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カテゴリー「スポーツ」の12件の記事

2019.12.10

六甲全山縦走大会踏破!

神戸の須磨公園から宝塚までの56キロを歩く六甲全山縦走大会。これまで、2013年2015年に完走、2016年にはボランティア参加もして、もう打ち止め、って思ってましたが、横浜の山歩き仲間が参加すると聞き、さらに昨年からは「須磨~新神戸」22~3キロ?の半縦走というカテゴリーができたと聞き、若気の至りでエントリーしたのが8月。

それからは、自堕落な生活に終止符を打つべく、駅では上り下りとも極力エスカレータを使わず、週末には家の周りを軽くランニング・・・と、気分を盛り上げる(ただし、体重は一向に減らず。)

ところが、11月最初に父を亡くし、縦走どころでなくなったのが正直なところ。悩みに悩んだ末、予定通り参加しました。

そうなると、もう、遠足前の小学生と一緒。とにかく、エネルギーになりそうなものを近所のドラッグストアで買い込んできました。
前回、前々回の経験もあるので、必要最小限にしようと、前日にあれこれ考える。

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縦走前日の11月22日(金)は、職場の半休を頂き、自宅に戻り、いろいろと準備をして、神戸へ。これまでの縦走では前日は禁酒していたのだけど、今回は軽く・・・ということで、つねさへ。
とにかく、エネルギー切れを起こさないように、ということで、巻きずしにバッテラ。

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泊りは前回と同じく、新開地のカプセルホテル。全山のスタートは朝の5時で、少しでも早く、とタクシーで行ったけど、半縦は7時なので電車で余裕。車内ではおにぎりで下ごしらえ。ちなみに、おにぎりは3つ持って行って、歩きだす前に完食。
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須磨浦公園につくと、日の出の時間。全縦だと、須磨アルプス辺りで見ることになる、この景色。いい天気になりそうです。

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スタート地点で、横浜組と合流しました。この後、どこまで一緒に歩けるか・・・
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親父の写真も一緒に歩きます。ちなみに被ってる帽子、着ているベストも親父の愛用品。亡くなって、2週間ほどですが、一緒に歩きます。
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歩き始めて30分ほど、既に汗だくで、半そでになってます。後ろは、明石海峡大橋♪
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ピンホール(針穴)のサインっていうそうです。神戸の街に点在するビューポイントだそうです、これは須磨浦公園。
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最初の難関「400階段」、黙々と歩きます。途中途中の踊り場で、景色見がてら、休み休み登り切ります。駅の階段の成果があまり実ってませんでしたが、きっと荷物が重いせいでしょう。
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余裕です。
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須磨アルプス。例によって、渋滞してます。おいらにとっては、よい休憩。

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渋滞のおかげもあって、まだ、みんなと一緒に歩いてます。
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菊水山に上る前、徒歩班(ペースメーカー)のボランティアさん。16:30ゴールのペースで歩くそうです。関門(赤鬼さん)よりも1時間早いペース。彼に抜かれないように歩くのが目標♪
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無事、菊水山のチェックポイントにたどり着きました、13時ちょっとすぎです。
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空が青いです。3人よりも4,5分遅れた感じでしょうか。ここの休憩は長めなので、無事合流。
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菊水山さえ登れば、あとは楽勝・・・と思ってましたが、鍋蓋山の登りが結構、キツかった・・・。
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大龍寺まで降りてきて、余裕のこの笑顔(笑)
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布引の滝まで足を延ばしました。もう、余裕しゃくしゃく(笑)
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無事、4人そろって完走です♪
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今宵の宿のカプセルでひとっぷろ浴びたら、この体重(笑)
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そして、三宮の夜は続くのでした(笑)
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2019.11.03

丹沢トレッキング(190928)

パソコンの入れ替え等でアップし忘れてました。もう一月も前ですが、9月の終わりに、丹沢を歩いてきました。
ヤビツ峠スタートで、鶴巻温泉まで。夜は、ラグビーの日本戦を見ながら打ち上げです♪
 
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2016.03.02

大野山登山(2016.2.27)

2月最終週。本来であれば、恒例のよませツアーに参加しているところでしたが、日曜日にとあるイベントが入ったことからキャンセルさせて頂き、逆に予定が空いた土曜日に、山おやじの会の登山に参加してきました。

今回の目的地は大野山。
「大野山(おおのやま)は、神奈川県足柄上郡山北町にある標高723.1mの山である。神奈川県立丹沢大山自然公園に属する。山頂一帯は県営牧場して利用され、牧草地が広がり眺めが良い。山頂部では場所を変えれば360度の展望があり、箱根山や富士山、足柄平野や丹沢山地の眺めが良い。」(wikiより)

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静岡県境にほど近く、高さはそれほどではないけど、富士山が良く見えると聴いてワクワク。

朝5時15分起床、軽く食事して、自宅を朝6時に出発、井の頭線→小田急線→JR御殿場線と乗り継いで、谷峨駅に到着したのは8時19分。途中乗換の、小田急・新松田、JR松田とともに、神奈川県で育ったのに、降りたのは多分初めて。

神奈川県内なのに、JR東海の駅なんですねぇ。無人駅でSUICAも使えませんでした。

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8時30分スタート。道中、切り株を使ったチェンソーアートが、道案内をしてくれる。

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駅を出て、ものの20分もすると、もうこの景色。天気もいいし、とにかくデカい。テンション、上がりっぱなし。

今から思うと、おいらが小学校1年から大学3年で下宿するまで育った実家の子供部屋からは富士山が良く見えたんですよねぇ。心象風景ってことですかね。

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これは「頼朝さくら」って名前が付けられていました。
でも、頼朝が植えたものではないのはもちろん、ここに来たという記録すらないんですって。(ちなみに、この辺りでお腹が減っちゃったので、フライングでおにぎり2個食べました。朝食から4時間経ってますからねぇ。)
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ホントに、富士山が手に取るように見えます。

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みんな、テンションあがってます。

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なぜか、東京スカイツリーに対抗して、標高634メートルをうさぎさんが教えてくれました。

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裾野も含めて一望、しかも、気分的には上から目線。こういうのって珍しいですよね。

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頂上少し手前の東屋で、少し早いけど昼ごはん。
例によって、バーナーを持ってきてくださる方がいて、カップラーメンと、食後にはコーヒー。

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お腹も一杯になったので、頂上を目指します。
事前の情報通り、日影にはまだ雪が残ってました。(軽アイゼンを持ってきた人もいましたが、さすがにそこまでは必要なかったようで・・・)

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無事、頂上到着。今回はこの6名。こじんまりした山行でした。飛行機雲ができていたのは気づかなかった。この裏の方には丹沢湖が拡がってます。

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ここから先は、ひたすら下るだけ。
山北町のマンホール、富士山と丹沢湖に架かる永歳橋をデザインしているそうです。

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下まで降りてきて、少し寄り道。「洒水(しゃすい)の滝」。ここが凄かった。大野山同様名前も知らなかった滝でしたが、落差69mだそうです。

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この後は、山北駅前の公営のお風呂に入り、さらに駅前の居酒屋さんで生ビールで乾杯、さらに町田に移動して、大反省会となりました。

さて、今年はあと何座登れるかしら。

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2016.01.24

初・山歩き(鎌倉アルプス)

昨年来お付き合い頂いている山歩きの仲間の新春初登山。近場の鎌倉アルプスということで、大雪の予報もある中、参加してきました。

「鎌倉アルプス」って、耳慣れない言葉だったのですが、歩いてみれば、かつての「天園ハイキングコース」なんですね。

1月23日(土)、朝8時過ぎ、北鎌倉集合。
丁度、鎌倉学園の生徒さんの登校時間に当たり、駅は超満員。

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ゲートのないsuicaのセンサーがぽつんと立ってる北鎌倉駅。

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この日の参加者は11名。

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まずは円覚寺にお参り。
今どき、拝観料もsuica,pasmoで払えるんですね。(賽銭も電子マネーで・・・というところまでできたそうな。)

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ウォーミングアップ代わりに、国宝の大鐘まで150段ほどの階段を。

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円覚寺に参拝したので、当初の予定の建長寺経由ではなく、明月院から天園ハイキングコースに上っていく。

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9時、登山開始。

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山道からは横浜のランドマークタワーが見えました。
数十年前、遠足で歩いたときには、こんなものは見えなかった・・・、ってか、なかったですね。
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十王岩からは、鎌倉の街も一望できます。画面左端の海に浮かぶのは伊豆大島、右は伊豆半島。

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「まるで六甲縦走みたいですね。」なんていう山道を歩いているうちに1時間ほどで、鎌倉市の最高地点・大平山へ到着。

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そこから数分で、鎌倉・横浜の市境へ。ここが横浜市内の最高地点ですって。鎌倉(159。2m)よりも20センチだけ高いらしい。

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ここには茶屋があって、おでん、豚汁、ビールに日本酒がいただける。
余りにも寒いのでまだ10時過ぎだけど熱燗を頂く(笑)  つまみがついて350円。

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ここからは下り。1時間弱で、登山道終わり。

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後は、懐かしい鎌倉散策。鎌倉宮は梅が咲いてました。

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小中学校の頃に、大変お世話になった荏柄天神様。
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そして、文字通りお世話になった母校・・・
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丁度、小学校の下校時刻に当たり、可愛らしい後輩達がピケ帽を被って仲良く下校していました。怪しいおじさんと思われたらイヤだなと思いつつ、ついつい、声を掛けちゃいました。校歌や入学式の歌を歌ってあげたら、納得してくれたようで(笑)、いろいろとお話してくれました。
1年生だそうで「今日は2時間だけで終わったの。」「歩いて、50分くらいかかるの。」だそうです。がんばれよ、一年坊主!!

八幡様も遠くから参拝しておきました。


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段葛は工事中で歩けませんでした。後輩達も「早く、歩きたいな。」って言ってました。
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いつもほどではないけど、それでも人が多い小町通を抜け、鎌倉駅を通り越して・・・。

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六地蔵のちょっと先・・・。
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ど派手なカレーやサンでランチ。「極楽カレー」とは「極楽寺」にかけてるのだろうか?
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待つこと30分、まずは乾杯して、喉の渇きを潤し、

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30食限定のカレーを頂きました。サラダとチャイがついて1300円。奥深い味でした。

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あっという間に売り切れ。

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食後は腹ごなしを兼ねて、海岸までお散歩。何と、浮いている一団だろう(笑)

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タイワンリス、見っけ。かわいい顔して、悪さするそうです。

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鎌倉に来たらお約束、御成通りの高崎屋さんで、紹興酒の量り売り。日本頼んだら、丁度ひと甕終わって、新しい甕を開けるところ(リンク先はyoutube)を見ることができました!

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そして、この後メンバーは、何故か横浜・野毛に流れて、新年会に突入したのでありました。
まずは0次会、ふらりと入った居酒屋トモ。何とも怪しげな雰囲気で入るのに勇気が要ったけど、後で調べたら、知る人ぞ知る人気店なんですね。

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そして、全員集合は、横浜すきずき。こちらもなかなかの人気店。
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そして、これまたフラッと入った八十八。日本酒一升の紙パックを二本空けました。
とにかく、どの店も安いし、雰囲気がいいです。野毛、恐るべし!!
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朝が早く、呑み始めも15時過ぎ。3軒回ってもまだ20時。しかも、心配した雪はどこへやら。

東京に戻って、一軒だけ檀家に顔を出して、ゲレンデに行かない長い長い冬の一日が終わったのでありました。

2015.10.14

山歩き2015秋(その2)

○  奥志賀トレッキング(10月10日(土)昔だったら体育の日)

10月の3連休。例年、ここに高校のバドミントン部のOB会がセットされるのだが、今年は学校行事の関係で2週間ずれた。そのおかげで、毎年参加できなかった奥志賀高原の紅葉フェスタ(略して「奥フェス」)に参加。

メンバー宅に前夜泊めて頂き、早朝出発、9時にはサンバレーに集合し、奥志賀へ。
奥フェスのイベントのひとつである奥志賀渓谷のガイドツアー(ドリンク、送迎付き1000円)に参加することに。幼稚園生から犬まで総勢10名と1匹。

バスで15分ほどの大滝(おおぜん)入口からトレッキング開始。ガイドさんは60代半ばくらいの男性で、りんごやブドウを作ったり、奥志賀の別荘地の管理人をやったり・・・という方だそうな。バスの中から、いろいろと説明をしてくれる。

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三段滝。4、5段あるように見えるが、まあ、細かいことは気にしない。

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ハーモニカの滝。この1週間で急に紅葉が進んだそうな。

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河原に降りてみた。
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雑魚川(写真左)と満水川(写真右)の合流点の滝。皇太子妃雅子さまがおいでになった時に滝に名前が無いことを知り「廻り逢いの滝」って命名されたとか。なかなかやりますな。
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木道を歩いたり、

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吊り橋を渡ったり、

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紅葉を愛でたり・・・。

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ってことで2時間ほどのお散歩。
スポルティバには少々物足りないけど、そういうところでも楽に歩けますわ。素晴らしい。

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奥フェス会場まで戻り、志賀高原地ビールで乾杯、イワナやもつ煮やタコ焼きなどを愉しみ、BINGOに興じて3時半撤収、4時前にサンバレーへ。


○  旭山登山(10月10日(土))
サンバレーの宿に戻ったが、まだ明るく、夕食までは2時間半ほどある。
せっかくなので、サンバレーのすぐ下にある旭山に一人で登ることにした。

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駐車場のすぐ下辺りから、山に入る道がある。サンシャイントレイルというしゃれた名前がついているらしい。

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登山と書いたが1キロほどの散歩道である。入ってすぐに一沼。

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ちっちゃな沼だけど、サンバレーに通って25年、初めて見た。天候、時間の関係もあるんだろうけど、とっても神秘的で、何か出てきそうだった。
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一旦戻り、白樺の林の中の遊歩道を登って行く。トレッキングポールが大袈裟な感じ(笑)

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こんなところにも宮様がおいでになっていたのですね。

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ほどなくして登頂。

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頂上からは遠く東館方面や、足元には琵琶池が見え、紅葉がきれい。

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暗くなり始めたので、下山。少し遠回りして琵琶池池畔を回るコースへ。

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サンバレーに戻った時には、茜空になってた。丁度1時間ほどのお散歩。

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○  焼額山登山(10月11日(日)
一夜明けると、窓の外は雨、そして風も強い。こりゃ、今日の登山はナシだな、と朝風呂に二度寝を決め込んでいたが、10時のチェックアウト時間になると、雨も風も収まり、歩けそうな感じ。
慌てて、登山の仕度をして、昨日と同じ奥志賀へ。

奥志賀ゴンドラが強風で停まっていたので、歩いて焼額山を登ろうとしていたら、丁度動き出すとのアナウンスがあり、これまた急遽ゴンドラ駅に向かい、一番客で乗車。1時間半のところを8分で到着。

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ここから奥志賀第4リフト横の湿原、木道を上がっていく。

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リフト一本分上がると焼額山の頂上、そして、突然広がる稚児池。こんな山の頂上、流れ込む沢もないのに満々と水をたたえているのは不思議。
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池畔には祠がいくつか。(3つらしいけど、2つしか気づかなかった。)

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少し遠回りして、焼額2ゴンに降り、1ゴン経由で、上の通路を通って奥志賀に戻る。


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1ゴンから奥志賀までの半分くらいは木道。何やら、赤ペンキでマーカーがしてあった。
噂?では、来シーズン、奥志賀はスノボ解禁になるそうで、焼額山と奥志賀の移動を、より容易にするとのこと。工事の目印か何かか。
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あとは紅葉を眺めながら、ひたすら下るだけ。これはこれでキツい。滑ったらあっという間なのに・・・。

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第2リフト脇の急斜面も、スキーシーズンに備えて、草刈りが進められていた。

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膝、ガクガク。ジグザグに降りていく。


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第1リフト脇は遊歩道になっていて、白樺、紅葉、ススキが楽しめる。

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リンドウも少しだけ見つけた。
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到着は2時前。おこみんが迎えてくれた。

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2時間ちょっと、ゴンドラいれても5キロほどの軽いお散歩。

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山歩き2015秋(その1)

これまでの人生で趣味を訊かれて「登山」或いは「山歩き」と応えることはなかった。嫌いではないけど、わざわざ行く・・・という感じではなかった。

それが、神戸にいた2013年11月に、ひょんなことから六甲全山縦走大会に参加、完走したところからスイッチがはいる。とはいえ、裏山を歩く六甲とは違って本格的な登山は膝や足首がもたないので、日帰りで登れる山を軽く歩く、というのが関の山。

東京に戻った2014年は、ブータンのタクツァン僧院栗駒山蓼科、霧ケ峰乗鞍とトレッキングと登山の中間の山歩き。

2015年は、8月にあとりえSのサマーキャンプ・燕岳登山(&燕山荘宿泊)に参加予定だったのが、悪天候の予報で体力、装備の不安もあり、ひとり参加を断念。
不完全燃焼だったため、秋にいろいろなイベントに参加することにしたのだ。

○ 靴選び

それまで山と言えば、高校時代に買ってもらった30年物のキャラバンシューズか、六甲縦走で使ったトレランシューズで歩いていた。キャラバンはいつ割れるかわからないし、トレランシューズは雨に弱い・・・。

あとりえSの吉田さんに相談したところ、スポルティバのトランゴという靴を勧められた。前年の蓼科登山の際に吉田さん自身や他のメンバーが履いていた靴で、皆さんお奨め。

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ちなみに、30年慣れ親しんできた「キャラバンシューズ」ほシリーズは幅が広くて、紐を強く結んでも、足が遊んじゃうから×とのこと。
また、おいらが気になっていたスポルティバの別の軽そうなモデルは「トレランシューズとトレッキングシューズの中間の位置づけで中途半端」ということで却下。

2時間ほどかけて、その良さ、難点を教えて下さもらい、実際に足を入れて上り下りをしてみた。足首の可動範囲が広いのだけどグキっといかない・・・というのが一番のセールスポイント。
下りでの安定性、特に足首の保護ってのがおいらにとっては決め手でした。「岩稜帯に威力を発揮する」っていう売り文句は、おいらのお散歩にはオーバースペックで、予算も想定の3倍くらいの靴だったけど、迷ってるといつまでも買えないのでこれに決めた。

おまけもしてもらい、靴の履き方、ひもの結び方も、骨の仕組みに遡って、懇切丁寧にレクチャー。やはり、足のことは吉田さんに訊かないと。
実は、同じ靴を山専門の某大手ショップでサイズを測ってもらい43というサイズを試し履きしたところ、どうもつま先にアタリ感がある。そこで、もう1サイズ大きい44を薦められたのだけど「在庫切れで注文になります。」ってことで断念。
ショップから吉田さんに連絡したら、オイラより普段の靴のサイズが大きい吉田さんですら、この靴は43なので、「ぴなさんだったら42でも・・・」ってことだった。実際、42,43を履き比べると42がしっくり。ショップでは紐の結び方が甘くて、靴の中で足が遊んでいたようです。
出発の1週間前にようやく靴を買う、というドタバタでしたが、何とか間に合い、いざ山へ。


○  八ヶ岳・編笠山登山(10月3日(土)登山の日)

かつての職場の同僚が、お子さんのPTAの関係者と山を始めてる(通称「おやじの会山岳部」)、ということで、その日帰りツアーに参加することに。
最寄駅始発だと、ピックアップ時間にたどり着かないことが判り、3時過ぎに起き、トレランシューズで30分ほど歩いて、シャッターが開き始めた高円寺到着、始発で豊田へ。スポルティバには電車の中で履き替えた。

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まだ暗い5時過ぎにピックアップしていただき、山梨県側、小淵沢インターからほど近い「観音平」登山口に到着。総勢14人。スタートは7:30。

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実は、リーダーのYさんと靴が同じ(色違い)。豊田駅でおいらがスポルティバを履いているのを見て「おっ!」と思ったそうな。「今日が初めての山行なんです。」。Yさんは既に靴底を一度貼り換えているのだそうな。年季が違いますな。

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天気は快晴、木々の間を上がっていくのは、すこしばかり六甲縦走を思い出していたのだけど、ほどなくして傾斜が急に。300mほど上がったところで休憩。
汗ばんだので長袖シャツを脱ぎ半袖に。

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「雲海」という地名にふさわしく、雲海の向こうに見えたのは・・・。

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いやぁ、富士山ってのはテンションが上がるなぁ。実際には別の山を登っているのに・・・。不思議なものだ。

途中からは結構な岩場も出てきて、朽ちかけた鉄の梯子を上ったり、岩や木につかまりながら登る場面もしばしば。
如何にためし履きをしたとは言っても、卸したての靴で、トレランシューズに比べるとそこが硬い(滑る)ので、おそるおそる足を運ぶことになり、スピードはあまり出ない。

お初のメンバーばかりで、ところどころでご挨拶を交わしつつも、黙々と登って行く。
今回のミス。給水用のチューブをペットボトルにセットするつもりだったのだが、サントリーの天然水の2リットルペットのキャップは、他のものよりも大きくてセットできなかったのだ(サントリーWEBサイトより)。
まめに休憩をとってくれたからよかったものの・・・・。ペットボトルの蓋が統一されていないとは思わなかった。

そして、ようやく山頂へ。先に到着していたメンバーとハイタッチ!!
ほぼ1000mの高さを3時間ほどで上がってきた。結構いいペース。

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編笠山は独立峰なので、360度のパノラマ。富士山をはじめ南アルプスの山々が一望。
(ひととおり説明頂いたけど、よく判らなかった。諏訪湖や北アルプスも見えたそうです)

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全員が無事登頂。

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少々風が強かったので、記念撮影の後、岩場を降りて、青年小屋で昼食をとることに。

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この岩を降りていく途中で、スキー仲間のご夫婦とバッタリであったのにはびっくりしましたわ。

ガスコンロを持ってきてくださってる方が多く、持参の水をお湯にして頂いて、カップラーメンとおにぎりで昼食。

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さらに、ネルドリップで入れたコーヒーまで頂きましたわ。それ以外にも休憩場所ごとに、飴やチョコレートが回ってくる、至れり尽くせり。

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下山途中にもまたまた富士山がきれいな紅葉を一緒に姿を見せてくれた。

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下りは相当隊列が長くなり、最終グループでのんびり降りていく。ちょっとしたギャップに足をとられても、靴のお蔭で全く怖くない。トレランシューズだと、疲れてきたら踏ん張りが
利かなかったかもしれない。

15時前に下山。登るよりも疲れた気がするのは、気のせいか。

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東京まで戻り、温泉で汗を流し、みなさんの地元での打ち上げにも参加させてもらい、長い長い一日が終わったとさ。

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2015.06.03

ひさしぶりのランニング大会(2015.5.30)

神戸時代の最後は神戸マラソン&六甲全山縦走に参加したこともあり、東京に戻ったころは65キロ台を推移していたのに、1年半、すっかり運動不足になり、今じゃ4キロばかり増えてきている。

量るだけダイエット」も限界になってきたので、真面目に減量に取り組もうと決め、そのスタートの意味で、久しぶりにランニング大会にエントリー。

RUNNETで、開催日・会場が近い大会を探したところ、フジオ・プロジェクトなる団体のたまがわクリーン10kという大会がヒット。多摩川下流の川崎よりで5月の最終週、5キロと10キロがある。

酔った勢いで10キロの部にエントリーして、泥縄式に足慣らしのジョギング開始。

自宅の近く、善福寺川沿いのコースが信号もなく距離の増減ができて、思いのほか走りやすいのがありがたい。また、20数年ぶりの皇居も、半蔵門駅近くの銭湯バン・ドゥーシュで着替えて、荷物を預けたまま走って、ランニング後は、ひとっぷろ浴びて・・・という至れり尽くせりの環境。

GW明けからの3週間で5キロを6回走って、本番へ。

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大会は5月30日土曜日。

直前の木曜、金曜は酒を抜いたけど、前日は遠足の前の小学生、試験の前の中学生と一緒で、準備やら、ワクワクやらで、眠れない、眠れない。1時過ぎに寝て7時前には起きたので5時間半ほどの睡眠。少しくらいアルコールを入れた方がいいのだろうか?

金曜が一日中、かなりの雨(アメッシュ参照↓↓↓)で、河川敷のコースがどうなるか心配したが、当日は快晴。

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新宿から、湘南新宿ラインで新川崎まで一本。新川崎から歩いて20分弱の古市場トラックがスタート/ゴール。
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9時について受付。計時用のチップはシューズに結び付けるのでなく、ゼッケンにホチキス止めされてた。
ストレッチ、軽いジョギングで身体をほぐす。とにかく「雲ひとつない」青空。日焼け止め塗って、水分補給。荷物は風呂敷にまとめて、預かって貰う。見つけやすくて良かったな。

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9:45、開会式&コース説明。
フジオってのは、宮地藤雄さんっていうトレランの選手。
自らも20代後半にトレランの世界に入り、今では日本代表にまでなった。自分にあったスポーツを選べば、ずっと楽しめることを教えたい・・・と、このイベントを始めたそうな。

開会式だけでなく、ずっとワイヤレスマイクを持って、盛り上げてた。
言葉の一つ一つが、参加者全員への思いやりを感じさせる、温かいものだった。お若いのに(36歳)、その包容力というか、人柄と言うか、素敵な方でした。


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乾杯部Tシャツと悩んだけど、今回は神戸マラソンの参加賞のTシャツで出場。ゼッケン1033がオイラ。(上の写真はど真ん中。)

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開会式では、ゲストの紹介があり、そのうちの一人、書家のパフォーマンスもあり。何か、この緩さが楽しい。

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10時から1kmのキッズラン。トップは3分半ほどで帰ってきたから、おいらの倍のペース。スゴイや。

そして、10時20分、10km、5kmのスタート。その前に記念撮影。ここでも、真ん中に>自分

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カメラマンさんはコース途中にも出てカメラを構えてくれる。余裕を見せて、ガッツポーズをしたら、左腕と左脚が一緒に前に出ている変な走り方(笑)

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5キロのコースを2周。
河川敷のコースなので、一般の方の応援はないが、その分、スタッフさんが「Nice run!」と声を掛けてくれる。久しぶりのレースだったし、暑かったので、後ろ3分の1くらいの位置でのんびりと走る。ほとんど、抜かれも抜きもしなかった感じ。
おかげで、ゴールでも、この表情。

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暑さにはやられたけど、想定タイム(1時間10分弱)よりは、早くゴールイン。そうはいっても、1時間を切れなかったのは多分初めて。こうなると、もうちょっと頑張って1時間を切りたかったかな。
ちなみに、10キロの部は、150人エントリーして、DNF9名、DNS32名で、完走者109名で78位(完走証の順位は、男子の部。つまり、おいらより早い女性が12人いたってこと。)でした。
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ゴール後は、ゴミ拾いをするのが、この大会のルール。
先にゴールしたキッズや5kmのランナーたちがあらかた拾ってくれたのか、特に目立つゴミもなし。飴の包み紙等地味なごみを10個ばかり拾って終了。

カメラマンさんが撮ってくれた写真は、某サイトに30日間アップしてくれて、しかも、無料でダウンロードし放題。
上の写真も、そちらのサイトから頂戴してきました。もう、至れり尽くせり。
もう少し、苦しげな表情の方がよかったかな(笑)

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終了後、真っ直ぐ駅に向かうはずが、競技場を出て5分も歩かないうちに「生ビール」の幟が掲げられた中華料理屋さんに吸い込まれちゃった。美味かった!!

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久しぶりに、走る楽しさを思い出した。
スキーシーズンまでに、もう1,2レース、エントリーしてみようかな。

2013.12.04

六甲全山縦走大会の収支

六甲縦走にどれくらいお金をかけたのかしら。

参加料3000円

縦走マップ400円
ガイドブックと観光地図は「茶わん」のマスターから拝借0円

装備
 ストック5980円
 リュック5480円
 水飲みチューブ2100円
 靴下2500円
 ゴアテックスの雨合羽10000円
 左膝と右足首用にバンテリンのサポーター2360円
 その他の装備(「レンタル吉田」往復宅配便代)2000円
 ヘッドライトの電池40円

当日早朝のタクシー代6500円
当日、宝塚からの帰りの電車賃300円くらい
3回の下見の交通費は合計3000円くらい

食べ物
 下見は1回500円くらい×3
 本番は1000円くらい?

シップの類は医者に貰ったやつなので判らない

これら、ざっくり合計して、46,000円ちょっと。

リュックやサポーター、雨合羽はこれからも使う機会は少なくないだろうし、ストックも先っぽのゴムを替えれば街なかでノルディックウォークに使えそう。
食い物は山に登らなくても必要だったし・・・、と考えると、丸々の出費は参加費、マップと交通費、宅配便代くらいか。

で、感動はプライスレス

何よりも、アクセスのコスト(交通費、時間)が少ないのが神戸のいいところですわ。
これまで住んだ、横浜、東京、名古屋、仙台に比べても段違いです。名古屋は山がないし、仙台は遭難しそう(現に、同じ区内で遭難してヘリで捜索された中学生がいた)。東京はあるんだろうけど、30分で行けるとこはないよなぁ。あ、横浜からなら、鎌倉のハイキングコースはあった。

いずれにしても恵まれてます>神戸 だからこそ『毎日登山』なんていう習慣が生まれるんですね。

2013.11.26

2013 KOBE 六甲全山縦走大会 完走!

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23日、秋晴れの下、六甲全山縦走大会(全縦)に参加、無事56キロを完走。(走っちゃいけないので『完歩』が正しいのだろうけど、そもそも大会名も『縦走』だし。)

練習に付き合ってくださった皆様、いろいろとアドバイスを下さった皆様、用具や参考図書等を貸してくださった皆様、そして応援して下さった皆様、いろんな方に支えられての完走。この場を借りて深く深く感謝。

22日夜 晩ごはんはおにぎり1個とお餅2個を雑煮風に。なんちゃって「カーボローディング」。
夜8時半に布団に入り、とにかく暗くして、ココロ静かに仮眠。6時間うつらうつらして、23日2時半起床。

まずは食事。お餅の磯辺巻きを3個とおにぎりひとつ。VAAMを飲んで食事完了。
膝、足首など心配なところにテーピング代わりにシップを貼って、サポーターを巻き、あとりえSの吉田さんからお借りしたシャツ、パンツを重ね着。準備ができたら、ストレッチ。
ほどなく3時半、つねさの安岐さんのお友達のタクシーが迎えに来てくれる。須磨浦公園へ。

公園到着23日午前4時。既に列は敦盛橋のちょっと上まで100m程できている。前のグループの一人が受付まで見に行って「500人くらい並んでる。」ってことでした。

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ストレッチしたり、おにぎり食べたりしながらスタートを待つ。
5時丁度受付開始、おいらは5時12分スタート。長い長い一日の始まり。

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まだ暗い中、東の空が赤くなるのを眺めつつ黙々と歩く。
須磨浦公園の中の階段は結構きついが、行列ができていて、ゆっくりのペースでなのがありがたい。旗振山到着5:37。汗ばんできたので、ウィンドブレーカー代わりのゴア合羽と厚手の上着を脱いで、先を目指す。

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下見の時には山頂まで行った鉄拐山も、巻道を廻り、おらが茶屋も通らずに高倉台へ降りる。かなり楽。
団地の中にも早朝からボランティアさんが「お静かに」のプラカードを持って誘導している。
栂尾山に登る通称「400階段」。一気に上るとかなりしんどいが、列がつながっているので丁度いいペース。「渋滞」と言うほどのイライラ感はない。

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大分明るくなってきた横尾山。ほとんどの写真は歩きながらなので、暗いうちはぶれちゃってるのが多い。

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須磨アルプス前で日の出。山でご来光を仰ぐなんて、ゲレンデを除けば(いや、ゲレンデではこんな早い時間に起きてないか)、20数年前の富士登山以来ではないかしら。

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馬の背は数珠繋ぎ。それでも渋滞というほどではなく、写真を1,2枚撮っていると、列が進む、という感じ。
ちなみに、写真に何人か(実際は3人)見える黄緑色のウィンドブレーカーの方々はボランティアさん。暗いうちから、ここまで登ってきて誘導してくださっている。頭が下がる。

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朝日を浴びながら今日最初の難所を歩く。

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無事「馬の背」を歩き、妙法寺小学校で、この日初めて(で、結果的には最後の)トイレをお借りする。7:29。
下見のときに、ペースが判らずスタスタ歩いて、死にそうになった高取山の登りも、流れに乗って、30分ほどのゆっくりしたペースで難なく登頂、7:59通過。
普段の朝は、神戸名物・毎日登山のおじさんたちがビールを飲んでいる茶屋も、本日は縦走仕様。
「バナナ一本50円」の看板が立ち、下見の時にはいなかった若い売り子さんが営業中。

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高取山を下り、丸山の街の中を苦労して歩く。結構、原付を飛ばす人が多い。住んでる人は毎日大変だろうな、この坂は。
鵯越(ひよどりごえ)駅を8:46に通過。鈴蘭台処理場の脇を抜け、菊水山への登り口。「苦しみに堪えるのもあなたの人生ですぞ」の看板。そのとおりなんだけど、『堪える』じゃなくて、『耐える』が正しいと思う。
前半の踏ん張りどころ、菊水山の登り。気づくと、頭の中で「1、2、3、4・・・」。リズムを取るのではなく、何故か歩数を数えるように。100まで行くとゼロに戻ってるので、結局、何歩なのか判らないが・・・。

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最初のチェックポイント菊水山についたのが9:45。既に4時間半歩いているのだが、特に疲れはなし。
山頂に携帯用のアンテナが設置されているよしみか、docomoのおじさん、おねーさんがゴミ箱を設置して、キットカットと、縦走路でdocomoの電波が入る地点の地図を配っている。
下見では、ここで靴・靴下を脱いで、30分ほど休んだのだが、今日は立ったままで、おにぎりを一個お腹に入れ、10分の休憩で出発。

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天王吊橋通過10:21。下の有馬街道は、紅葉シーズン、晴天の祝日ということもあってか渋滞。

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大龍寺に降りてきたのが11:08。名物の豚汁1杯200円。眺めるだけにしておく。
ここには、サポート隊が何組か来ていた。大会事務局から斡旋されたホテルに泊まると、ここで昼食を渡されることになってるのだが、歩くペースによってはここじゃ困るよなぁ。

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大龍寺から市が原にかけては紅葉がきれい。愛でつつ、歩きながら最後のおにぎりをぱくつく。さっきの豚汁と一緒に食べればよかったかも・・・という気持ちと一緒に飲み込む。

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市が原到着11:20。ひと月半前の下見のときは13時過ぎだったせいか、もっと川原に人がいた気がする。

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摩耶山への登り口。スタートから既に6時間以上、菊水山での10分間の休憩(しかも、立ったまま)で歩いてきてしまったのが失敗だった。

ただでさえキツイ稲妻坂、天狗道で、脚、特に、太ももの前側が悲鳴を上げ始める。筋肉が疲れてしまって刺すような痛み、このままだと攣っちゃう・・・?  
登山道の脇に立ち止まり、リュックから吉田さんからお借りした「お助けポーチ」を取り出し、電解質フィルム「エンライテン」を口の中に含み、1分ほど様子を見る。酸っぱくないみやこ昆布がすっと舌の下で解けていく感じ。

この後は、ストック2本で体を支えて持ち上げるようにして岩をよじ登っていく。4,5分歩いては一旦立ちどまって、後ろの人をやり過ごし、再び歩き出す、といったペースで摩耶山山頂を目指す。

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2つ目のチェックポイント、摩耶山の掬星台(きくせいだい)到着は12:50。
かなりゆっくり登ったつもりだったが、それでも下見のとき(2時間52分)よりも1時間以上早いペースで登ったことになる。そりゃ、脚も悲鳴を上げるわなぁ。完全にオーバーペース。

ここで、この日初めて腰を下ろし休憩。毎年恒例のホットレモンのサービスを頂く。温かくて、甘くて、酸っぱくて・・・。嬉しいなぁ、美味しいなぁ。「ホッとするからホットレモン」とガラにもないオヤジギャグ。
お代わりをして、空のペットボトルにも入れて貰い、30分ほど休憩。そうこうするうちに、太ももはかなり落ち着いてきた。

ベンチの隣には大学生らしき男の子。タイツの上から、痛み止めのスプレーを大量に膝に吹き付けている。顔は苦痛にゆがんでいる。明らかに膝をやっちゃった風。「いってーーよぉ、いってーよぉ」とうめいている。知り合いなら絶対に「よく頑張った、ここからバスで帰ろう。」って言ったと思うんだけど、さて、彼はその後どうなったんだろう。

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そうこうするうちに、おいらは紅葉を見る余裕も出てきた。
13:15過ぎに掬星台、スタート。あれだけ人がいるのに、タイミングが悪く、アゴニー坂は一人旅。

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アゴニー坂を下り、丁字ケ辻を目指す。
下見の時には縦走マップにある「三国池・三国岩経由」を歩いたが、今回は、標識を見ながら、サウスロード経由で歩いた。後で地図を見ると距離は長いが等高線沿い。途中からボードウォークを歩けることもあって快適。

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実は,この週の初めに六甲は雪が降った。そのせいか、ぬかるみ道もあった。当然歩きにくいが、2週間前の1回目の大会は、道中、ずっとこんな感じだったんだろうなぁ。

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丁字ヶ辻を抜ける。ここは、いつ来ても(っても2回目だけど)下からの車のタイヤがゴム臭い。
記念碑台までは車道を歩く。六甲山郵便局前では、「ゴールしたら温まってください」とお巡りさんが入浴剤を下さった。

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そして、有名な郵便局さんの甘酒の振る舞い。温かくて、濃くて、美味しかったですわ。生き返りましたねぇ。

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摩耶山の登りであんなに辛い思いをしたのが嘘のよう。景色を見るゆとりすらありました。この頃は「あまちゃんのテーマ」が頭の中でグルグル回っていたかな。何でだろう?

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下見の時には道を間違えてオルゴールミュージアムの方に上がってしまい、通ることのなかった登六庵。カレーが有名らしいが、もちろん、この日はスルー。

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ゴルフ場の中、ボールの直撃を防ぐためフェンスで囲まれた道を歩く。
この神戸ゴルフ倶楽部は1903年、イギリス人貿易商A.H.グルームによって造られた日本最初のゴルフ場。(これ、神戸学検定に出ます。)

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みよし観音。下見の時には、道に迷って折れていたココロを優しく癒してくれた観音様。今日はあっという間についた。この後の道中の無事を祈る。

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六甲ガーデンテラス。下見の時には記念碑台から45分かかったのに、この日は23分と半分の時間。
事前に送られてくるパンフレット「神戸のエスプリ」や「六甲全山縦走マップ」では、このガーデンテラスが「最後の決断の場所」と書かれている。公共交通機関で下山できる最後のポイントになる(有馬に降りるロープウェイが使える)のだ。
ずいぶん脅かされていたが、この日は快調そのもの。見晴らしから景色を見る余裕さえあって、休憩も取らず、先へ急ぐ。
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この先、下見の時には山道を歩いたけど、今日は車道。上り下りはないけど距離的には長い。
また、かなりの人のブログに「疲れの出てきた後半にアスファルトの道は脚にくる」と書いてあったが、きっと重い登山靴を履いている人なのだと思う。おいらの靴は街中もしばしば歩いているので問題なし。
できるだけ吹き溜まっている枯葉の上を歩くようにしていた。多分、そのほうが膝に優しいはず。

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ちゃっかりと豚汁を売ってるクルマ発見。おいらが見ている間には利用する登山者はいないようだったが。。。
ちなみに、この頃は、「つねさ第2応援歌」1番がひたすら頭の中でリフレイン。

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六甲最高峰931mは縦走ルートからはずれるのでパスする。40キロ歩いてきた脚には、このちょっと、ほんの2,3分の登りがないのがありがたい。その分、道路からの景色を楽しむ。

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一軒茶屋到着。昨年11月、芦屋川から有馬温泉に単独行したとき、立ち寄った茶屋に「全山縦走」のバッチが売ってた。当時はピンとこなかったけど、今なら欲しいだろうな。でも、今日はスルー。

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最後のチェックポイント一軒茶屋、15:35。779人目の通過だそうな。500番くらいからのスタートとすれば、かなりの人数に追い越されていることになる。ま、完走目的の、走っちゃいけない大会なので、順位なんてものは気にしない。

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下見の時には登った鉢巻山は、トンネルを通過。あっという間。

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東六甲分岐到着は15:52。下見の時は見落としそうになった山道の入口、今日はテントが張られ、ボランティアさんが数名。

ここから先、宝塚・塩尾寺までは本当に山の中を歩くため、リタイヤできる(=何とかタクシーが呼べる)ポイントが無く、真の最後の決断の場所だが、体調もすこぶるいいし、、まだ、明るいし、何のためらいも無く通過。宝塚まであと12キロ。

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暗くなり始める宝塚への下り。ボランティアさんが要所要所で照明を用意してくれている。

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暗闇をヘッドライトとともに歩く。ときおりボランティアさんが声をかけてくれる。最終赤鬼通過までずっとここにいるんですよねぇ。ありがたいことです・・・、「お疲れ様! 頑張って!!」の声に「ありがとうございます。」と応えたら年配のボランティアさんから「ニッコニコしてるね。」とさらに声をかけられた。だって、嬉しいし、楽しいんだもん。

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ヘッドライトの灯りを頼りに歩くこと45分ほどで塩尾寺到着。17:55。

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大阪方面?の夜景がきれいでした。最後の最後までストックを使いながら、急な車道をいいペースで降りていく。この辺では、もう何も考えてなかったかなぁ。カッコ良く言えば「無心」かな。

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宝塚到着・・・、と思ったらゴールの前に最後の難関・階段が待ってた。駆け上るとまではいかないが、足取り軽く登っていく。

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そして18:26、ゴール!!
須磨浦公園を歩き始めてから13時間14分。14~5時間で歩ければ、と思っていたので、自分的にはでき過ぎ。何よりも、膝、足首等の関節の痛みが出ず、用意していた痛み止めの出番がなかったのがありがたかった。

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宝塚温泉で汗を流し、運動後のストレッチ。阪急宝塚駅前では、地元宝塚のボランティアさん、甲子園大学の学生さんが拍手で迎えて下さり、豚汁などを振る舞って下さる。
兵庫県のマスコットキャラ「はばタン」とのツーショット。

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準備段階では不安だらけだったけど、いざゴールしてみると、楽しさだけが残っている。
人生最長の56キロを完走し、「やればできる!」という自信が出てきたのはありがたいこと。
当選通知からの2ヶ月ほど、久しぶりにドキドキワクワクできたなぁ。

家を出てから帰るまで、トータルの歩数は69、398歩、よく頑張った>膝

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2013.11.18

神戸マラソン2013

17日日曜日、神戸マラソンに出てきました。
とは言っても、死んだばーちゃんの遺言でフルマラソンは走れないので、クォーター(10.6km)。
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天気もよく、沿道の声援も終始途切れることなく、気持ちよく1時間のランニングを楽しむことができました。

ちっちゃな子達もハイタッチしてくれました。

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この小父さん、翌朝の新聞に出てました。

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にしても、今回一番驚いたのは、このランナー。この格好でフルマラソンですよ。普通に歩くのも難しそうなのに。

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2万人のランナーに7500人のボランティア。大変スムーズで、全ての関係者に感謝!!

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走ってるところを、同僚がたまたま見つけてくれて、写真を撮って下さいました。
カメラ持って、何してるんだろ>ぢぶん

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