が、電話に向かって言うセリフ。要は、何をしても無駄で、もう神仏にすがるしかないぞ、ってことだろう。繰り返すが、泉のセリフは「外科医離れ」している。
この10万とは、最初に「ダメな方に1万」で始まり、その直後に「掛け金、倍な」で2万。小杉の「こっちもちょっと上乗せしたいけど受けるか?」のセリフがあり、さらに真理子の「罪滅ぼしに、3万上乗せする」とあるが、さて、どうやって10万円になったのだろう。


あんまりじゃない、そんなの・・

ゆり江が実は矢野の恋人ではないと知ったときの優の静かな怒りの言葉。
「志賀には『もてないオトコをからかいに行っただけ』なんだって。ウケちゃうよねぇ。」って泰世は言ってるが、こんなセリフをゆり江は恭世に言ったんだろうか。だとしたら、ホントに「あんまり」だな。泰世も、この情報を得たなら、優に「再チャレンジしなよ。」ってなりそうなものだけど、女友達の友情ってこんなものなのだろうか。

このセリフのときの優は、黒のワンピースに真珠のネックレスだが、矢野とエレベータのところで出くわしたときと同じ服装のようだ。

28日に秘書室に乗り込んできたヒロコに泰世は「ゆり江さんによろしく伝えて下さい。」と言っていたが、このシーンでは「こないださ、ゆり江さんの彼に逢っちゃった。」と言っている。普通、前日のことを「こないだ」とは言わないだろうから、28日が「よろしく伝えて」、29日「ゆり江の彼氏」に遭遇、1日おいて31日がこのシーンとすると、どうやって、31日の年越しに志賀にいられるのだろう・・・。もう、考えないことにしよう。


志賀-万座って直線だと2キロなんですよね

大晦日の晩、万座の宿「YUKIHAUS MANZA」で周辺の立体地図を見ながら、宿の親父さん(上田耕一)に矢野が尋ねたセリフ。 「ああ、志賀万座ルートね、いいツアーコースですよぉ。夜は無理ですよ、夜は。それにあのコース、春までは滑走禁止なんですよ。相当な難所ですからねぇ、冬に滑るのは自殺行為です。直線2キロなのにねぇ、車だと菅平回っていくから5時間近くもかかるんですよぉ、変な話ですよねぇ。」と親父さんは答える。


5時間かけてフラれに行くんじゃバカだよな

 



万座から、優のいる志賀までクルマで5時間と聞いた矢野のセリフ。「バカだよな・・・」と、再度つぶやきながら、結局クルマを走らせるのであった。人気投票第3位のセリフ。
あれ? その前のシーンで酒呑んでなかったっけ?ってのは言いっこなし。当時は大らかだったのかな。

BGMはユーミンのA HAPPY NEW YEAR。その間、万座の宿では当時ゲレンデ宿で流行っていたウィンクキラー、志賀の宿ではツイスターに年越しそば、クラッカーにピーヒョロと、何でもアリの年越し準備・・・。



聞き間違えちゃったみたい、番号、電話・・・

「やっぱり、聴き間違えじゃなかったのかな・・・? じゃっ・・・」と続く。

志賀の会社の寮(一ノ瀬の先あたりだろうか?)で矢野を思いだし浮かない顔の優。「新年まで10分よ、楽しまなくっちゃ」と言ういう恭世にクルマのキーを借りて、まさに万座に向かおうとしたところに矢野が到着。

優を「嘘つき」って責めたいんだけど、責められない矢野のセリフがこれ。気持ちはわかるな。



あの・・・・、あけましておめでとうございます

 



前項の矢野のセリフに「あの・・・」と言いかけた優。何て言えばいいのか判らない。そこに丁度年越しの花火。で、「あけましておめでとうございます。今年も・・・、よろしくお願いします。」と続く。
このたった一言で、全てが解決してしまうところがドラマのいいところ。謝罪も弁解もなし(笑) 
オトコってこれだから・・・。
それにしても、宿の前でナイアガラ花火をやってるのに、どうして誰も出てこないんだろう>会社のみんな

ちなみに、優ちゃんが借りた泰世のクルマのナンバーは「59-63」、ご苦労さんだ。



矢野は帰ったよ

 



バレンタインのサロット発表会が近づくに連れて、矢野はスポーツ部の田山雄一郎(田中邦衛)(ワールドカップ6位の実績を持つ往年の競技スキーヤー)の仕事に没頭。デスクにかかってきた電話にも、このように、殆ど変わらない声色で居留守を使うのであった。

# 読者の方から、「居留守を使った相手は優ちゃんだと思う」とのご意見を頂いた。定時後にかかってくる電話とすれば、その方が自然ですね。



田山さんなら仕方ないけど

3日連続ですっぽかされたというのに、優のこの健気なセリフ。矢野が言うように、優は『田山さんのファン』ということらしい。

なお、田中邦衛の役名が田山雄一郎なのは、何となく「加山雄三」とか「田沼雄一」(若大将シリーズの主人公)を彷彿させ、ついつい、「よっ、青大将!」(若大将シリーズの田中邦衛の役どころ)と声をかけたくなってしまう。



食費、助かっちゃった

真理子が今度はケーキのエピソード。バレンタインデーにケーキを焼いて貰った中学時代の矢野の一言。普通は「ありがとう」って言うよねぇ。野暮を通り越して、失礼なヤツ。


大分、馴染んできたね

 



真理子が今度はケーキのエピソード。「食費、助かっちゃった。」っていう矢野の言葉を言い当てた優の頭をなでながら真理子がかけた言葉。
このケーキのエピソードは小杉も知ってるようだから、矢野、小杉、真理子ってのはある種の三角関係なのだろうか? だとすると、冒頭のロッジの屋根の上で小杉が言った「経験を活かさないからいまだに独りなんだよ。」っつうセリフは、ちょっとイジワルなセリフに・・・。



とれたわよ、志賀のロッジ

硯川(熊の湯)のこの宿、撮影に使われた当時は国鉄の保養所だったらしい。今では「志賀高原ロッジ」と名前を変えて一般の宿泊施設になっている。映画のこのセリフを受けて改称したのか、それとも、偶然の一致なのか。壁一面の壁画は健在だが、優が見ていた地図や壁の時計は、映画用の小道具。

 



会社が倒産したって駆けつけるわよ

 

バレンタインの志賀ツアーに矢野を誘い出すように優に仕向けるヒロコたち。
確かに矢野に関してはその通りと思うが、会社が倒産したら、優はスキーどころではなくなるのではないだろうか。


やったぁ

バレンタインツアーの矢野誘い出しに成功したときの優のセリフ。それまで、感情抑え気味な中、このセリフは可愛らしかったが、直後に、壁のポスターの日付を見て、ちょっとブルーになる。


「どうせ会社も休みだし」というセリフのとおり、1988年2月14日は日曜日。
「バレンタインかぁ、前日からですねっ。」というセリフがあるから、13日土曜日出発なのに朝からではなく夜発。土曜夜の宿も取れている(志賀の登り口で「先に行って部屋温めておこうか?」と言ってる)のに何故?  土曜は休めないけど、月曜は休める事情があったのだろうか(笑)



所詮4駆の敵じゃないよね

矢野のカローラ2はスタッドレスだったが、凍った志賀の上りはFF車には厳しかったようで、チェーン装着の羽目に(オカモト製のSILE CHAINというチェーンのようだ。現在は製造・販売中止になっている。)。

その矢野に真理子が投げかけたセリフ。

 

今でこそスキーヤーの車といえば、四駆、スタッドレス、ワゴン、ジェットバックってのが定番だが、当時はそのどれもが珍しかった。

真理子達の車はセリカGT-FOUR(ST165型)という車だそうだ。志賀・万座間爆走の際にひっくり返った腹を見て「2駆だ」という指摘もあるが、ドライブシャフトがしっかり見えるので四駆で間違いないそうだ。(ちなみに、真理子のセリカのタイヤはスパイクタイヤ。)

なお、ヒロコの赤いセリカは品川55ナンバーだが、品川55は1970~73年の車に割り当てられており、1986年発売のセリカGTfourに着けられることはない。(真理子の白いセリカの品川52は1985~87年の車に着けられているので矛盾しない。)

 



丸池まで5000円、どう?

 



志賀の登り口で、チェーンをつけてる矢野車を残して、2台のセリカで競走しようと真理子がヒロコに言うのである。男性陣だけでなく、女性陣も賭けが好きなのね(笑)

硯川に宿を取ってるのに「丸池まで」としているのは、ホテル街に入ると危ない・・・という配慮なのかなのか。ヒロコは「いいよぉ♪」と応じる。かわいそうなのは、ドナドナの仔牛のようにそれぞれの助手席に座らされる小杉と泉である。


凍ってるね

 



真理子が雪道を気合いを入れて走る前にクルマのドアをあけて路面を触り、発するセリフ。相手のヒロコは嬉しそうに「うーーん」と応える。

 



スピード狂の彼女は呉服屋の娘で、ユーミンをイメージさせる。冒頭の矢野のガレージにはピットボードに「MARIKO LAP」の文字もあるし、この場面では「TEAM UCHIDA RACING STAFF」のジャンパーも着てるので、レースをやっていた(いる?)のだろう。
その彼女にとって、道は凍ってるからこそ面白いようで、「無茶しないで何が面白いのよ。」だそうだ。

スタート時にルームミラーにぶら下げたストップウォッチを押が、あの調子で走るとブルンブルンと車内で暴れ回るに違いない。

 



この「凍ってるね」はわたスキの中でも特に有名な言葉で、拙ページの人気投票でも、ダントツの第1位に選ばれている。


毎年一緒に野沢にいく仲間は、飯山のICを降りて最初の信号で停まった際に、ドアを開けて路面を触り、「凍ってるね。」っていうのがお約束になっている。

いろいろな場面での応用が可能で、羽田ヒロコ役の高橋ひとみさんは、2010年のテレビドラマ「おじいちゃんは25歳」に女医・羽田ヒロミ役で出演。凍結状態から蘇ったおじいちゃん(藤原竜也)の脈をとりながら「凍ってるね。」とひと言。このドラマの製作総指揮はホイチョイの馬場さん。高橋さんにこのセリフを言わせたいがために、医師の設定を男性から女性に変えたとか。わたスキファンにはたまらない。

 



46番


第1回のサロットカップでコールされる番号。何でこの番号なのだろう。まあ、どうでもいいけど。ゲレンデで「よんじゅうろくばん」と声を張り上げると、今でも何人かは反応するのではないだろうか?



サロットが大変なんだよ

万座の発表会場にいる田沼の部下のスポーツ部の社員から、志賀の宿にかかってきた電話。

発送のミス(実は所崎(竹中直人)達の策略)で、サロットの発表会なのにサロットが一着もないという笑えない状況。
矢野達が志賀にいるのに気付いたのはいいのだが、名乗りもせず(だから、役名が最後まで不明)、いきなりこのセリフ。しかも、 「どうにかならないのか」「田山さんの立場考えてよ。」「世界中からプレス呼んでんだぞ」と畳み掛けるような自己本位のセリフ。

まあ、田山も「8時じゃ全然間に合わないよぉ、すぐぶっ飛ばすんだ。」と指示にもならない指示をしてるから、彼が頭の中が真っ白になってるのは判る。


あー、佐々木さんに一応連絡しといて

発表会場で、田山が通りかかった部下に言う言葉。こんな場面で、「一応」連絡される佐々木さんって誰? しかもその内容は??  でも、田中邦衛ファンの支持が強いセリフです。

ところで、「ニック・ウィルソンさんお着きです。」というセリフをずーーーーーっと「にっこりサン、お着きです。」と空耳してたのは、何を隠そうオイラです。



だめだ、あいつら山向こうだよ

 



サロットの急を知らせようと呼びかけた無線に反応がなくヒロコが吐き捨てるくセリフ。

電波は直進、反射、回折という伝わり方をする。どの周波数帯を使っているかが判らないが、短い波長だと直進した波は見通せるところにしか届かない。
ヒロコは硯川の宿だから、矢野達は見通せない山の向こう側、渋峠の方に行ってるのだろう。ゲレンデで仲間が見つからないときに使える。


セーターは半年がかり、ケーキは火傷だらけだったもんねぇ

万座へ向かおうとするとき、ヒロコが優にエピソードの裏話をするのである。他人のことのように語っていたこれらのエピソードは、いずれも真理子と矢野の間の出来事だったのだ。これによって、一連の矢野贔屓の発言や、ゆり江を「あの子、矢野君にふさわしくないよ、釣りあい悪い。」としたり、最後のステージ上で矢野と優を見守る真理子の視線の意味が深くなる。

# 読者の方から、この二つのエピソードはそれぞれ、真理子、ヒロコひとつずつではないか、2人とも矢野に振られて今の鞘に落ち着いてるのではないか?との指摘があったが、さすがにそれだと、関係が複雑になりすぎなので、それはないと思う。


志賀万座2時間半、結構楽しめそうじゃない?

普通なら5時間かかる志賀-万座を半分の2時間半。空を飛んだり、ゲレンデを駆け下りたり、雪の壁を突き破ったり。そりゃ、楽しいわなぁ・・・。
ゲレンデを降りてるのは一ノ瀬ファミリーゲレンデのパノラマコース、ゲレンデに突っ込むところは同じく一ノ瀬ダイヤモンドのように見える。


# 空を飛んでるシーンで、真理子が急にいかつくなるのは見なかったことにしてください。


オンナ26,いろいろあるわ

真理子の淡き片思いを知り、戸惑う優に真理子がさわやかに言うセリフ。人気投票第2位のセリフ。
このセリフは「オンナ→オトコ」「26→28」といった形で無数のバリエーションが可能であるが、数字が40に近づいたあたりから、さわやかさよりも胡散臭さや惨めさが漂ってくるので注意が必要。



田山さんにサロット一式を届けるため、ツアーコースで万座に向かいます

矢野がゲレンデから帰ってきたときに、スキーロッカーにはさんであった優からの伝言メモ。何しろ、田山さんのファンですから・・・。
「ばっかやろー」と矢野もすぐにゲレンデも戻り、ツアーコースを滑ることに。
人をバカヤロー呼ばわりする割には、自分も何の準備もせずにただリフトに乗ってしまうのだから、どうかと思う。
ちなみに撮影で滑ったのは実際の志賀万座ルートではなく、渋峠の辺りをはじめいろいろな場所で、これをひとつのコースのように編集したそうだ。(傾斜や明るさはいじってないらしい。)



生きてる?

「死んではいない・・・。」と応える。ひっくり返ったセリカからはい出した真理子とヒロコの会話。そういえば、優ちゃんが頭から雪に突っ込んでいるのを発見したときも「死んでるー。」って言ってたっけ。



内足の癖、直せって言っただろ

ようやく追いついて優に矢野が言った言葉。このシチュエーションで、その台詞? (同じホイチョイのバブルへGO!でも、阿部寛が「ここで、それを言うか?」ってなタイミングで薬師丸ひろ子に「老けたな」って言ってました。)
追いついたときは、転んだ優が立ち上がったときだから、何故内足を持ち上げて引きつけてるのが判るのか。シュプールで判ったってことになのかなぁ。



始めていいんですね、いいんですね?

例のパニクリのスポーツ部の社員が、上司である田山に、サロットのウェアが一着もないのに、発表会を始めていいかを確認するセリフ。腰に手をやって、詰問調なのだ。
まあ、このセリフも、応用がききますな。


いっけねぇ、月の方向に出ちゃったよ

渋峠から万座に向かうコースを間違えたときの矢野のセリフ。
実際には、1988年2月14日は月齢25.9(三日月(有明月))、長野地方の月の出は3時54分、月の入りは13時4分。つまり、夕方17時くらいに出発して20時到着を目指して滑っている状況に月はないのです。まあ、そもそも横手山は17時過ぎにはリフトは動いてないので、ここらへんも映画のお約束ってことで。



暗くなって動いたら、最後だ・・・

 



ワクワクの初めてのお泊まりなんだけど、ビバークなんてイヤだな。「ウェアの下はセーター? 厚着してるだろうね。」っていうセリフも、状況によっては答えようがない質問ですな。



せめて、食べるものでも持ってくれば良かったな

ビバークを覚悟して、雪洞を掘り始めたときに矢野が漏らす言葉。これを聴いて、優はポケットから「あの、これ、チョコレート。」と出すのだ。渡すタイミングを一日中探してたのかな。二人でひなたぼっこしてるときに渡せば良かったのにとも思うけど。

しかし、優ちゃんがあれだけ転がってるのに、ポケットの中で無傷なチョコレートって、凄いぞ。やはり、円筒形というのは外力に強いのか(違)



ただ今、シュプールを追って、南下中。灯りが見えないか?

ビバーグの準備をしていたら泉からの無線連絡。「見える見える。おーーい。」と手を振る先には、例のライトを背負いながら追いかけてきた泉と小杉。が、画面をよく見ると向かって右側のライトは雪面にたたきつけられてる。そう、転んでるのだ。撮る直しする余裕がなかったのかな。



ビバークどころか、宴会ができるぞ、宴会が

「助かったぁ。今ビバークしようとしていたんだ。」という矢野に泉が言うセリフ。テントの他、食糧も相当持ってきたようだ。夜の部屋宴会用に相当持ってきていたのだろうか。
これも応用の利くセリフである。
【悲しい応用例】(ちょっと食事が寂しいホテルに泊まって)「宴会どころか、遭難ができるぞ、遭難が(泣)」



この靴でなら、行けると思う

コースを間違え、危ないところを泉達に助けられた矢野。テントの準備をする3人を残し、独りで万座に向かおうとする。「死んだら洒落ですまないぞ。」と泉達は慌てて引き留めるが、矢野は板を履きながら、自分に言い聞かせるように、思い詰めた表情で言う。

本来靴のメーカーであるサロット(モデルはラング)に対する彼の思い入れを表すひとこと。これもいろいろな場面で使えるセリフである。


【応用例】「この○○でなら、イケると思う。」 (良い子は決して、間違った使い方をしてはいけません。)


仕方ねぇだろ、這ってでも行くって泣き叫ぶんだから

何で、追いかけて来たのかと問う矢野に泉が答えたセリフ。優ちゃんは、よほど泉、小杉とのビバークがいやだったのだろう(違)


こわすなよぉ

例のかたつむり投光器が消えてしまった。追いついた小杉は嬉しそうにこう言って、配線を確かめ「ああ、何だ、はずれてるだけだ。」といとも簡単に直してしまう。


バイク屋さんは知らないが自転車屋さんって、目の前の「壊れてる」っていう状況が、商売抜きで嬉しいらしい。
タイヤに画鋲刺されたり、サドルを盗まれたりして意気消沈して自転車屋に行き、余りにも嬉しそうに応対され「アンタがやったんじゃあるまいな・・・」という気になってしったのはおいらです。



乗りかかった船だ、ナイターもう1本行くか

結局、4人で万座を目指すことにしたときの小杉のセリフ。うーん、カッコいいなぁ。 ぴな的には、わたスキの中でも大好きなセリフ。このセリフから後は、一気にラストまで駆け抜けるのだ。

# 暮れの万座の宿で小杉は矢野に「後でナイター1本どうだ?」と声をかけている。このときは矢野は「おぉ、今日はいいや」と断るのだが、この小杉の誘いが「乗りかかった船だ・・・」の伏線になってると思う。



万座のあかりだ

暗いツアーコースをひたすら滑り、ようやくゲレンデらしきものが見えたときの小杉のセリフ。まるで、リンドバーグの「翼よ、あれがパリの灯だ。」ってのと同じだ。これまたカッコイイ。 この辺りから、ツッコミを忘れて感動に走ってしまう。



こらこら、無理しやがってよぉ

ステージでポーズをとるヒロコと真理子に向かって泉が無線で投げかけた言葉。何て優しい言葉なんだろう。こんな恋人を泉は誇らしかったに違いない。

ヒロコは「わたし、東京帰ったら仕事替えようかなぁ♪」と切り返す。



サロットかぁ・・・

サロットと田山を葬り去ろうと画策したスポーツ部の所崎が、「まいった・・・」という表情で自分の頭をペシペシと8回叩きながら去っていくときのセリフ。
ざまーみろ、というよりは、サロットの存続そのものだけでなく、あのイヤな男がこの期に及んで「いい人」になったことで、ホッとした気持ち(世の中捨てたもんじゃない)でラストを迎えられる。

  
 

おいおーい、アベックのモデルもいるじゃないか

 

サロットの発表会で矢野と優を見つけたカメラマンが叫んだ言葉。
「アベック」は1960年代に日本で定着した「和製フランス語」でフランス人には通じないそうだ。映画公開当時には、既に「アベック優勝」とか「アベックホームラン」といった特定の用法しかなかったのでは。そんな言葉を使ってしまい、後で恥ずかしい思いをしただろう。とは言え、「カップルのモデル」もどうかと思うし、「ペアのウェア」というのもなぁ(汗)

 

# このカメラマンが例のスポーツ部の社員だという人もいるが、顔が全く違います。



ありがとう

わたスキのラスト。アベックのモデルとして登壇させられた発表会の壇上で、優から、例の「不死身チョコレート」を渡された矢野のセリフ。あの衆人環視の中でチョコレートを渡すなんて、優ちゃん、凄いです、したたかです。

それまで、セーターには「服代助かっちゃった」、ケーキには「食費助かっちゃった」と野暮な応えしかできなかった矢野が、初めてまともな受け応え。
ようやく「学習という言葉」を知って、ハッピーエンドとなる。 



THE END

2017.01.27

本日の手作り弁当(1/27)

285175_2242628687_7large

いろいろと頂いたので、今年初めての弁当づくり。
前夜が久し振りの休肝日だったので,楽勝!

ポーク野菜炒め、ほうれん草ごま和え、焼き明太子、温泉卵、はんごろし。

野菜はコンビニのカット野菜、ポークは冷凍しておきました。味付けは創味シャンタン。
ほうれん草も冷凍食材。
明太子を頂いたので、本当はこれがメインです。魚焼きグリルで両面焼いて。
温泉卵は、野沢のげんたろう屋サンからのお土産。はんごろしも野沢で買ってきたもの。
ご飯も、げんたろう屋さんからの「年貢」・・・(笑)、

2017.01.08

【ス】AFSC正月ツアー(2016.1.31-2017.1.3)

2016/17シーズン、なかなかスイッチが入らないまま、スキークラブの正月ツアーが初滑りになった。しかも、仕事の関係で大阪を離れられず、出発は大晦日の朝。このため、29日から現地入りしている本隊に遅れて参加&居残りとなりました。

15799840_922268921208603_4860506514

【2016年12月31日(土)】快晴
自宅最寄り駅から地下鉄、新幹線、特急しなの始発を乗り継ぐ。朝5時過ぎに自宅を出発し、志賀・サンバレーに着いたのが11時半。良く晴れて、パッと見は雪も十分ついているようです。
Img02238
ちょうど本隊の午前中のレッスンが終わったところ。
宅配便で送ってあったバッグと板をほどき、滑走準備。

と、そこにメール。この日まで偶然志賀の湯ホテルに泊まっていた職場の後輩家族がサンバレーに戻ってきたとのこと。それなら、と一緒に滑ることに。
12時過ぎから午後のレッスンが始まるまで1時間ほど。後輩と娘さん、息子さんと4人で滑りました。
午後はクラブのレッスン。一ノ瀬方面に小学校6年、5年の姉弟を連れて行きました。
新しくなった東舘山のゴンドラにも乗りました(丁度、搬器の番号が1番で、子供たちのテンションマックスでした。)
1612313

スマホの電池が切れてしまったのでSkiTracksは途中で止まってます。

161231_2

一ノ瀬でのんびりしすぎて、ラスト丸池のゲートを通過したのは営業終了の一分前16:29。危なかった・・・。
上述の通り、スマホが切れてたので、もし乗れなかったら、SOSすら出せなかった・・・。午後からの半日だけなら大丈夫と思っていたけど、スマホの予備のバッテリーは必ず持ってないといかんですね。

夜は、食事の後、紅白歌合戦を最初から最後まで見た後、ホールで常連の名古屋RZD、近江乾杯部の皆さんや泊まり客の皆さんとカウントダウン。日付が変わると同時に、すでに伝統行事となりつつある、サンバレー恒例の「雪上マイムマイム」!! 
(今年はドローンを投入、マイムマイムの上からの映像アリです(笑))

1612312
この後、レストランで1時まで、大広間に場所を変えて2時半くらいまで飲みながら語っておりました。
【2017年1月1日(日)】晴れ
さすがに、7時半の食事開始には起きられず、8時過ぎになんとか朝食。
例によって、お雑煮におせち風。

Img02289
二度寝して、温泉入って、準備して、9時半のレッスン開始には何とか間に合いました。
午前中は1級・3級受検組のレッスンのサポート。
サポートとは言っても、ほぼ初滑りなので、自分も滑りをチェックして頂く感じです。途中から1級と3級で分かれたので1級班につきました。
1701012
レッスンでは横滑りも多く、滑り足りなかったので、昼休みに昼飯抜きで、ひとりで寺小屋までお散歩してきました。昼の時間なので、ゴンドラもゲレンデもガラガラ。寺小屋の山頂からジャイアントの下までノンストップで滑りました。さすがに、腿と膝が悲鳴を上げました(汗)

Img02307
午後も1級受検班のサポート。そして、レッスン終了後、1級・3級の検定。

おいらは例によって前走。3級はパラレルとシュテムターンの2種目。1級は横滑り、大回り・小回り(ナチュラルバーン)、小回り(不整地)の4種目。3級と1級を一度にやった関係で横滑りだけはやりませんでした(やってたら、悲惨だったか??)

(通常、3級は講習中の滑りを採点して合否判定するのですが、うちのクラブは、亡くなった師匠の方針で、レッスン後に、キッチリ検定をやります。)

15896159_922272051208290_7497533390

1級2人は今一歩、3級は小6・小5の2人とも合格でした!
先シーズンもうちのクラブのレッスンに参加してくれたお子さんたち、成長&上達ぶりが、教える側にとっても嬉しい限りです。 
15800458_922269834541845_4768056025
この日の記録。高低差のグラフをみると、午前・午後サンバレーでレッスン、昼休みに寺子屋までお散歩・・・ってのがはっきり分かります。(プロファイル欄。縦軸が高度(m)、横軸が滑り始めからの経過時間(×10分)。休憩中は一時停止しているので、きっちり400分にはなっていない。)
170101

晩御飯の後、バッジの贈呈式がありまして、そのとき、生徒さんから「ナイターに行きたい。」って言われちゃいまして、それじゃ、と今シーズン初ナイターへ。
後から、後から、うちのクラブ員も外に出てきて、総勢10名。
Img02324

さらに、先にナイターに出てきているRZDと合流して、かっとびました。
Img02325
疲れましたわ・・・。1時間半ほどで10本。かっとんだ積もりでしたが、最高速度78キロとは、まあ、こんなもんなのでしょうか。

ナイターたっぷり滑ったあとは、温泉で身体を温めて、RZD部屋にお邪魔して、懐かしい映像なんぞを流しながら、年に一度の酒盛りを楽しみました。1時半頃に部屋に戻ると、クラブの宴会も終わったところで、とっとと寝ました。
170101n

【1月2日(月・祝)】晴れ

この日、本隊は昼前に下山のため、レッスンはなし。
今シーズンいっぱいで営業終了するとの噂のあるサンバレー・ファミリーゲレンデの最後の滑走。
その後、昨日の生徒さんの家族と合流して、東舘山ゴンドラの手前まで。
そこから志賀の湯に戻り、記念撮影&本隊のお見送りしたのが11時過ぎ。

再び一ノ瀬方面に戻り、高天原・ダケカンバで件のご家族と合流。

ランチは、今シーズンの新メニュー「レッドカレー」。
「辛いですよ!」と何度も念を押されたけど、辛い部的には、ま、特段のこともなく、こくがあってマイルドなカレーでしたわ。

Img02335

この後は、ガイドさん役になって、高天原(NHKが滑れた)→西舘→ジャイアントと戻り、サンバレーで解散。

サンバレーに戻ってからは、ひたすら自主トレ。最後の数本、ご家族のおかあさん・娘さんと合流して、ミニレッスン風に。なにしろ、まだ、自分もどうやって滑ればいいのか分かってないので、ま、何となくアドバイス。

滑走距離だけはなんとか30キロになりましたが、まあ、のんびり滑った感じです。
170102

夕食後はご家族のお父さん、お母さんと、軽く酒盛り。
一人のはずでしたが、楽しく過ごさせていただきました。
Img02336

【1月3日(火)】雪

起きたら粉雪がちらついてました。前夜、本体が残したワインを全部開けたこともあって、朝食の後、二度寝・・・。(大広間なら、まずは風呂に入って、しゃきっとしてからゲレンデに行けたんでしょうが。) 
掃除のおばちゃんに起こされ、チェックアウト時間(9:30)を大きく超えて11時過ぎに起床。
とにかく着替えて、荷物を控え室に運んで・・・。でも、雪は強くなる一方で、外に出る気がしない。仕方が無いので、ビールを飲みながら様子見(笑)
Img02348_1

そうこうしているうちに、小降りになってきたので、意を決して宿を出たのは丁度12時。この3日間で滑ってないところに行くことに。

今回のツアーで使ったリフト券は中央のみ有効(奥志賀、焼額、熊・横・木は×)なので、残るゲレンデは西舘のトリプル横と一ノ瀬ダイヤモンド・山の神、乗ってないリフトも西舘の下2本とタンネ。

ジャイアントから西舘のリフト2本乗り継いで、西舘をしばらく滑り、霧が切れたのを見計らって、道路を渡って、タンネ、ファミリー、ダイヤモンド、山の神と移動。この頃には雪もやみ、時折日も差したけど、何しろ風が強くて・・・。
Img02350

途中、ぶな平のリフトが営業終了しているのに気づく(前の3日とも横を通ってるのに、全く気づかなかった・・・) 寂しいですなぁ。初心者教えるのに絶好のリフトでしたが・・・。

Img02352

ひと通り滑って、おなかが減って、おなかが減って・・・。途中のゲレ食にはものすごく気を惹かれたけど、我慢して志賀の湯到着はジャスト3時。

170103

ようやく、志賀の湯で遅い昼ご飯。味噌ラーメンはまだやってなかったので、鍋焼きうどん。
固形燃料で調理するので、出てきてから食べるまで20分近くかかる。その間は、小鉢をつまみにビール(笑) そのための小鉢なんですねぇ。
Img02356
そんなこんなで食事が終わったのが4時。風呂入って、板と荷物を次のゲレンデ野沢に送って、準備完了が5時過ぎ。ここでのんびり、YUKAちゃんと話して、ワインやジャムや、おにぎりにお茶まで頂く。

長野行き急行バス→ワイドビューしなの→新幹線と乗り継ぎ、車内乾杯に読書、仮眠(笑)。それぞれ、終点まで乗れば良いのがありがたい。

しなのが遅れて、乗り継ぎの新幹線が待ち合わせをしてくれたのは良いが、新大阪到着も遅れたため、自宅前までの地下鉄は終わってしまったので、天王寺までJRで行って、そこから歩き。荷物を送っておいて良かったですわ。

出遅れたけど3日半、きっちり滑って、充実の初滑りとなりました。

滑走日:2016.12.31~2017.1.3 (通算滑走日数4日)
ゲレンデ:志賀高原サンバレー他

2017.01.07

闘う減量日記021

9月くらいまでは69キロを切っていたのに、たった3か月でいっきに3キロ増量してしまいました。体脂肪率に至っては18%台から、21%台に・・・。
理由は、夜の食事ですね。家に帰ってきてからも食べちゃうんですよねぇ。しかも、運動は全くしてないし。困ったものですわ。
【2016年12月4日(日)~12月10日(土)】 (平均71.15kg 21.25%)
?kg(?%)→71.8kg(20.1%)→71.4kg(22.5%)→72.0kg(20.7%)→
70.4kg(19.8%)→70.5kg(22.5%)→70.8kg(21.9%)

【2016年12月11日(日)~12月17日(土)】 (平均71.14kg 20.86%)
70.9kg(22.2%)→71.4kg(21.1%)→71.5kg(21.0%)→71.1kg(20.0%)
→70.8kg(20.0%)→?kg(?%)→?kg(?%)
【2016年12月18日(日)~12月24日(土)】 (平均71.73kg 21.05%)
?kg(?%)→71.1kg(21.0%)→72.0kg(21.0%)→72.6kg(20.2%)
→71.5kg(20.6%)→71.8kg(21.7%)→71.4kg(21.8%)
宴会がある日は昼飯をごくごく軽く(場合によっては「抜き」で)調整してみました。

【2016年12月25日(日)~12月31日(土)】 (平均71.10kg 21.37%)
71.1kg(20.6%)→71.3kg(21.8%)→71.5kg(22.0%)→71.3kg(21.5%)
→70.4kg(21.4%)→70.7kg(20.8%)→71.4kg(21.5%)
夜は、檀家廻り。

【2017年1月1日(日)~1月7日(土)】 (平均72.20kg 20.93%)
?kg(?%)→?kg(?%)→?kg(?%)→72.3kg(20.9%)
→72.3kg(21.1%)→71.9kg(21.3%)→72.3kg(20.4%)
暮れの31日から年明けの3日まで、志賀高原の志賀の湯ホテルでスキー。おかげで太って帰ってきました。金曜日は久しぶりに4軒はしご、増量しました。12月23日から丸2週間休肝日なしでした。

« 2016年12月 | トップページ | 2017年2月 »