ずっとサボっていた読書記録。
これ以外にも読んでますが、とりあえず、手元に写真があるものをまとめてアップ。
【瑠璃の水菓子、あんず花菓子、夏おにぎり】
神戸勤務時代に図書館で借りて読んだ「料理人 季蔵捕物控」のシリーズ。近所の図書館に並んでいたので、久しぶりに手に取りました。
それぞれタイトルには料理の名前がつけられているのは、このシリーズの決まり。
この3冊のうち、シリーズ27冊目となる「
あんず花菓子」のうたい文句を、角川のHPから頂いてみると・・・
「日本橋にある塩梅屋の主・季蔵は、米問屋の加嶋屋に「食通である俳諧仲間のために、鯛尽くしの料理を拵えてほしい」と頼みこまれた。数日後、季蔵は先代の忘れ形見で看板娘のおき玖を連れて、加嶋屋の寮に赴き、先付けを出した矢先、五人もの浪人に押し入られ人質となった。季蔵は命に代えても、おき玖を守ると誓うが……。美味しい料理と人情と名推理が冴えわたる大ベストセラーシリーズ「料理人季蔵捕物控」の第一幕が、ここに完結。」
何と、これで完結なんだそうな。え、そうなの・・・とビックリしましたが、よく読めば「第一幕」の完結なんですね。
だって、「夏おにぎり」のうたい文句は、
「「塩梅屋」の看板娘のおき玖が、南町奉行所の同心・伊沢と祝言を挙げ、店には、午後四時頃までという約束で、通うことになった。夏のある日、季蔵たちが賄いを食して、しばらくたった時、店の近くで、すり騒ぎが起きた。そんな最中に、貧しいひとからはお金をとらない、巷では有名は医者・岡野玄良先生が「塩梅屋」に現れて――太刀魚と揚げ蓮根はさみ、滋味そうめん、揚げおにぎり、こんにゃくと枝豆のずんだ、冷やし煎餅……夏の暑さに負けない、美味しくて身体に優しい料理と市井の人々の人情、そして季蔵の推理が、ますます冴えわたる大ベストセラー書き下ろしシリーズ、第二幕、待望の幕上げ。」
なんですから(笑)。
ただ、不思議なのは、おき玖と南町奉行所の同心・伊沢の二人は、「あんず花菓子」で恋仲になり、「夏おにぎり」はすでに夫婦になっているのに、祝言のシーンがこの2冊のどちらにもないんですよねぇ。どんな料理が出るかワクワクしていたのに・・・。
NHK「真田丸」で、本能寺の変や関ヶ原の戦いが、たった数十秒、しかもほとんどがナレーションだけで終わってるのよりも、さらに簡潔・・・。
【パンダ銭湯】
何ともほんわかしたタイトルと表紙。
文字通り、「パンダ以外お断り」の銭湯のお話し。両親に連れられた子パンダが先頭に行くのです。
最近お子さんが生まれたお友達の書き込みで名前をみて、少々気になり、図書館で注文。
ネタバレになるので、中身はかけないけど、とにかくすごい絵本です。これは子供よりも大人が楽しめる絵本ですわ。設定、ストーリー、まさかのどんでん返し、そして、ディーテールにこだわった絵。(例えば、表紙のお父さんパンダが持ってる風呂敷包は「笹の葉」の柄だとか・・・。
あんまりうれしかったので、職場で回覧しちゃいました(笑) これは、是非とも読むべき一冊。絵本界のシン・ゴジラと言っても過言では・・・、いや、やっぱ、言い過ぎか。
【ちくわのわーさん、こんぶのぶーさん、とてもおおきなサンマのひらき】
これまた絵本。パンダ銭湯の話を職場の人としていたときに、話題になったもの。岡田よしたかさんという作家さんの絵本。これまた図書館で3冊まとめて予約して、読みましたわ。
(このほか「うどんのうーやん」というのもあるらしいのですが、大阪市立図書館には所蔵されてませんでした。)
シュール。子供が泣きそう・・・