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2020.10.20

【劇】いろは大王狂騒曲1,2 完全版(駒塚由衣)

117641933_641727493102487_44215117820511コロナ騒ぎが起こってから、初めての駒塚さんの一人語り。仕事を早めに切り上げて見に行ってきました。(家から歩いて行ける、座・高円寺でしたが。)

今回は、邦楽の会とのコラボ。明治時代の実在の実業家の物語を、笛や鼓、鉦などの鳴り物入りで賑やかに演じました。

この実業家、文明開化の波に乗り、まずは牛鍋屋のチェーン店を展開。各店舗を本妻と24人の妾にそれぞれ1店ずつ切り盛りさせて競わせたというのだから、豪快ですねぇ。

その後、明治政府から頼まれて、火葬場のチェーン店をやり成功した男の話。

いろは大王である木村荘平は、、幕末の大阪の生まれで百姓のせがれ。しかし、ものすごいバイタリティーで、字もほとんど書けないのに、製茶業から輸入業、青物組合までつくる。尊王攘夷、討幕運動が激しい京都ですごい商売をしておりました。やがて薩摩の御用商人となり、御一新とともにのし上がります。とにかくこの人は、とんでもない人でした。

牛肉を食べるようになった明治人、牛鍋屋におしかけました。それまでの屠畜場や皮革製品の加工、食肉産業は、一定の身分の人しか関われない領域で、差別にともなって既得権もあったのですが、明治維新で、その権利をとりあげて身分差別の現状はほったらかしになりました。ですから、東京だったら弾座衛門支配によってなりたっていた秩序は崩壊します。
木村は大阪から上京し、官営の屠畜場を安く払い下げてもらい、都内の組合を吸収し、つぶし、のし上がっていきます。それで巨大な直肉産業の会社をつくり、「牛肉いろは」という牛鍋屋チェーンを都内に20数店舗作るのです。その店長の全てが彼の妾でした・・・・・・・・いろはチェーンも彼の死後はすぐにつぶれてしまいました。

その彼が次に手を出したのが、火葬場経営。これもやはり封建時代には被差別階級よって運営されていました。時代劇の墓守の老人、おんぼう、と呼ばれる焼き場人です。江戸時代に土葬が禁止され、火葬が普通になるのを見越しての木村の新規参入、さてうまくいったのか。最新式の釜で仏を焼く、それを宣伝にするのだ、杮落しの仏探しが始まります。(作者・嶽本あゆ美さんのブログから拝借)

まあ、とにかく賑やかで楽しかったです。

実は駒塚さんの語り芝居は第二部。第一部として、邦楽ワークショップってのがあって、長唄の「喜撰」っていうのを聞かせてくれるんだけど、その前段として、長唄ってなぁに・・・ってのから始まって、喜撰のあらすじなんぞをパワポを使って教えてくれるんです。
パンフレットによれば、チラシの下にずらりと並んでる方々は、皆さん芸大の邦楽科ご出身。それぞれの御専門はあるのでしょうけど、第二部の鳴り物も楽しく、小気味よく・・・。

日時:2020年10月13日 17時
小屋:新高円寺・「座・高円寺2」

 

 

 

 

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