【劇】 バクソー セレナーデ 紅バージョン(TEAM東京アフロ)
東京アフロの4作目。第2作の「サヨナラヲスルタメニ」を見逃しているので、オイラにとっては3作目。そして、初めてIOH作品ではないお芝居をみることになります。(2016年に彼のワークショップ用に書き下ろした作品とか)
作者のKS LABOさんからは「森高の渡良瀬橋がモチーフになってる。」とは聞いていたのですが、どんな歌詞だったか覚えてません。
渡良瀬川が流れる小京都・足利の元・暴走族の面々の8年後の物語。
「渡良瀬爆走族」(通称ワタバク)特攻隊長の良介(砂月夏輝)は、8年ぶりに故郷・足利に戻ってきた。奇しくも、その日は、ワタボクOB達による無尽の日。
伝説の特攻隊長の突然の登場に沸き立つOB達。
しかし、良介はいったいなぜ、足利に帰ってきたのか、当時の恋人杏奈(田中柚香)との関係は、そして、亀甲縛りで登場した謎の男の正体は・・・。
ストーリーを知らずに観たので、一体、どういうお話なの?とドキドキしながら観ました。
プロローグで、良介が「俺をオトコにして下さい」って叫ぶので、こりゃ、ヤクザの鉄砲玉なんだな、ってことは判るんだけど、それとワタバクが結びつかない。昔の仲間が標的なのか?などとも考えたけど、そうでもない。
とにかく「何故帰ってきたのか?」が分からない。今生の別れなるかもしれないと思ったのか、「カッコいい自分」を見せたかったのか、それとも、元カノに一目会いたかったのか。
そこがハッキリと書かれていないのが、ちと消化不良の原因に。
ワタバクメンバーが良介を説得しようとする場面、あるいは、謎の男から良介を守ろうとする場面で、暑苦しいセリフが続くのだけど、これが往時の東京KIDを彷彿させるんですねぇ。暑苦しくて、暑苦しくて、でも、最後はさわやか。
ストーリー的にもどんでん返しのさらに返しもあって、秀作です。
観劇日:2018年8月5日(日)ソワレ
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