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カテゴリー「演劇」の160件の記事

2017.05.04

【劇】 ハムレット (東京芸術劇場:内野聖陽)

Aaa 今年2つめの観劇です。
先月、1つめの池袋の東京芸術劇場で三谷さんの「不信」を観たあとの飲み会で、同じ劇場でやっていたハムレットの話になりました。

西宮公演もあるのですが、既にチケットぴあでは予定枚数終了の表示。「残念ですねぇ・・・」と言ってたら、その席にいらっしゃった関係者さんが「とれるかもしれませんから、訊いてみましょう」と言って下さり、後日、プレビュー公演の席を手配頂き、無事、観劇となりました。感謝、感謝。

内野ハムレット、貫地谷オフィーリア、北村ホレイショー、そして國村クローディアス。皆さん、素晴らしいですね。

演出はイギリス人のジョン・ケアードなんですが、BGMは尺八の生演奏。これが随所でいい感じ。そうだ、シェイクスピアは古典なんだもんね。

実は小説は何度か読んでるはずなんだけど、全く頭に入ってないんですね。これは登場人物がイマイチ分かりにくかったからだと思うんですけど、やはり、目の前で生身の人間が演じてると分かりやすいですね。(もちろん、翻訳本と上演台本の違いもあるんだと思いますが。)

内野ハムレットのセリフは、ときに文語調で、ときに口語でコミカルに、楽しかったんですが、せっかくのコミカルな部分を2度ほど聞き漏らしてしまったのが残念(周りが笑ってるのに・・・)

墓掘りの一人が関西弁を話してたのは、たまたま京都市出身だからか、このあとのツアーでもやるのかしら。高知、北九州は分かりやすそうだけど、上田、松本、豊橋って、どんな感じかな。
気がふれてしまったオフィーリアが顔を白塗りにして、唇を真っ赤にでかく塗ってきた・・・、「どこかで見たな、この顔」と思ったら、オバケのQ太郎でしたわ。

ギルデンスターンとローデンクラーツも、それぞれ違うキャラが立ってましたねぇ。ギルちゃんが出しゃばるのを恨めしそうに見るローちゃんがキュート。

舞台は、中央に少し歪んで傾斜のついた正方形のステージがあり、両袖には客席(とはいっても、本物の観客は下手側のみ。上手側の席には、出番待ちの役者さんが控えているのと、尺八奏者が座ってました。)
観劇日:2017年5月3日(祝)ソワレ(プレビュー公演)
小屋 :西宮北口・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
チケット: 8800円(プレビュー価格)
パンフレット:1500円

2017.04.18

【劇】 不信 ~ 彼女が嘘をつく理由

Fushin_fly

今年に入って3か月が経ったというのに、ようやく初観劇(除く落語)。
観劇レポートも、昨年後半からサボってしまって久しぶり。
たまたま出張で東京に行ったことをSNSでつぶやいていたら「チケットが1枚あるんだけど・・・」と、東京の観劇仲間からメッセージ。速攻で手をあげました。ラッキーでした。
「ひとつの小さな嘘が、さらなる嘘を引き起こす。
坂道を転がるように暴走を始めてしまう嘘。
その結末は、誰も予想できない。
狂言、虚言が巻き起こす悲喜劇。
人はなぜ、嘘をついてしまうのか。自分のため?ひとのため?それとも…。
これはコメディかサスペンスか、不条理劇か、不条理サスペンスコメディか?三谷幸喜の最新作!」 (公演WEBより)
舞台を挟んで客席が正面と向こう正面(笑)
登場するのは郊外の戸建て住宅の隣に住む二組の夫婦。越してきたばかりのA家(段田・優香)と、20年住んでいるB家(栗原・戸田)。このお隣さんの付き合いが、ある出来事(B妻の万引きをA妻が偶然見てしまう)をキッカケに、どんどんおかしな方に転がっていく。

2時間のお芝居に32のシーンがあるそうな。A家とB家は同じ舞台でシンメトリー。6つのスツールが舞台を動くことにより、それぞれの家の中だけでなく、中庭、隣町のスーパー、警察、張り込みの場所・・・と、表現する。落語みたい。

そして、観客の予想をどんどん裏切っていく展開。こうなるんだよな、って思うのハズレ。客が三谷に不信感を覚える感じ? ラストにも「え? そうなの??」っていう謎解きがあって、それを一瞬にして回収する小気味よさ。

達者な役者さん(段田・戸田は今年還暦ですって。栗原さんは真田丸で草刈正雄の弟)に囲まれて、優香がものおじすることなく、達者な芝居を見せてくれました。
いやぁ、いいお芝居でした。

観劇日:2017年4月16日(日)マチネ
小屋:東京芸術劇場 シアターイースト
作・演出:三谷幸喜
出演:段田安則 優香 栗原英雄 戸田恵子

2016.09.22

【劇】 だ~てぃ~び~ (ABCホールプロデュース)

Photo 東京の芝居仲間のつぶやきから情報を得て、後藤ひろひと大王の5年ぶりの新作(しかも、大阪公演のみ)を観てきました。

だ~てぃ~び~」とは「ダーティー」な「TV」ってことで、副題の通り「汚れたテレビ」ってことですわ。
テレビ業界の「大人の事情」ってのを芝居にしちゃったんですが、それを、こともあろうに、放送局(朝日放送=ABC)の劇場のブロデュース公演でやっちゃおう、ってんだから、そりゃもう・・・。

ワイドショーの現場、ちょっとばかり複雑な人間模様の中、ハプニングの連続。良い方にぶれた・・・と思うと、悪い方にぶれて・・・。

VTRが流れている間に、スタジオで繰り広げられる人間模様。ちょっとしたどんでん返しや、古いファンにはたまらない登場人物なんぞもあったようで・・・。

開演前。舞台上は夕方のワイドショーのセット。テレビモニターのほか、テレビカメラが客席の方を向けてあり、その様子が中央の大きなモニターに映し出されている。最前列センターブロックのおいらは、当然画面に映ってる。
15分前くらいから、カメラマンが出てきて客席を映しながら客いじり。例えば、女性を映して「世界でも最もまばたきの早い女性」というキャプションが付き、カウントダウン。映された人はその場でアドリブでレスポンス。それをみんなで楽しむというもの。
おいらも映されて「世界で一番寄り目が上手な人」ってことになりまして、やりましたとも。あとからスタッフが「ありがとうございました、これ出演料です」と小さな包みを渡してくれました。中には缶バッジ(嬉)

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終演後、「このセット、いいでしょう? 舞台の照明は点けておきますので、ご自由に写真を撮ってください。」とのこと。
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観劇日:2016年8月20日(土)ソワレ
小屋: ABCホール (大阪 福島)
木戸銭:4800円

2016.08.02

【劇】 創作浄瑠璃コラボレーションライブ (野澤松也×駒塚由衣) 

000_2一人語りの駒塚さんが、創作浄瑠璃の語りに挑戦。歌舞伎義太夫三味線の野澤松也さんとの共演です。通常は「弾き語り」の形で、松也さんがひとりで演じるところを、語りは駒塚さんが演じるものです。

「送り拍子木」「灯り無し蕎麦や」の2作品。

終演後は、松也さんのミニ三味線講座。三味線って分解できちゃうんですね・・・。ビックリです。

観劇日:2016年7月23日(土)ソワレ

小屋:築地・あとりえ鶏由宇

木戸銭:6500円(宴会込)



2016.05.04

【劇】 ME AND MY GIRL (宝塚歌劇 花組)

Dsc05595 関西に来たら、やはり宝塚をみないことには・・・。前回の神戸住まいの際は、そのことに思い至らず、結局東京に帰ってきてから、わざわざ神戸に観にいったのでした。

今回は、早々にチケットをゲット。自宅から宝塚大劇場まではドアツードアで1時間ちょっと。神戸時代よりも15分ほど短くなりました。

今回の演目、知らなかったんですが「1937年にロンドンで初演され、1646回のロングランを記録した大ヒットミュージカル。1930年代のロンドンを舞台に、下町で育った名門貴族の世継の青年ウイリアム(ビル)が一人前の紳士に成長するまでを、恋人サリーとの恋物語を絡めて描いたロマンティックコメディです。」(劇団WEBサイトより)ってことで、有名な演目なんですね。

宝塚でも1987年以来、度々上演されてきたそうです。ってことで、詳細なストーリーは宝塚のWEBサイトに譲りますが、ざっくり書けば、舞台は1930年代のイギリス。ヘアフォード伯爵家では跡取りがいなくなっていたが、亡くなった先代伯爵の落胤・ビルが見つかった。彼はロンドンの下町・ランベスで育りコクニー訛りを話す、がさつな若者。そんな彼と彼の恋人・サリーは、伯爵の遺言状に書かれた、伯爵家にふさわしい人物となり得るのか・・・。
コクニー訛りと聴けば思い浮かぶのが「マイフェアレディー」。
前半で、「これは男性版マイフェアレディなのか?」、と思ってたら、ビルだけでなく、サリーも淑女になる教育を受けることになり、しかも、その教育係になるのが「ヒギンズ」という退役軍人。ってことで、まさに、マイフェアレディ。
あちらの初演は1956年だから、こちらの方が早いんだけど、ピグマリオン(初演は1913年)よりは後。ヒントくらいは得てるんでしょうねぇ。

とにかく楽しいお芝居。気がついたら3組もカップルができてるんですから。
チケットが取れたら、もう一回観たいな。
観劇日:2016年5月1日(日)マチネ
小屋:宝塚・宝塚大劇場
木戸銭:B席3500円
(2016-12)

【劇】 乱鶯 (劇団☆新感線)

Img014534月、まさかの大阪転勤。バタバタしていて、一月半ばかり芝居も観てませんでした。そんな中、仕事で大阪から離れられないGW前半。市内観光もいいけど・・・とネットを見ていて、ふと思いついたのが芝居見物。

大阪で芝居と言えば、新感線。前回の神戸転勤の際にも観ました。今回は運良く、ネットで大阪千秋楽のチケットを譲ってもらうことができたので行ってきました。
梅田芸術劇場は初めて。
「鶯の十三郎<古田新太>は盗賊の頭ながら、人を殺めず、盗られて困る者からは決して盗まないことで、その名を知られていた。しかし悪事を企む北町奉行所の与力、黒部源四郎<大谷亮介>の差し金もあり、子分に裏切られて一味は皆殺しの目に遭ってしまう。
十三郎自身も瀕死の傷を負うが、その命を救ったのが幕府目付の小橋貞右衛門<山本亨>と、居酒屋鶴田屋を営む勘助<粟根まこと>お加代<稲森いずみ>夫婦だった。
それから七年。
勘助を病で亡くした後、ひとりになったお加代を助けて十三郎は板前の源三郎と名乗り鶴田屋を繁盛させていた。そこに現れたのが火縄の砂吉<橋本じゅん>という盗賊を追っているという御先手組組頭の小橋勝之助<大東駿介>。
勝之助が自分の命の恩人・貞右衛門の息子であることを知った十三郎は、彼に手柄を立てさせようと、砂吉が大店で押し込み強盗を企てている情報をつかみ、男まさりの女将のお幸<高田聖子>や女中のおりつ<清水くるみ>が働く大店の呉服屋・丹下屋にみづから潜入することを思いつく……。」(劇団WEBサイトより)

「乱鶯」ってのは、春を過ぎて、初夏になっても泣いている鶯のことだそうです。
十三郎、いったんは足を洗ったのだが、あらすじにあるような事情で、最後のもうひと仕事。これを乱鶯に重ね合わせてるんですね。

新感線ならではの軽妙なやりとり、立ち回り・・・楽しく見ていてハッピーエンドかと思いきや、ちょっとしたほころびから・・・。
意外な結末になりました。

おいらは、あのまま、勧善懲悪でも問題なかったのになぁ。

Img00122 「大阪千秋楽恒例」の煎餅撒きがありました。3階席までは飛んでこないだろうな、って思ったら、逆に配りに来てくれて一枚ゲットです。
こういうのって、頂いても食べられないんですよねぇ、もったいなくて・・・。

観劇後、偶然、芝居仲間6人(うち、遠征組4人)にお会いしたので、軽くビールなんぞを飲みながらお話を伺う。6人で21回も観劇している人たちだから、見方が深いですね。よく判りやすいストーリーだと思ったけど、それでも解釈が分かれるところありでした。

楽しい、大阪初観劇となりました。



観劇日:2016年4月30日(土)マチネ
小屋:大阪・梅田芸術劇場
木戸銭:A席10800円
(2016-11)

2016.03.18

【劇】 もしも、シ ~とある日の反射~ (リジッター企画)

Bento 昨年4月、劇団銅鑼の「はい、奥田製作所。」 の打ち上げでお話をさせて頂いた鈴木啓司さん。その後、8月に銅鑼を退団し、リジッター企画なるユニット?に参加したとのこと。

公演のご案内頂いたのですが、スキーシーズンでもあり、完全Wキャストの鈴木さん出演日がスケジュール的に難しくて・・・とお話をしたところ、「シャッフル公演ってのがありまして・・・」と、ご連絡頂いた。Wキャストをシャッフルしての公演があり、この日のソワレに鈴木さんが出るとのこと。
で、行ってきました。

このリジッター企画「抽象的な舞台美術の中での、詩的な台詞表現と、それを体現した群舞によって生まれる、小気味よいテンポのブラックファンタジー。」との説明書きがある。スタッフには「身体演出」の肩書を持つ人もいる。

そもそもリジッター(legiter)とは何ぞや。劇団のWEBサイトには説明はない。ググってみると、legitというスラングに行き当たり、「質が高い」「本物」といった意味のようである。

これはひとりの少女の話であり、ひとつの故郷の話だ。
1995年1月17日午前5時46分、小さな田舎町に住むフルサトという名の少女が死んだ。
その15年後、東京で二人の男が出逢う。
フルサトから逃げたタカラ。
フルサトを愛し続けるハジメ。
タカラとハジメの想いがぶつかる時、二人が知る真実とは…。
(webサイトより)

舞台上には椅子代わりのブロックと、壁には時計。針は5時46分で停まっている。WEBサイトのあらすじを読まずとも、阪神大震災をモチーフにしているらしいことが想像できる。

多分高校生のタカラとフルサト。心を通わせていた筈の二人だが、タカラは都の大学に進学する。「年に一度、お正月だけでも故郷で会おうね。」というフルサトの言葉もむなしく、タカラは帰ってこない。
一方、傷心のフルサトと出会ったハジメは彼女を愛す。がしかし、フルサトは命を落とす(敢えて、阪神大震災と言う言葉は出てこないが、建物が倒れ、火事が起き・・・というセリフは出てくる。)

それから15年。フルサトは15年後、少年の姿になり、誰も出ることがない電話をかけ続ける。

実は、ハジメとの関わりかたやら、トクシゲの占いの能力など、よく判らない部分もあるんだけど、その判らなさ具合が「夢の遊眠社」を思い出させる感じがあります。
そもそも、タイトルの「もしも、シ・・・」からして、電話の「もしもし」と「もしも、死ななかったら」「もしも、知っていたなら」といったフレーズをかけている。都に行ったタカラの奥さんは「ミヤコ」だった・・・。この辺りは言葉遊び。
そして、上にも書いた「身体演出」を経た演技は、鍛え上げられた遊眠社の役者さんのキレッキレの演技をも髣髴とさせる。

コアなファンの方もいるようで、早速感想がつぶやかれてて、劇団によるまとめがありました。

完全なWキャストに、それをシャッフルしての4回のお楽しみ公演(しかも1000円安い)、様々なグッズ販売、パンフレットへの役者さんのサイン等、この辺りはキャラメルボックスっぽさも感じる。別の回も観てみたくなる、そんな公演でしたね。(現に、隣の男性は、今日が5回目と言っていたし、お友達も3ステージ目だとか。)

初めての吉祥寺シアターは、職場からは少し遠いけど、開演時間が19:30と遅く、また、鈴木さんから懇切丁寧な道案内のメッセージも頂き、無事到着。

劇場では20年来の観劇仲間の先輩にもお会いしましたわ。

終演後は、ひとりフラフラと、ハモニカ横丁に吸い込まれていきましたとさ。
観劇日:2016年3月17日(木)ソワレ
小屋:吉祥寺・吉祥寺シアター
木戸銭:2500円(シャッフル公演価格)

(2016-10)

2016.03.01

【劇】「全日本芸人ネタ選手権『ドッカン!ドッカン!』セカンドシーズン出場者選考会」 (よしもと)

Img002731 なんとも長いタイトルのイベントである。若手芸人がネタを披露して、とにかく客席が湧いた方が勝ち・・・、っていうリーグ戦をやり、優勝者には賞金が出るというモノ。
しかも、主催するよしもとだけでなく、各社の若手(というか、売れてない)芸人が出てくる訳で、漫才、コント、漫談、落語・・・と何でもあるなのだそうな。

その本選出場者を決めるための選考会がルミネ the よしもとであり、無料招待が当たったので行ってきました。

知ってる芸人さんがひと組もいなかったけど、1時間半、笑いっぱなし。

ただ、厳しく言えば、ハッキリ「面白い、笑える」ネタと「笑えない」ネタに分かれました。
「笑えない」のは、キャラだけ(勢いだけ)に走ってしまい、ネタが面白くない、って人たちかな。
持ち時間もハッキリ決まってないのか、4分そこそこで、さしたるオチもないまま引っ込んでしまうコンビもいれば、6分以上、目いっぱい笑いを突っ込んでくるコンビも。

あと前から2列目で見ていたので、「ツッコミ」が頭に入ったり、ほっぺたをビンタしたりってのが、本気でやってるのが判って、それで、折角の面白さをそがれちゃう・・・、ってのもあったし、ホントに滑ってるのか、ネタで滑ってるのか判らないのもありました。

選考会はもう一回あって、そこで選ばれたグループが本選に行くのだけど、どの芸人さんが選ばれるか楽しみ。
(とは言っても、チラシがあった訳でもなく、芸人さんの名前が殆ど判らず・・・。登場して「どもーー、◆☆Д▽ですぅ。今日は、名前だけでも覚えていってくださいね。僕が〇〇、そしてこっちが・・・」で、もう一人がコールをやるんですが、コンビ名が結局頭に入ってこない。)

観劇日:2016年3月1日(火)ソワレ
小屋:新宿・ルミネ the よしもと
木戸銭:招待

2016.02.25

【劇】 GOKU (ネルケプランニング)

Bento_2手塚治虫の「ぼくの孫悟空」をベースにミュージカル仕立てにしてる。
孫悟空はゴールデンボンバーの喜矢武豊・・・、っても、どの人か判らないけど。

とにかく楽しい舞台でした。
きっちりやってるんだけど、ちょっとしたミスもあり、それを隠さずに軽妙なアドリブで切り抜け・・・。

最後は、本来の「信仰心」ってことではなく、「家族」「仲間」ってなことをかなり強く出していて、大人でも子供でも楽しめる西遊記になっていた。

孫悟空はとにかくよく動き、三蔵法師は夏目雅子と宮沢りえ、牧瀬里穂、深津絵里・・・と女性のイメージがあって、この舞台でもそうだけど、誰とも違う感じ。悪くなかった。

猪八戒、沙悟浄もいい味出してました。

とにかく殺陣が凄いし(ちょっと前に、殺陣の稽古で役者さんが亡くなった、っていうニュースがあったのでハラハラしてました)、何かのCMでやってた有機ELワイヤを付けたダンサーが真っ暗な客席で踊ったり、プロジェクションマッピングの手法で、ありえない動きを表現したり・・・。アンサンブルの使い方もよかったです。

ツボはやはり、大沢逸美(鉄扇公主)の「あばばばば・・・」だな(笑)

観劇日:2016年2月24日(水)ソワレ
小屋:AiiA 2.5 Theater Tokyo
木戸銭:8500円

(2016-08)

2016.02.18

【劇】 CANTARELLA カンタレラ2016~愛と裏切りの毒薬~ (OSK)

Cantarella2016_20160114_01 大阪・大丸で見て以来3年ぶりのOSK。
「舞台はルネサンス後期(15世紀末)のローマ。悪名高き法王の一族であるボルジア家の「チェーザレ」は、一族の誇りを守り、実妹の「ルクレツィア」を寵愛していたが、フィレンツェの修道司祭であり人の心の闇を引き出そうとする悪魔の化身「サヴォナローラ」はチェーザレの周囲の人々を唆して裏切りを誘っていた。絡みつく策略や愛憎の渦中、ルクレツィアを思うチェーザレの友人「ジョバンニ」を巻き込み、ボルジア家に伝わる毒薬「カンタレラ」が、定められた運命さえも狂わせていく。果たして、禁じられた兄弟愛は狂い続けるのか。」(劇団WEBサイトより。)

兄と弟の確執があったり、兄と妹がなさぬ仲のようだったり、よくもまあ・・・と思うくらいてんこ盛りの一族。

おなか一杯なお話だな・・・、って思ったのだけど、観劇後、登場人物のWIKIを読んでみたら、事実は小説より奇なり。当時のことだから、定かではないことも多いのだろうけど、もっとえげつないことがいろいろと書いてあった。すごいや。

いろいろな要素はあるけど、登場人物もそれほど多くなく、キャラもはっきりしていて、「夢の世界」に簡単に引き込まれちゃいます。

黒子が踊る演出。最初は「???」だったけど、これは心の中の「悪魔」なのか、と気づいたら、とっても判りやすくなりましたわ。
とにかく、チェーザレ役が出色ですね。3年前に見た舞台も、同じ役者さんが主役だった>桐生麻耶
とにかくかっこいいんですわ。顔も立ち居振る舞いも、そして、声も。
歌もこの日舞台に立った人の中で一番、聞き取りやすかった。(男役の歌は音が低すぎるのか、よく聞こえない時がときどき・・・。)

クライマックスシーン、えーーーーっ、と思わせる部分は予想通りの安定感。で、その後の意外な展開にはウルル。

脇役(というか、端役)だけど、チェーザレの腹心の兵士と、ルクレツィアの侍女が、美味しい役だったように思います。

とにかく、きれいで、わかりやすい舞台。下手ブロックではあったけど3列目だったので表情もよくわかり堪能! (となりのご婦人が、2時間半、ずっとコックリコックリして、何度もぶつかってくるのには閉口したが・・・)
ところで、弟・ホワンが兄・チェーザレを殺すようサヴォナローラに唆されて渡された短剣には、「パラジクロロベンゼン」という毒薬が塗られていたのだが・・・、これって、そう、防虫剤パラゾールの成分。

ところが、この「パラジクロロベンゼン」という言葉が、邪悪な心の象徴なのかどうか判らないけど、歌と踊りの中で、何度も何度も連呼されるの。その度に、パラゾールが思い出されて・・・(汗)

観劇日:2016年2月18日(木)ソワレ
小屋: 銀座・博品館劇場
木戸銭:6000円

(2016-07)

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